従軍慰安婦問題とは

※この記事は、2012年にYahoo! ブログに掲載していたものを編集して再アップしたものです。2015年の慰安婦合意の前で民主党政権時に書いたものですが、今でも内容は十分に通用します


『従軍慰安婦問題』ですが、皆さんはこれをどの様に考えているでしょうか?
『従軍慰安婦』というものが『問題』となっているのは実のところ、下記の一点のみです。
すなわち、

 軍あるいは政府と言う「公的な機関」が、強制的に拉致された女性に性的サービスを強要した。
 そのような事実があるかどうか?

という事です。
結論から言うと、『売春婦という存在は居たが、軍による強制は無かったので、そのような事実は無い』となります。


★従軍慰安婦問題の成り立ち

まずは簡単に時系列からいきましょう。

 1945年 日本の敗戦による第二次世界大戦の終結
 1951年 サンフランシスコ平和条約締結
 1965年 日韓基本条約締結
 1983年 吉田清治が『私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行』(三一書房)を刊行
 1989年 済州島の済州新聞が、吉田清治の言う慰安婦狩りを否定
 1991年 吉田清治が朝日新聞で、済州島での強制連行を証言
 1991年 福島瑞穂らによる従軍慰安婦補償請求裁判の提訴
 1995年 吉田清治が自著の内容が創作であった事を証言(!)

問題の発端となっている吉田清治:著『私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行』の内容ですが、これは簡単に言うと、当時陸軍に所属していた吉田が済州島の女性約200人を従軍慰安婦として強制徴用した、というものでした。
ところが1989年、この本が韓国語に翻訳されると、内容に疑問を持った済州島の新聞記者が現地で聞き取り調査を行ったそうです。
結果、「250程しか世帯の無い済州島で15人もの女性を拉致したとなると大問題となるはずだが、そんな話は聞いたことがない」という、85歳の現地女性の証言を得たのです。
今日では真偽も定かでない『自称・強制連行された従軍慰安婦』が何人も来日しては涙ながらに訴えていますが、問題の発端となった現地では軍による強制連行は否定されているのです。

韓国人や朝鮮人は『恨』の文化を持つ民族です。
相手にどのような理があろうとも、自分が不利益を被ったと感じるや延々と恨み続ける朝鮮人が、『軍による強制連行』などという大事件について、「そんな事実は無かった」と証言するでしょうか?
ましてや、地元の新聞記者がわざわざ現地で聞き取り調査をしたのです。
それに対して、現地女性がウソの証言をするでしょうか?
あるいは、新聞記者が捏造した記事を載せるでしょうか?

この時点までは『従軍慰安婦を強制連行した』というのは、出版された本による一個人の証言に過ぎませんでした。
それまでは誰も騒いでいませんでしたし、『従軍慰安婦』という呼称も無かったのです。
そう、済州島の住民を含めて、誰も知らなかったのです。
ところが、1991年に朝日新聞上で吉田清治は改めて『従軍慰安婦』について証言し、それに乗る形で福島瑞穂らによる従軍慰安婦補償請求裁判の提訴がされました。
これが、現在まで続く『従軍慰安婦問題』の始まりです。
すなわち韓国人にとって、『従軍慰安婦問題』は『金になる』ことが発覚したのですね。

さて、裁判ともなれば様々な証拠が集められ、それらを基にした審議が行われ、判決が下されます。
では、原告側はどのような証拠を用意したのでしょうか?
拉致、すなわち軍による強制徴用となると、命令書、あるいは軍の車両を使ったのならその記録など、公的な文書が物的証拠として数多く残っているはずです。
また、発令した人物、命令を伝えた人物、吉田に同行した他の軍人など、証言にも事欠かないでしょう。
ところが、公的機関の関与を示すのは、吉田の証言以外には何もありませんでした。
代わりに大量に現れたのは、福島瑞穂らの呼びかけで原告団に参加した『自称・従軍慰安婦』たちでした。

 福島瑞穂「従軍慰安婦で裁判やるよ。賠償金取るから証言する元慰安婦さん出てきて!」
 慰安婦A「私は慰安婦でした」
 慰安婦B「そう言えば、私も慰安婦だったよ」
 慰安婦C「辛くて忘れてたけど、私もよ。思い出した、思い出した」
 慰安婦D~「「私も! 私も!」」

って感じでしょうかね?

