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「負の性欲漫画」の時代が来たぞ!

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今まで何度か女流漫画家の作について述べてきました。 基本、それらは本人が自覚しようとしまいと「フェミニズム」漫画、「負の性欲」漫画の側面を持っており、あまりにも偏った性愛観が基礎…
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「負の性欲」漫画の時代が来たぞ!

 今回、マガジンというものをまとめてみました。  今まで何度か女流漫画家の作について述べてきましたが、それらnoteはいずれも連作であり、一望するのもひと苦労なので、その目次代わりです。  さて、これら作品は基本、本人が自覚しようとしまいと「フェミニズム」漫画、「負の性欲」漫画の側面を持っており、あまりにも偏った男性観が基礎になっています。  また同時に、近年あまりにも度を超えたような漫画が増えてきた、これはある意味で「コアなフェミニズムが一般女性層に浸透してきた」ことの

3D彼女 リアルガール ――オタクが終わった後、そこには「自分をオタクだと思い込んでいる一般リベ」のオタクdisり記事とヤンキー少女漫画のメイド喫茶回だけが残った(長い)(その2)(再)

 目下、『Daily WiLL Online』様で韓国大統領選についての記事を連載しております。  日本の未来を占う上でも有効と思われるこの記事、どうぞ応援をよろしくお願いします!  また先々週、マガジンというものを作ってみました。当記事もそこに加える予定です。  当記事は本来、2018/11/2にニコブロで書かれたもの(ちなみに前々回に載せたこの記事の前編、書き忘れていましたが元は2018/10/26に書かれていたものです)。  この漫画そのものに対して、ぼくはそこまでけ

3D彼女 リアルガール  ――オタクが終わった後、そこには「自分をオタクだと思い込んでいる一般リベ」のオタクdisり記事とヤンキー少女漫画のメイド喫茶回だけが残った(長い)(再)

 目下、『Daily WiLL Online』様でオープンレターについての記事を連載しております。  第二弾は現時点で第五位!  力の入ったものなのですが、どうもタイミング的に「炎上」の谷間に入った感があり(何しろ訴訟沙汰を起こしているので、また話題としては再燃必至なのですが)、どうぞ本件を世間に周知させるためにも、応援をよろしくお願いします。  それともう一つ。  今回、「マガジン」というものを作ってみました。  本日付でもう一つUPされている記事は、そちらに付け加えたオ

モテキ(その4)(再)

『Daily WiLL Online』様でオープンレターについて書かせていただいています。以下は目下公開中のものですが、おそらく続編が数日中に公開されますので、応援をよろしくお願いします!  さて、前回の続き、2010年10月2日の記事の再録です。  文章として拙い面、今となっては理解しにくい点などは適宜修正を加えておりますので、どうぞよろしく。  では、そういうことで……。  ==============================  ドラマ版『モテキ』終了。

モテキ(その3)(再)

 ちょっと予告より遅れましたが、目下、『Daily WiLL Online』様でオープンレターについて書かせていただいています。どうぞ応援よろしく!  さて、前回の続き、2010年9月21日の記事の再録です。  読み返すと当時から女性の「負の性欲」を満たすための「ブスコンテンツ」は存在したんだな、ということがよくわかるのですが、しかし萌え最盛期に、この久保ミツロウ先生が自分の絵で男たちが萌えてくれるとあどけなく信じていたことには、更に驚かされます。  そしてそれから十年、

モテキ(その2)(再)

 次回の続き、2010年7月17日の記事の再録です。  ただ、それとは別に今回、ちょっとお報せを。  前もご紹介しましたがぼくは評論家の小浜逸郎先生、由紀草一先生が主催する日曜会の「文学カフェ浮雲」という文学の研究会の主催をさせていただいています。  次回は中島敦について採り挙げるので、もしご興味のある方は、ご参加ください。 ●日時:2022年2月27日(日) 午後3:00~6:00 ●会場:(予定)ルノアール四谷マイスペース 3階A室 ●アクセス:https://www

モテキ(再)

 目下、『Daily WiLL Online』様でホームレスの件について述べています。ビッグイシューがポリコレに忖度して「女性のホームレスが少ないのは女性が優遇されているからではない」と奇妙なことを言い出したことについてです。  久し振りに弱者男性論にがっぷり四つに組んでいます。どうぞ、応援をよろしく!  さて、相変わらずの再録です。  ここしばらく「ブスコンテンツ」について語っています。  女流漫画家によってなされる、自らの性的な欲求不満を男性への憎悪としてぶつける類いの

