第26回大会 神戸新聞阪神版記事

タンデム大会の記事が神戸新聞朝刊阪神版に載りました

第26回大会 神戸新聞朝刊阪神版

風を切って楽しむ秋

大阪でタンデム自転車を楽しむ会自転車で​快走​​タンデム自転車をこぎながら秋風を楽しむ参加者ら=西宮市武庫川町

​ ペダルとサドルが2組ある「タンデム自転車」の試乗会が22日、西宮市武庫川町などの武庫川サイクリングロードで開かれた。1人では自転車に乗ることが難しい視覚障害者が後部座席に乗り、前の人と息を合わせながら秋風を楽しんだ。

​ 目の見えない人らにも自転車を楽しんでもらおうと、​県障害者タンデムサイクリング協会が1998年から​同ロードで毎年開いている​。今年は​沿道警備などのボランティアも含め約100人が参加した​。参加者は説明を受けた後、バランスを保ちながら​​試乗。「魚釣りしてる人がいるよ」「今から高架下を通過します」などと前の人が風景を伝えながら往復約7キロを​改装​快走した。

30代の頃から病で視力が徐々に弱まり、40年ぶりに自転車に乗ったと言う杉本勝恵さん(86)=姫路市= 汗を流しながら「久しぶりだったが思ったより​​漕げた。やっぱり、風を切って走るのは気持ちがいい」と話した。
(池田大介)