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「負の性欲漫画」の時代が来たぞ!

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今まで何度か女流漫画家の作について述べてきました。 基本、それらは本人が自覚しようとしまいと「フェミニズム」漫画、「負の性欲」漫画の側面を持っており、あまりにも偏った性愛観が基礎…
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#特撮

ショウジョマンガガガ(その2)

※この記事は、およそ12分で読めます※  はい、続きです。 『トクサツガガガ』について、ことにドラマ版について書くべきことがあったにもかかわらず、前回はそれについて述べることができないまま終わってしまいました。  というわけで、前回記事を未読の方は、本エントリの前にお読みいただくことを強く推奨します。  また、これ以前に本作について述べた記事、『フェミナチガガガ』*1を併せて読まれますと、より内容が深く理解できようかと思いますので、そちらの方も是非。まあ、全部読むとかなりな

ショウジョマンガガガ

※この記事は、およそ13分で読めます※  おもちゃのカンヅメクルクル回ってまっ可愛い!  というわけでこんにちは、森永チョコボールを買って銀のエンゼル五枚か金のエンゼル一枚を送ったら、いまだにおもちゃのカンヅメをもらえると知って驚愕している兵頭新児です(『トクサツガガガ』風イントロ)。  でも、このおもちゃのカンヅメって元々は「男の子向け/女の子向け」に分かれていたんですよね。ところが今ちょっと調べたところ、どうも現在では性別による区分をしていない模様。  こうして日本の文

フェミナチガガガ(その3)

 え~と、すんません。  本作のメインテーマである「母との葛藤」について、今回まとめるつもりでおりました。  というのも前回記事を書いた時点では単行本の15巻までしか読んでおらず、この巻は母との最終対決直前で終わっており、最新刊である16巻を読んでから、次の記事に手をつけよう……というのがその時の計画でした。  が!  いざ読んでみると、16巻では(仲村さんの帰省にかこつけ、つきあった)吉田さん、北代さんたちとの旅の様子が延々延々描かれ、最後のページで母と対面したところで終了

フェミナチガガガ(その2)

 こんばんは、先日、特撮オタク仲間と飲んでいて『トクサツガガガ』の話になり、「女性の特撮ファンは我々以上に大変ですよねえ」などと言われ、軟弱にも適当に調子をあわせてしまった兵頭新児です。 (『トクサツガガガ』的イントロ)  いや、だらしないとお思いかもしれませんが、別段そこまで深いつきあいのあるわけでもない相手です。まるで仲村さんが職場では特撮オタクである自分を必死になって隠しているように、こちらとしては自説を隠すしかないのです。仲村さんが自分が隠れオタであることを正当化する

フェミナチガガガ

 はい、令和初の更新です。  いや、軽~く……と思っていたのが、また長ったらしくなってしまいましたが……。  本作については今までも時々、口に出すことがあったかと思います。  もちろん、あまりいい評価をしてはいませんでした。  記憶で書きますが、当ブログでの本作について語る時の論調は、「オタク女子」ものコンテンツのワンオブゼムとして、という感じだったでしょうか。  十年ほど前まで、オタクコンテンツにおいてはラノベなどを中心にオタクそのものを主人公にした作品、オタク業界をネタ