余談ですが、慰安婦への賠償を求めた裁判は多数ありましたが、その中では『自称・従軍慰安婦』をターゲットにした詐欺事件もあったそうです。
「裁判費用がかかるので、寄付して参加してくれれば賠償金は山分けよ」ってのにひっかかったのが大勢居たそうな(笑)。

さて、問題の始まりは以上のような流れですが、驚くべき事に1995年の時点で『従軍慰安婦問題』は終了しているのです。
何故なら、吉田清治の証言以外に日本の公的機関の関与を示す証拠は唯の一つも無く、そして唯一の証拠となりうる吉田清治の著作は創作であり、そして朝日新聞での証言は虚偽であると、本人がすべて暴露しているのです。
また、『自称・従軍慰安婦』は多数現れましたが、彼女らの証言に証拠能力はありません。
証拠能力のある証言とは、『原告・被告と利害関係の無い善意の第三者、または被告と利害関係にあった場合でも証言によって被告が不利になるもの』に限られます。
原告側がいかに悲惨な過去を語り、涙ながらに訴えようと、それらは『告発』であり、判断を下すための『証拠』にはなりえません。

もっとも、以前に来日した『自称・従軍慰安婦』の金福童(キム・ボクトン)氏は「私が証拠だ!」と講演で繰り返し『証言』していましたね。
しかも、橋本大阪市長(当時)との対談からは、証言の矛盾を突っ込まれそうになって逃げ出したというオチがついています。
『自称・従軍慰安婦』という存在が、いかにいい加減かを端的に表すエピソードですね。

しかしながら、福島瑞穂ら原告団や朝日新聞はこれを未だに認めていません。
曰く「吉田の証言には創作も加えられていたようだが、そのような事が当時あったことは間違いない」として、『軍によって強制連行された従軍慰安婦』という存在自体が幻である事を認めていないのです。

また、従軍慰安婦問題を詳しく知らない人が、報道などを通じて『自称・従軍慰安婦』らの訴えを聞くと、「これだけ一所懸命に訴えているのなら、証拠もあるんだろう」と思ってしまうのは、日本人的な感覚からすれば当然でしょう。
ましてや、マスコミも『自称・従軍慰安婦』サイドに立った報道を行なっており、『証拠』が何一つ無いことは一切報じていないのです。

ここまで読んで気付いた方も居ると思いますが、実はこれ、痴漢冤罪事件と同じ構図なんですよね。
本来は告発側が証拠を提示しないといけないのに、実際に出てくるのは『本人の涙ながらの証言』のみ。
しかし周りの雰囲気は、証拠も無いのに被告を犯罪者扱いして、被告はやっていないという『悪魔の証明』をしなければならない。

★従軍慰安婦の実態

さて、吉田の証言が虚偽であったにも拘らず、何故これほどまでに問題がこじれているのでしょうか?
実は最初の一文は、論点を二つに分離する事が出来るのですが、これが意図的に混同されているのです。

 『軍あるいは政府と言う「公的な機関」が、強制的に拉致された女性に性的サービスを強要した』

  ↓↓↓

 1.公的な機関の関与
 2.強制的に拉致された女性


まず、1.についての結論ですが、公的な機関の関与はありました。
こう言ってしまうと、「ほら見ろ! 軍隊に強制連行されたんじゃないか!」と、短絡的に反応した上にどのような関与だったのかも聞き入れない人が大勢居るのは困ったものです。
当時日本には公娼制度がありましたので、この時点で既に『公的な機関の関与』があった事になります。
つまり『公営の慰安所』ですね。
なので、この問題を論じるときに『公的な機関の関与は無かった』と言う事は出来ません。
日本語って難しいですね(^^;)
とまあ、重箱の隅をつつくのは面白いのですがこれくらいにして、実際にあった軍や政府の関与ですが、それは『不良売春斡旋業者の取締り』の事です。

