2023年9月16日 赤穂市

これは、9月17日神戸新聞記事です

爽快タンデム自転車視覚障害者が参加、試乗会

赤穂
 2人乗りの「タンデム自転車」をパラスポーツとして普及させるための試乗会が16日、赤穂市中広の千種川河川敷で開かれた。県障害者スポーツ協会等が主催する「タンデムサイクリングプロジェクト」で、11月まで姫路・家島諸島の坊勢島や南淡路市など3カ所でも開催する。

 前席の人がハンドルとブレーキを操作するため、後昔の人は視覚障害があっても、ペダルをこいでサイクリングを楽しめる。兵庫県では2008年、全国2番目に公道走行が解禁された。今年7月からは全国で走行可能になった。

 試乗会には赤穂所の交通会も参加し、「大阪でタンデム自転車を楽しむ会車は歩道を走行できない」などのルールを解説。参加した24人は、曲がる時は後関に声をかけて重心を傾けるなどのこつを学び、河川敷で長距離走行に挑んだ。

 弱視のため県立視覚特別支援学校(神戸市垂水区)に通う関口真依さん(15)赤穂市坂越は、母の千佳さん(49)と試乗。「お母さんの運転、ちょっと辛かったかな」と笑った。千夏さんは「娘を後ろに乗せるなんて何年ぶりかしら」と感慨深げだった。

 同協会電話 078-362-3280 
 (直江純)