肩の手術入院のために買ったもの、役立ったもの
プロローグ
こちらの参加作品です。
手術後利き腕の右手が固定され、動かすことを禁止される。
左手だけで生活するために準備する。
物を買うだけではなく、前に買っていた物を利用することも含めて述べてみる。
グッズについて
私は物書きをしている。物書きは描写やストーリー展開のために、過去の記憶を辿ったり、想像したりして、文章を書く。また、ミステリーを描くときの発想があれば、物を本来とは別の使い方を考えたり、目的の行動をするための道具を作ることもできる。
そういった観点から、入院前に必要な物を想像して準備した。
残念なことに、プロになろうとしているわけではなく、趣味程度のため、想像力が貧困なのはいたしかたない。
ではでは、本題に行ってみよう。
商品は三つに分類できる。
①メーカーが考えて工夫して作った物を買う。
②メーカーが作った物を発想を変えて別の使い方をする。
③自分で作り出す
インターネット接続
病室には有線LANが来ていて室内でのWiFiは禁止だ。私のスマホは、しょぼい回線契約しかしていないのでそのまま使うとパケ死してしまう。
ハブでLANケーブルを分岐させ、iPhoneを有線LANで繋ぐ。
白いのが、lightning-USBカメラアダプタ。本来カメラに繋いで画像を取り込むためのものだが、普通のUSB端子として使えるのだ。これに、LAN-USB変換アダプタをつければ、LANケーブルを繋ぐと、iPhoneやiPadを有線LANでインターネットに繋ぐことができる。
吸盤つきフック
ダイソーの店内を歩いてみた。
これは使えそうだ。
一番左の状態から乗っけて、向こうに倒してこっちに倒せば、片手で吸盤がはりつく。
コード類を引っ掛けておける
コード側にS字クランプ(ダイソー)をつけておくと引っ掛けやすい。
ダイソーのものではないけど、カー用品店にある磁石付きのコードは、便利だ。
カラビナ
このカラビナとさっきの吸盤のを組み合わせる。
今持っている輪っかを引っ張ると閉じ、親指側のボタンを押すとワンタッチで開く。
病院の寝巻き(希望者に有料支給)は作務衣のように前を重ね紐を2箇所で結んでとめる。
片手では結べない。このカラビナでまず紐の片方を掴む。カラビナをフックにかける。体ごとフックから離れると片方の紐を引っ張った形になる。もう片方の紐を片手で片蝶結びにする。
滑り止めシート
お茶碗を置いたまま左手で食べることになる。お茶碗が滑らないようにこれを敷いて食べたらいいんじゃないかと買ったが、
トレーの中に堤防があって、滑らない。
このシートは必要なかった。
読書台
iPadにi文庫HDというアプリを入れ、裁断した書籍を自炊して入れる。
この読書台は、運ぶときにコンパクトで便利。
目玉クリップ
ダイソー目玉クリップ
石鹸やらシャンプーやらの袋がチャックになっていました。目玉クリップで簡単に開閉できます。
飲み薬を看護師さんが持ってきてくれるのですがきちんと封を切っておいてくれます。
片手では切れないからです。
そして、時々そのまま置いていかれます。そんな時は自分で開けないといけないのですがハサミやナイフは持ち込み禁止です。
そこで、目玉クリップ。
端っこをこういうふうに挟み、人差し指と中指でクリップをオサえて、親指と薬指で袋の端を摘んで持ち上げます。
片手でできない人は足でクリップを押さえる?
写真は切れたところがわかるように持ち上げた写真です。
アルコール除菌大型ウェットティッシュと別売りのワンタッチキャップ
ちょっと手を拭いたり、そこら辺を拭くのに便利。
ダイソーの収穫はそんなところ。
箸など
イオンモールの介護売り場にて
この箸が素晴らしい。
左手で簡単に上手に食べることができる。豆だってつかめる。
スプーンもなんか絶妙な角度ですくいやすい。
上に羽織るもの
手術後はこんな感じだ。
院内を歩く時には、皆さんカーディガンを羽織っておられます。しかし、この格好では左手だけ袖を通すのも無理です。右手は指先まで使用禁止なのですから。
そこで
フレックスジャパンが作った進撃の巨人の調査兵団のマントです。布をふんだんに使っているので両腕とも通さず羽織るだけでいい。
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バスタオル
バスタオルは普通にシャワーの後に使うのだが、病棟のコインランドリーで普通コースで洗っても、乾燥が甘く濡れている。そう言う場合は、コインを入れて乾燥のみコースをと書いてあるが、あえて濡れたまま持ち帰る。
入院したときに思ったが、病室がやけに乾燥している。暖房のせいもあるだろう。
そこで、床頭台につるすのだ。洗濯物を病室内に干すのは禁止されているが、これならよかろう。
自然な加湿器だ。
キャンピングカーでは、FFヒーターというものがある。エンジンを切った状態でエンジン用の燃料タンクの燃料を使って暖房をする機械だ。これをかけると暖かくなるが乾燥がひどくなるらしい。そこでキャンパーは濡れたタオルを何枚も干すらしい。
やはり、すぐバスタオルは乾いた。乾けばスプレーで水をかける。しかし、すぐに乾くことから、ちょうどタオルの真ん中あたりを水道水でべちやべちゃにして干すとちょうど良いことがわかった。
おいおい、スプレーは何のために持ってきていたんだ?