日本では古くから、家庭の事情などで親が娘を遊郭に売り飛ばしたり、農村から年若い娘を借金の形に買い取ったりする売春斡旋業者は存在しました。
また、日露戦争に勝利した1905年以降に日本の保護地域となった朝鮮半島でも、同様のケースがあったようです。
ですが、日本・朝鮮、いずれの場合もあまりに年若い娘を売るのは人倫にもとるとして17歳未満は禁止としたり、女性を騙すなどして慰安所に送り込んでいた誘拐犯を逮捕したりするなど、こういった事案が多くなった1930年代以降は特に取締りを強化していました。
これらの取り締まりは当然警察が行っていましたが、朝鮮半島や満州などへの渡航に関連する事案については外務省が、また軍の名を騙って強引な勧誘や誘拐を行う事案に対しては陸軍省が、それぞれ取り締まり強化通達を出していました。
ちなみに、軍の名を騙って女性を強制的に売春婦にするという事案は、朝鮮半島に多かったようです。
おや、何か見えてきましたね?
これについては後ほど。

さて、平時の遊郭は紳士の社交場です(笑)
遊ぶのにもルールとマナーがありました。
『三度通って馴染みになる』なんてのが有名ですね。
では戦地ではどうでしょうか?
ここから先は私見であり、ハッキリとしたソースがあるわけではありません。

戦地という死がすぐ隣にある状況では、人間の本能が顕わになると思われます。
つまり、種の保存です。
『つり橋効果』と言うのを知っていますか?
実験のみで厳密に立証されているわけではないそうですが、つり橋などの緊張感のある状況では恋に落ちやすい、と言われています。
アクションものやパニックものの映画で、ピンチに陥った男女が最後に結ばれる、というのはフィクションであるものの、決してファンタジーではないようです。
そして、恋に落ちやすいというのは、ストレートに言えば『目の前の女とセックスして子供を作りたい』という事でしょう。
(ちょっと乱暴かな?)
戦地ではそれが常に起こっているのではないでしょうか。
つまり、『女とセックスをしたい』ではなく、『子供を作りたい』という本能が強くなっていると考えられます。
そこで、実際に行うのはまさに『女とのセックス』です。
そして、それがもっとも頻繁に行われていたのは、敵地に攻め込んだ直後だったのではないでしょうか。
敵地に攻め込んだ兵士が、現地の女性を襲いまくる、という話は紀元前の昔からあります。
軍を率いる司令官によっては、現地女性への暴行を禁止したりしていましたが、そういった『行儀の良い軍隊』は近代にあっても稀です。
第二次大戦当時、フランスをドイツから解放したアメリカ軍の兵士が、フランス人女性を性的欲求のはけ口やレイプの対象にしていたと、ごく最近報じられました。
解放前は男を匿い、解放後は女を匿った、なんていうブラック・ジョークが流行ったそうです。
また、同時期のソ連兵は、攻め込んだ先々で現地女性をレイプしまくっていたそうですし、最近ではベトナム戦争で韓国軍がベトナム人女性をレイプしまくっていました。
もっとも、かの国の軍隊の場合は、戦闘終了後にレイプしていたのではなく、殺戮とレイプを愉しむために村々を襲いまくっていたそうです。
あんまり酷いんで、米軍が諌めたほどだとか。
ベトナム戦争で生まれた越韓混血児のライダイハン問題は、現在も進行中です。

話がそれましたが、軍隊とレイプは、実は切っても切れない問題であるという事です。
そして、それを防ぐにはどうするか。
(そもそもソ連軍などは、防ぐどころか推奨していた節があるそうですが……)
レイプしまくっている状態というのは、兵士が暴走しているということですから、秩序は既に崩壊しているので軍隊としては機能していません。
そんなところを反撃などされてはひとたまりもありませんから、上層部としてはそういう状況にはしたくないでしょう。
そこで、事前に欲求を発散してもらい、また、帰ってきて再びヤリたいと思うことによって士気をあげる。
そういった事を目的として、日本では軍による慰安所の設置となった訳です。

