息を呑む
ここ二、三ヶ月、私は目まぐるしい日々を送っていました。酷く悲しいことが起こったり、胸が躍るような思いをしたり、涙が枯れてしまうような夜があったり。とても大変でした。
色んな気持ちに蓋をしました。
我慢する事も覚えた、諦める事も覚えた、一人で上手にご飯を食べる事も、一人でもご飯は美味しいと思う事も、案外ぐっすりと眠れてしまう事も。私にとって新鮮な事が沢山あった。
自分の気持ちに嘘をつくのはやめようって思うことも、だけど目まぐるしい日々が続いていく中でその気持ちも日々と同様に変化していっている事も、それに気付かないフリをしようとしている事にも気付いていたよ。
とてつもなく疲れた帰り道、なんだかフッとある日にちが頭の中をよぎった、でも別に特別な日じゃなくて、ずっとモヤモヤしてた。
一個思い当たることがあって、久しぶりにTwitterを開いた。どうにかこうにか思い当たるものを探してやっっっと辿り着いたのは、君の誕生日。もうすぐだね、おめでとう。
でも私は、言えない
私は君に、言えない
私は君におめでとうと言えない。
これを電車の中で書きながら、悔しくて悲しくて堪らないけど、仕方のないことなんだよね。
言えないから、代わりに君が好きな色のギターを買った、忘れてしまっていたことをどうか許してほしい。
息を呑むような日々の中で、昔のことを思い出す。
電車に乗って、ある駅を通るたびに苦しくなる、辛くなる。君におめでとうって言えないなって実感する。だめだ、涙が止まらない。
酷く昔の事のように感じる。私が生まれてくる前よりずっと前のような。
だけどそんな事もない、今を見ろ、私。
きっと、大切なものを無くして、自分と見つめ合う時間の中で、私は君のことを思い出したんだね。
傷跡に蓋をしてくれた花を
私が死のうのしてた時にお前は生きなければいけないって背中を押した言葉を
私は一生忘れてはいけない、例え誰もが忘れても
夏になったら、君の好きな花を添えるよ
もちろん、君の好きなコーラとタバコも。
お誕生日おめでとう。
私はライブハウスからの帰り道にこれを書いてるけど、顔が涙でぐしゃぐしゃです。
思い出はいつまでも思い出、思い出してあげないといけないね。
あなたも大切な人との時間は大切にしてね後悔しないように伝えたい言葉は伝えてあげてね
私は、生きるよ
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抱きしめて、眠る
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