テスト2日前 11月29日

小学生の頃、クラスの女子たちから回ってきた「自己紹介カード」ってやつを思い出したから、書いてみる。テスト2日前、課題も勉強も全くしてない。

ふだん僕のことを知っている人間なら、家族や本当に親しい友達を除いた皆が決まって「独特な人」とか「変人」とか言ってくるのだけど、それはただ単に素のコミュ力が低いから、訳の分からないボケ方をしてその場にいる誰かがツッコんでくれるのを待つっていう形式のコミュニケーションしかできないだけで、こうやって誰ひとりとして自分のことを知らない場所でいざこういうことをやってみると、実に自分が変人でも独特な人間でもないってことがわかる。
大昔、小学校の同じクラスの奴らに「ヒャムアラってつまんないよな」というようなことを言われたのが強く影響して、ボケることがコミュニケーションにおける正攻法だと思ってしまったことが最初の分岐点だろう。その場にちゃんといちいちツッコんでくれる人がいるならそれでまかり通るかもしれないけど、その場に自分と同じツッコミ待ちのやつしかいなかったり、大人数で自分の話なんか誰も聞いてないっていう時なんかは、たいへん非常に惨めな気持ちになるってことに最近気づいた。

自己紹介カードとかプロフィールなんかを書くのが大好きだ。なぜなら、自己承認欲求とかあり余る自意識を直接消化できるからだ。ようは自意識過剰だっていう話だけど、恥に感じることはないと思う。
知的好奇心とか知識欲っていうのも結局「自分自身が何者なのか」という興味に帰結すると思う。人からの目線がイヤに気になるのも、まだ10年そこらしか生きていない僕らにとって、自分のことが分からないなりに人から肯定してもらうことで自分を定義づけようとしているだけで、分かりやすくて手っ取り早い方法なんじゃないかと思う。

普段ならこういう機会なら必ずチョケてお茶を濁す僕だが、今回ばかりはカッコ付けや自意識が全く混ざってない、主観的な分析になったと思う。そして明後日はテストである。

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