秩序維持という実利的な目的もありましたが、これによって非戦闘員である現地女性が守られているという側面もあったのです。
つまり、日本が行っていた『公的な機関の関与』は、賞賛されこそすれ非難されることは無いはずです。

 ●戦地における性的欲求解消の方法
  普通の軍隊 → 現地調達という放任(阿鼻叫喚)
  日本軍 → 軍が関与して慰安所を設置(秩序維持)

どっちが女性を守っていたことになるんでしょうね?

しかも、日本軍向けの慰安所に居た慰安婦たちには軍の高級士官を上回るような高給が支払われており、借金の形につれてこられたとしてもすぐに完済した上、十分なお金を持って故郷に帰ることも出来たそうです。
さらに、自由な外出や洋服を買うことも許されており、兵士たちとピクニックを楽しんでいたと記録に残っています。
ちなみにその記録は、戦後アメリカ軍が慰安婦たちに聞き取り調査を行ったもので、アメリカの公文書館に存在します。
これについては、親日家のテキサス親父さんがその内容をYouTubeにアップしていましたね。
ちなみにちなみに、慰安婦に対して軍の関与を示すものとして、当時の募集広告を韓国政府(!)がホームページで公開しましたが、その内容は下記の通り。

 月給300円~、3000円まで前借りできるよ!
 採用は面接後に即時決定!
 募集は数十人ね。

募集当時、一般兵士の月給は15~20円です。
強制連行? 性奴隷?? いったい何の話だ???

余談ですが、韓国人は何でこんな『従軍慰安婦の強制連行』を否定するようなものを嬉々としてホームページに提示したんでしょう?
正解は「彼らは漢字が読めない」からです。
韓国では、1970年に漢字教育を廃止しています。
これを決定し、強力に推し進めたのが前韓国大統領・朴槿恵氏の父親である朴正煕氏です。
表向きの理由は「我等の偉大なハングル文字は世界一ィィィィィッ! 漢字など不要ォォォッ!」といったものですが、漢字が読めなくなることによって日本や中国の古い文献も読めなくなってしまったことを考えると、国民に余計なことを知られないようにする愚民化政策の為では、などと勘繰ってしまいますね。
(^^;)

話を戻しますが、どの国も軍隊とレイプの関係については、公には話したがりません。
風俗産業の活用が兵士の暴発を防ぐ効果があるから有効活用してくれ、と言った大阪の橋本市長(当時)はマスコミやアメリカに叩きまくられました。
何時の時代、何処の地でも、軍隊のあるところには売春婦が居ましたが、公的には軍と売春婦は直接の繋がりは無いものとされており、彼女らが勝手についてきて商売してる、というスタンスなのです。
いわゆるキャンプフォロワーですね。
何故なら、キリスト教やイスラム教では売春は禁止されているから。
しかし、平時や戦時に関わらず売春婦の存在は犯罪抑止など一定の効果もあり、また地下組織の撲滅や税収なども関連しているので、欧米などでは事実上黙認されているのです。

一方、先進国では唯一の多神教的世界観を持つ日本では、そういった性的なタブーはほとんどありません。
遊郭を設置するなど公的な売春宿は戦国の昔からあったので、公娼制度や公営の慰安所の設置などは、統制の面から見れば日本ではむしろ当たり前の施策と言えます。
また、制度や施設を用意しているだけあって、そこからはみ出した法令違反や犯罪に対しては、むしろ厳重な取り締まりを行なっていました。
何でもそうですが、変に禁止にしてしまうとアンダーグラウンドに潜ってしまい、逆にコントロールが効かなくなってしまいます。
原理主義に囚われず、目の届くところで程ほどに認めておけば、緩やかな規制と自治が行われ、暴走する事もほとんどありません。
調和を重んじる日本人は、現状維持のために自ら進んでルールを作り上げるのです。
そこからはみ出すようなものこそが真実異端なので、当事者が自主的に、あるいは警察などが取り締まるのですね。

