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夜景に思うこと。

連休初日の高速道路。

実は、上り線は案外スイスイ行ける。

カメラ仲間と長野での撮影を楽しんだ帰り道、中央自動車道諏訪湖サービスエリアに立ち寄る。

カメラと三脚がある我々にとって、サービスエリアから見える夜景は格好の被写体。

夜飯を済ませてから(ここはご飯が美味しいのも魅力の1つ)、3人で横並びに三脚を立てる。

バルブモードにダイヤルを回す。

カチ、カチ。

ファインダーを覗いたとき初めて、夜景を真剣に眺めるのである。

シャッターを押す長さによって、明るさが変わる。

これじゃ明るすぎるな、ザラザラだな、そんなことを言いながら何枚か試してみる。

私より、他の2人の方が出来映えは良かったりするが、そこはあまり気にしない。

夜景。
昼間見ると、どこに何があるかすぐ分かるが、
夜はその何気ない家まできれいに見えてしまうのだから、面白い。

その家に住んでる人は、夜にたくさん上から写真を撮られてることに気づくこともない。

でも、見る人にとっては、その家が放つ光も感動の一部となる。

夜景とは、街の結晶ではないだろうか。

日本三大夜景が全てだとは思わない。

人知れず輝きを放つ場所だって、たくさんあるはずだ。

そんなところに、身を置いてみたい。