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Xboxコントローラーを1年ほどつかって思うこと

2023年初頭に Xbox ワイヤレスコントローラー、通称 "箱コン" を購入した。
箱コンを1年間ほどPCゲームでつかった中で思うことをまとめてみる。


操作感がよい

個人的にここが一番推しポイントかもしれない。

箱コンを触って最初に感じたことだが、アナログスティックやボタンは「カッカッ」とクリッキーな感触がある。
これは同種のコントローラーである Switch のプロコンや PS4 の DUALSHOCK と比較しても明確に違いがあり、操作していて気持ちが良い。

ただし、クリック音が大きいということは当然マイクに操作音が入りやすいということでもあり、ボイスチャットや配信の際は適切なノイキャンを用意しておくことなどが求められる。

接続端子が USB-C

もはや今の時代に USB-C 以外の接続端子のものはつかいたくない。
(Lightning 端子? はやく iPhone 15 買いたいなぁ)

箱コンの接続端子はもちろん USB-C である。
以前つかっていた DUALSHOCK は microUSB 端子であり、これが箱コンを購入した理由のひとつでもある。 

コイツのためだけに microUSB ケーブルを出すのが面倒

ちなみに箱コンを PC などに接続するときには、

の3通りの接続に対応している。このうち、有線接続やワイヤレスアダプターを用いた場合には、コントローラーに内蔵されている 3.5mm イヤホンジャックから音声を出力することができる。
(私は専ら Bluetooth 接続で利用しているのでつかったことはない。)

コントローラー下部に 3.5mm ジャックがある

Windows との相性がよい (気がする)

箱コンは本来 Xbox コンソール向けのコントローラーであり、その開発元は Windows と同じ Microsoft である。

Windows 10 や 11 には Xbox のシステムが内包されていることもあり、Windows ゲームで箱コンをつかうのは相性が良い気がする。

なお、技術的な話になるが、Windows でつかえるゲームパッドには「DirectInput」と「XInput」の2種類の規格がある。
XInput は現在主流の接続方式であり、DirectInput の後継にあたる。なお DirectInput は最新の Windows アプリではサポートされていない。

PS4/5 のコントローラーや Switch のコントローラーは DirectInput として認識されるため、ソフトによっては専用のドライバーなどを用意する必要がある。

一方で箱コンを始めとした XInput に対応したゲームパッドであれば、特別な設定は必要なく PC ゲームで利用できる。
その点で、箱コンは PC ゲームと相性がいいと言えるだろう。

参考:

充電についての工夫

実は箱コンは充電式ではなく乾電池式のコントローラーである。昨今なかなか見ないものだ。Wii リモコンかな。

こういった乾電池式のコントローラーは毎日のようにつかっていると電池の交換がめんどくさい。もちろん USB-C ケーブルで有線接続している場合でも充電はされない。

そこで純正のオプションとして充電式バッテリーというものが用意されている。

電池ボックスにバッテリーを装着することになる

これを付けることでほかのコントローラーと同様に USB ケーブルでの充電ができるようになる。
多少値は張るが、長く利用する中での電池の交換の手間や消耗費を考えれば、買って後悔することはないだろう。

ちなみに私は以下のような充電スタンドを利用している。
コントローラーにアダプタをつけておけばスタンドに置くだけで充電ができ、コントローラーの定位置としても便利なのでおすすめだ。
Switch や DualSense でもつかえる。

端子部分にアダプタをつけている

気になるところ

ジャイロがない

箱コンにはジャイロセンサーそのものが内蔵されていない。

ほとんどのゲームでは問題がないが、時折ジャイロ操作を利用したくなることがある。
こういうときは仕方ないが PlayStation のコントローラーを引っ張り出してくることになる。

振動はちょっと貧弱

箱コンの振動は内部のモーターを単純に振動させるものである。

Switch や DualSense で慣れ親しんだ HD 振動やハプティックフィードバック、アダプティブトリガーと比べると、その振動は貧相であると言わざるを得ない。

したがって、触覚面でも最高のゲーム体験を望む場合には、箱コンはおすすめとは言いづらい。

接続が不安定になることがある

Windows の Bluetooth 接続において、箱コンの接続が不安定になることがあった。
接続してもすぐに切断される、少し放置すると接続が切れるといった症状だ。

確実な対策とは言えないが、そういう場合はコントローラーのファームウェアのアップデートをしてみると良いかもしれない。
Windows のアプリストアに「Xbox アクセサリー」というものがある。これを用いることでコントローラーの動作確認やファームウェアのアップデートができる。

最後に

当初、箱コンを購入したのは PC ゲームを遊ぶときのコントローラーを DualShock から乗り換えるためであった。

しかし、1年間つかう中で箱コンにそこそこの愛着が湧いてしまったので、モバイル端末で遊ぶときのために最近のセールで箱コンをもう1台追加で購入してしまった。

箱コンには Xbox Design Lab という公式サービスがある。

Xbox Design Lab

ここでは、スティックやボタンひとつひとつの色やグリップの材質などを好みのままにデザインし、購入することができる。

いつかは自分だけのコントローラーをデザインして買ってみたいと思う。

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