ここで、陸軍による通達の話ですが、『強制連行在った派』は従軍慰安婦の話を先にしておいて、それから「陸軍の通達が在った」と話をするので、知らない人間からしてみれば話の流れ的に陸軍による強制連行が在ったと思わされてしまうのです。
しかし、実際に証拠の一つとして公開されている陸軍の通達は、むしろ強制的に女性を慰安婦にする事を禁止し、取り締まりを強化するように、といった内容でした。
で、『強制連行在った派』はこの通達を指して、「これは実際にあった強制連行をカムフラージュするためのパフォーマンスに過ぎない! 業者が勝手にやっているということにしろという指示だ!」と主張しています。
おお、そこまで読んだか、スゲェ……、なんて言うわけありません!
主張している人は気付いていないと思われますが、このような主張をされてしまうと、あらゆる証拠が意味を成さなくなってしまいます。
すなわち『自称・従軍慰安婦』の証言も同じ論法で否定できてしまうのです。
野党の面々やツイフェミもそうですが、こういう人たちって、なんで自分の論法がブーメランになるって気付かないんでしょうね???

さてさて、以上の事をまとめますと、

第二次世界大戦中の日本には公的な売春宿=慰安所があり、慰安婦たちには行動の自由や高給が支払われるなどの高待遇が与えられていた。
慰安婦募集は穏健に行われており、軍の行った関与とは不当な暴力などによって女性を強制的に慰安婦にする事を禁ずるものであった。
また、公的な慰安所そのものも戦地での兵士の暴発を防ぐものであり、様々な通達や施策は全て秩序維持を目的としたものである。

となります。

さて、次に論点の二つ目、強制的に拉致された女性の存在です。
結論は、そういう女性も確かに居た、です。

上記でも少し話が出ましたが、慰安婦の全てが自発的に募集広告にのってきたわけではありません。
借金の形に親に売られたり、借金は無くとも家庭の経済的な事情から売春婦になった女性も大勢居ます。
そして、不良斡旋業者に騙されたり、完全に誘拐されて売春婦にされた女性も居ました。
外務省や陸軍の通達により、悪質な業者や犯罪組織である誘拐団は厳しく取り締まられましたが、このように女性が不当な暴力に晒される事案は終戦まで後を絶たず、特に朝鮮半島で頻発していたそうです。

さて、朝鮮半島は当時日本でした。
当然、朝鮮半島出身の警察官や軍人が居たでしょう。
日本政府は朝鮮半島も日本と同様の扱いで統治していたので、これは当たり前の事です。
半島出身でありながら、出世して軍の将官にまで上り詰めた人も居ます。

で、ここからが問題なのですが、女性を拉致同然に連れ去ったものの中には軍の名を騙るものもいたそうです。
先の陸軍通達も「軍の名を騙るものがいるから注意しろ!」といったものですが、これって軍の名を騙るものがいたというより、現地の軍人の中で悪事を働くものがいた、ということではないでしょうか?
何しろ売春婦は高給取りです。
普通に斡旋するだけでも荒稼ぎが出来るでしょうし、誘拐して売り飛ばせばさらに多くの利益が得られます。
日本軍とて一枚岩ではなく、上官から兵士までが聖人君子の集まりというわけでありません。
中には悪事に手を染めるものも居たでしょうし、その悪事が軍の名を騙っての誘拐や人身売買だったのではないでしょうか?
主犯は人身売買組織であっても、小遣い稼ぎに手助けするものも居たのかもしれません。
当然ながら、これに軍が関与している訳はなく、むしろ軍は現地警察に取り締まり強化の通達を出すなどの取り締まる側でした。