読めるだろうか、sixpadの文字が。
SIXPAD フットフィット
入院生活では体を動かさないため弱ってしまう。そこで、ひざから下の筋肉を鍛えるのがこれだ。このための水スプレーだ。
電気が体を流れて筋肉がグワーッと鍛えられる。
VITURE ONE
iPadやノートパソコンを持ち込むために、
そこで買ったのがVITURE ONEというメガネ型モニター
イメージ画像です。
見た目はサングラスですが、目の前に120インチの画面があるように見えます。
もちろん、周りの人には見えません。
ベッドの上で座っていても寝ていても、寝返りうっても常に画面は目の前にあります。今も使っていますが、素晴らしいです。
エプソンのスマートグラスも持っていますが、エプソンのは眼鏡をかけた上にスマートグラスをつけるのですが、このVITURE ONEは、近視なら、片目ずつダイヤル式の視度調整ができてメガネ不要なのです。無段階ですのでピッタリ矯正できます。
素晴らしい。
操作はパソコン用に、左手に持って使うマウス的なものを買ったので片手でできます。
Relacon
正確には、メディアコントロールボタン搭載ハンディタイプトラックボールマウス。商品名Relacon。
左手に握っていろいろな操作ができて便利
NIKEゴーフライイーズ
手が使えないというのにスリッパ、クロックス等は禁止で靴でなければならない。
ここで、心の中の天使の自分と悪魔の自分が出現して口論するように、執筆の自分と校正の自分が出現します。
校正「くの字じゃなくてへの字だろ」
執筆「横だからへの字か。でも、くの字が一般的じゃない?」
校正「じゃあ、口をくの字にしてみろ」
執筆「あ……」
というわけで、への字でした。
孫の手
寝ていることが多くなると、きっと背中が痒くなる。その度に看護師さんの手を煩わせることは出来ない。
ということで孫の手持参。
前開きシャツ
手が動かせないと被るタイプのシャツは着脱困難。前開きでマジックテープを使ったものを準備。
しめつけない靴下
靴下って片手では着脱困難。そこで、足首部分をしめつけない靴下。片手で着脱可能。
水筒 タイガー マグボトル
イオンモールの水筒売り場で比較検討した結果、この商品を購入した。
入院パンフレットにお茶を配るので水筒か急須を持ってこいと書いてある。うちの急須は瀬戸物だ。落とすと壊れる。
たから、これ。
赤い部分がザラザラですべりにくいのが良い。
蓋の開閉がワンタッチなのが良い。
飲み口の形状がストローとかペットボトルの口の形ではなく、傾けるとごくごく飲めるのが良い。
片手で使える最高の逸品だ。
お茶の補給の時は、ねじ式の所を回してあげなければならないが、太ももの間に挟んで片手で開けることが出来る。
いざ、入院してみれば、看護師さんがねじって開けてお茶を入れてくれた。
ポリエステル製たためるボストンバッグ
普通の旅行カバンに入れて入院すると、中身を出した後のバッグ置き場に困ってしまう。
そこで購入したのが、ポリエステル製の畳めるボストンバッグだ。
一袋に入らず、二つになったが、
持ち運びが軽い
畳んで収納
と言う利点が役立った。
ウルトラスリムタイプのLANケーブルとスイッチングハブ
無線LANが禁止なので有線で何台かの機械に繋ぎます。普通のケーブルでは、かさばるので、ウルトラスリムのケーブルに限りますね。
スマホの設定でWiFiを開いてみると、五、六個のSSIDが表示される。
絶対誰かが持ち込んでる。
ダメですよ。ルールは守らないと。
ベッドサイドトレー兼ポーチ
マジックテープがついていて、ベッドの柵などに簡単に固定できて、売店に行く時はそのまま外してポーチとして使うものです。
マジックテープのつけ外しは片手では困難ですし、体をちょっと捻って中のものを取ることもできません。
ですから、私の場合、ポーチが専門です。
ショルダーバッグは、チャックが主です。
このようにルーズな蓋なら片手で開閉でき便利でした。
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