シリアル番号(製造番号)と車台番号

HYMER/ERIBAの補修部品の購入などのお問い合わせ時にはシリアル番号(製造番号)または車台番号が必要になります。

  • シリアル番号(製造番号):HYMER/ERIBA社の製品管理番号

  • 車台番号:ベース車(Mercedes-BenzやFiat)固有の番号

シリアル番号(製造番号)と車台番号のどちらかが分かれば車両情報を確認することができます。
個々の車両や製造年によって使用されている部品が異なることがあり、モデル名だけでは判断ができないことが多いため、正しい車両情報が必要になります。




シリアル番号(製造番号)

HYMER/ERIBAでは車両ごとに固有のシリアル番号(製造番号)が付与されています。
シリアル番号(製造番号)は8〜10桁の数字で、車体に貼られたコーションプレートと呼ばれるステッカー(年代によっては金属プレート)に記載されています。

その車両の仕様などのデータベースと紐づけられており、補修部品の検索等に役立ちます。
2000年以前のモデルの場合、データーベースの情報が不十分で部品検索に時間を要することがあります。

コーションプレート

コーションプレートの例

コーションプレートには、シリアル番号(製造番号)のほか、車両モデル名、車台番号、シャシー許容荷重、前後軸許容荷重なども記載されています。

コーションプレートの位置

モデルや年代によって貼られている位置が異なります。
概ね以下の場所に貼られています。

  • モーターホーム:エントランスドア前後のボディ下側

  • キャンパーバン:右側ドア内側側面またはBピラー下部

  • トレーラー:ボディ右側面下部またはガスボンベ収納庫内

モーターホームExsis-iのコーションプレート位置
キャンパーバンGrandCanyonSのコーションプレート位置
キャンパーバンFREE540のコーションプレート位置
Touring(2023モデル)のコーションプレート位置
Touring(2021モデル)のコーションプレート位置

コーションプレートが無い場合

中古車などで、稀にコーションプレートが無くなっているケースもあります。例えば、板金塗装した際に剥がしてしまった場合などです。
コーションプレートが無いとシリアル番号(製造番号)がわかりません。
この場合、車台番号から車両情報を検索することができます。


車台番号

車台番号はベース車のフレームに打刻された一意の番号です。
車検証にも記載される、その車両固有の識別番号となります。
トレーラーにも車台番号は打刻されています。

注意:車台番号が職権打刻(漢字が入った車台番号)されている車両は、HYMER社のデータベースで調べることができません。

車台番号の打刻位置

ベース車メーカー(Mercedes-BenzやFiat)によって打刻されている位置が異なります。
また、Fiat Ducatoベースのインテグラルモデルは車台番号の打刻位置が奥まっており、目視することが困難な場所にあります。

年式によって異なりますが、概ね以下の位置にあります。

  • Mercede-Benz Sprinter:エンジンルーム内ダッシュパネル(向かって中央よりやや左上)

  • Fiat Ducato:右前輪タイヤハウスの後方側

  • トレーラー:フレーム右側前方

Mercedes-Benz Sprinterベースの車台番号打刻位置
Mercedes-Benz Sprinterベースの車台番号打刻位置
Fiat Ducatoの車台番号打刻位置(撮影のためカバーを外しています)
セミインテグラルモデルやキャンパーバン
Fiat Ducatoベース インテグラルモデル(Exsis-i474 2024モデル)
丸囲みのカバーを開けて確認します
Fiat Ducatoベース インテグラルモデル(Exsis-i474 2024モデル)
丸囲みの奥に車台番号が打刻されています
年式によってはさらにビス止めされた蓋が付いていることもあります
Touring(AL-KOシャシー)
Touring(KNOTTシャシー/2023モデル以降)


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