「漫画『BEASTARS』から読み取る、女性に内在するフェミニズム的性向」を読む(最終回)

 ――さて、いよいよ感動の()最終回です。  元は匿名用アカウント氏の本作品評への感想であり、まずは本ブログの前回と前々回と前々々回、前々々々回、前々々々々回、前々々々々々回、前々々々々々々回、及び匿名氏のnoteを読んでいただくことを推奨したいところですが、まずは匿名氏のnoteをご覧いただいて、そっから(お気に召したら)辿っていただくことを推奨します。  まあ、気が向きましたら、上の第一回から辿ってください、すごい長編ですが……。  それとおわかりでしょうが本作のファン

「漫画『BEASTARS』から読み取る、女性に内在するフェミニズム的性向」を読む(その7)

 ――さて、長らくお待たせしました。例のヤツです。  元は匿名用アカウント氏の本作品評への感想であり、まずは本ブログの前回と前々回と前々々回、前々々々回、前々々々々回、前々々々々々回、及び匿名氏のnoteを読んでいただくことを推奨します……とここまで書いただけでもう、ぐったりとしました。初見の方はまず匿名氏のnoteをご覧いただいて、そっから(お気に召したら)辿っていただくことを推奨します。  後もう一つ、前回記事の冒頭にリンクを貼ります。その冒頭に一応今までのリンク集みた

「漫画『BEASTARS』から読み取る、女性に内在するフェミニズム的性向」を読む(その6)

※この記事は、およそ9分で読めます※  ――ご無沙汰しておりました、『BEASTARS』評の時間です。  正確には匿名用アカウント氏の本作評への感想であり、まずは本note前回と前々回、前々々回、前々々々回、前々々々々回、及び匿名氏のnoteを読んでいただくことを推奨します。  さらに、そもそもの『BEASTARS』も読んでいただくのがベストなのですが、ぼく自身、単行本の最新刊、つまり二十一巻を読んだところです。  実はこれを書いている途中、最終巻の二十二巻が出たのですが

ショウジョマンガガガ(その2)

※この記事は、およそ12分で読めます※  はい、続きです。 『トクサツガガガ』について、ことにドラマ版について書くべきことがあったにもかかわらず、前回はそれについて述べることができないまま終わってしまいました。  というわけで、前回記事を未読の方は、本エントリの前にお読みいただくことを強く推奨します。  また、これ以前に本作について述べた記事、『フェミナチガガガ』*1を併せて読まれますと、より内容が深く理解できようかと思いますので、そちらの方も是非。まあ、全部読むとかなりな

ショウジョマンガガガ

※この記事は、およそ13分で読めます※  おもちゃのカンヅメクルクル回ってまっ可愛い!  というわけでこんにちは、森永チョコボールを買って銀のエンゼル五枚か金のエンゼル一枚を送ったら、いまだにおもちゃのカンヅメをもらえると知って驚愕している兵頭新児です(『トクサツガガガ』風イントロ)。  でも、このおもちゃのカンヅメって元々は「男の子向け/女の子向け」に分かれていたんですよね。ところが今ちょっと調べたところ、どうも現在では性別による区分をしていない模様。  こうして日本の文

フェミナチガガガ(その3)

 え~と、すんません。  本作のメインテーマである「母との葛藤」について、今回まとめるつもりでおりました。  というのも前回記事を書いた時点では単行本の15巻までしか読んでおらず、この巻は母との最終対決直前で終わっており、最新刊である16巻を読んでから、次の記事に手をつけよう……というのがその時の計画でした。  が!  いざ読んでみると、16巻では(仲村さんの帰省にかこつけ、つきあった)吉田さん、北代さんたちとの旅の様子が延々延々描かれ、最後のページで母と対面したところで終了

フェミナチガガガ(その2)

 こんばんは、先日、特撮オタク仲間と飲んでいて『トクサツガガガ』の話になり、「女性の特撮ファンは我々以上に大変ですよねえ」などと言われ、軟弱にも適当に調子をあわせてしまった兵頭新児です。 (『トクサツガガガ』的イントロ)  いや、だらしないとお思いかもしれませんが、別段そこまで深いつきあいのあるわけでもない相手です。まるで仲村さんが職場では特撮オタクである自分を必死になって隠しているように、こちらとしては自説を隠すしかないのです。仲村さんが自分が隠れオタであることを正当化する