以上から、

『日本軍に強制連行された従軍慰安婦』などというものは存在しない。
軍の名を騙った不良売春斡旋業者に誘拐同然に連れ去られた女性なら居た。
慰安婦の待遇自体も極めて良好で、性奴隷と言われるような扱いをされたものは存在しない。

と、なります。
どこに現在の日本が叩かれる要素があるんでしょうね?
もっと簡単に言うと、

 公的な機関の関与はあった。
 それとは別に、慰安婦として拉致された女性が居た。

ただ、それだけです。

『日本軍が朝鮮半島で現地女性を従軍慰安婦として強制連行した』証拠というのを探してみるとわかりますが、これが驚くほど何もありません。
今日ではネット上で様々な情報を得ることが出来ますが、そういった証拠は何も出てきません。
『本人の証言』はあります。
『伝聞』も出てきます。
しかしながら、議論の対象となりうる客観的な証拠は、あきれるほど無いのです。
逆に、『日本軍に強制連行された従軍慰安婦』の存在に対する反証はいくらでも出てきます。

ところが痴漢冤罪事件と同じで、推定無罪の原則から『自称・従軍慰安婦』側に立証責任があるにも関わらず、『従軍慰安婦問題』は彼女らの証言のみで話が進んでいます。
そして日本政府には「やっていないことを証明しろ!」という悪魔の証明が求められているのです。
さらに本命は、「証明できないのならやったということだな! 我々が証拠だ! さあ、土下座して金をよこせ! 1000年忘れないから、ずっとな!!」ということです。
キチガイですね。

いくつか憶測も混じっていますが、これが第二次世界大戦当時の、日本軍に関連した慰安婦を取り巻く状況であったと思われます。
さらに詳細な情報については、Wikipediaの『慰安婦』の項目で解説されています。

さて、ここまでの話はネットでちょっと調べれば色々と出てきます。
ところが、これらの事実はテレビや新聞ではほとんど報じられていません。
つまり、それらのみを情報源としている一般の人からしてみれば、「従軍慰安婦? 日本が悪いことしたんでしょ? だったら賠償して謝罪して、早くまともな関係にしようよ」と思ってしまうのは仕方の無いことです。
また、日本人的な感覚からすれば、相手の主張も聞いて妥協点を探り出そうとするのは当然です。

しかしながら、朝鮮半島の住人に対しては、このような対応は完全に間違っていると思います。
彼らは「自分たちこそが常に正しく、相手は自分たちの主張を全て受け入れるべき」と考えているので、妥協などありえないのです。
竹島も一方的な主張で漁民を殺傷された上に占領されたままですし、対馬の盗まれた仏像も国際法を無視した彼らの身勝手な主張で返還されません。
日本人的な『お互い様』という感覚では、『庇を貸して母屋を取られる』ばかりです。

最後に、福沢諭吉の言葉で今回の締めとします。
ちなみに、『脱亜論』のタイトルは、後年になって付けられたものだそうです。

***

『脱亜論』(現代語訳)

日本の不幸は中国と朝鮮半島だ。
この二国の人々も日本人と同じく漢字文化圏に属し、同じ古典を共有しているが、もともと人種的に異なるのか、教育に差があるのか、日本との精神的隔たりはあまりにも大きい。
情報がこれほど早く行き来する時代にあって、近代文明や国際法について知りながら、過去に拘り続ける中国・朝鮮の精神は千年前と違わない。
この近代文明のパワーゲームの時代に、教育といえば儒教を言い、しかもそれは表面だけの知識であって、現実面では科学的真理を軽んじる態度ばかりか、道徳的な退廃をももたらしており、たとえば国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない。
(中略)
もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。
「東アジア共同体」の一員としてその繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである。
日本は、大陸や半島との関係を絶ち、先進国と共に進まなければならない。
ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならない。
この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。
悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。
私は気持ちにおいては「東アジア」の悪友と絶交するものである。
(明治18年(1885年)3月16日)

***

これ、福沢諭吉先生に申し訳ない気持ちになってしまいますね。
百年以上も前に偉大な先達に喝破されているのに、いまだにそれが生かされていないとか……

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