ラブタイツの遺したもの
「気に入らない」のお気持ち一つで企業活動を潰した #タイツの日 の一件。
自称フェミらがイラストを発端にしているから、フェミニズムとか表現の自由とかオタクとか女性蔑視とか、そういう話になっていきそうですけど、実体はもっとヤバい話ではないかと思います。
もちろん、私は二次元の可愛らしいイラストが大好きですし、タイツを履いた女性の魅力的な姿に下半身を反応させる事も大好きです。
それが燃やされて消えたことに対する怒りも否定しません。
ってか、燃やした連中にははらわたが煮えくり返ります。
アツギ社はリスク管理の名のもと、実際の購入層をはるかに下回る僅かな人数のクレーマーの意見を「取り入れ」る事によって、予算を立てて行ったはずのキャンペーンを取りやめました。
これは一見、企業側がダメな事を行った事が原因のように見えますが、実際はクレーマーが企業活動に損害を与えたのです。
クレーマー自身はなんらリスクを負う事なく、「気に入らない」ものを消した。
企業がイメージを大事にするのは分かります。
それはむしろ当たり前の事でしょう。
しかし、この手のSNS上のクレームは、果たして本当に企業イメージの低下に繋がるのでしょうか?
私は今回の件が、それを検証するいい機会だと思いました。
フェミとか女性蔑視とかLGBTとかBLMとか、そういう属性とは関係なしに、少数のノイジーなクレームによる企業活動の阻害というのは誰も得をしません。
ただ、クレーマーのお気持ちを満たすだけ。
だから、クレームとやらがなんら意味の無いものである事を証明して欲しかった。
少なくとも、企業側にとって参考にすべき先例になって欲しかった。
ネット上の情報を遡れば、メイン絵師のよむさんとアツギ社の相思相愛とも言える関係が分かります。
一年越しの満を持したキャンペーンが、こういう形で終わったのは、ニワカな私でも残念に思います。
個人的には、これが成功裡に終わって欲しかった。