ヨゲン・ドゥ・SELFISH
んあっ
カップ焼きそばのお湯はちゃんと捨てたのだが、熱湯が繰り広げるシンクの跳ね返り音と共に、割り箸が無い事に気付く。
代わりにビームサーベルとニワトコの杖を使って焼きそばをすするも、ビームサーベルの切れ味でソバはぶつ切りになり、ニワトコの杖の魔力でその姿が漆黒に変色して行く。
こんな代物をクロールの息継ぎの時に口に放り込まれたら、世界記録がアジア記録にスケールダウンしちまうだろうが…と思う今日この頃。湯切りの際に、お湯を少し多めに残してパサパサさを回避した麺でさえも息が詰まる。
パサパサさ… ちょっと言ってみたかったのでリピートしてみた。
ゴホゴホゴホ
反強制的に禍々しい息を吐く。まるで出産時のラマーズ法を起用しているダースベイダー卿。「コーホーホー」「コーホーホ―」乾いた吐息が宇宙に浮遊する。次の瞬間、吐かれた「ホ」の部分に小隕石がぶつかり、その破片が流れ星として大空を流れる。
願いが叶うといいね。なんて言って見上げてるそれは、ベイダー卿の吐息が大元な事に気付く事さえ無い。
何だかんだ混沌とした世の中であるが、個人的に一足先にやってしまおうと思う事がある。
そう、今日は私のグレートリセット記念日。
…みたいな日が近い未来に起きると予言しておきます。
近い未来と言うとかなり先の事に思えますが、近々だと思われます。
乗り遅れた敬具。