百万石

わたしのアーカイブス | 言葉で伝える練習として

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記事一覧

推し短歌 | Slom

踏切の音は当時と変わらない 父は父から友人になった 「マトリックスみたいな名前のエロビデオ」 てか韓国も「エロ」は「エロ」なの ーーーーーーーーーー Slomがすき…

百万石
7か月前
9

日記

#2022年12月24日 2022年のクリスマス前後は、道を間違える日々が続いた。ペーパードライバーの私は、目的地に向かう行きと帰り、どちらも道を間違えた。ナビは正しい道を…

百万石
1年前

【読書感想】ファン・ジョンウン「年年歳歳」 | あまりに膨大な個人の記憶

韓国に順子(スンジャ)という名前の女性が多いのはなぜか。 この本は、そんな著者の疑問から「スンジャ」という名前を持つ女性へ取材し、その聞き書きをもとに作られた作…

百万石
1年前
9

2020年、肉汁の海にて

本を借りた。 2020年の年の瀬、地元への帰省を諦めた友人や先輩とで年越しをエンジョイするべく集った。すでに集合していた3人と合流して、まずはさわやかのハンバーグを納…

百万石
3年前

ロロ『四角い2つのさみしい窓』

2019年に10周年を迎えたロロの新作公演。 これまでロロの作品を見たことがなかった為、一度観たいと思い観劇した。 こまばアゴラ劇場では、現在流行してる新型コロナウ…

百万石
4年前
4

『ひとよ』をめぐって

白石和彌監督作品『ひとよ』を観た。 私はこの作品の原作者・桑原裕子のファンだ。 2014年に彼女が主宰の劇団KAKUTAが上演したこの作品が映画化すると聞いて、ロードショー…

百万石
4年前
6

『人形の家Part2』

今週は、立て続けに2本演劇を観た。 一本は『人形の家 Part2』。 ゆるゆると感想をまとめた。 以下、公演のざっくりとした概要。 【スタッフ】 作:ルーカス・ナス、翻訳…

百万石
4年前

これからのこと

はじめまして。百万石と申します。 演劇や文化が少しだけ好きなので、自分自身の覚書という意味も込めて、みた作品のことや日々のことを残していきたいと思います。 どう…

百万石
4年前
2
推し短歌 | Slom

推し短歌 | Slom

踏切の音は当時と変わらない 父は父から友人になった

「マトリックスみたいな名前のエロビデオ」 てか韓国も「エロ」は「エロ」なの

ーーーーーーーーーー

Slomがすき最近は韓国のヒップホップを好んで聴いています。
特に、「STANDARD FRIENDS」というレーベルがすき。
最近の一推しは、そのレーベルの所属アーティストであり、音楽プロデューサーのSlom(スロム)。

STANDARD

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日記

日記

#2022年12月24日

2022年のクリスマス前後は、道を間違える日々が続いた。ペーパードライバーの私は、目的地に向かう行きと帰り、どちらも道を間違えた。ナビは正しい道を示しているのに、それを理解できなかったり気が急いたりして必ず一本手前の道で曲がってしまった。どんなに道を間違えても、優秀なナビが経路を再検索して正しい道に戻してくれた。が、そのことが余計に私を悲しくさせた。なんだか私の人生みた

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【読書感想】ファン・ジョンウン「年年歳歳」 | あまりに膨大な個人の記憶

【読書感想】ファン・ジョンウン「年年歳歳」 | あまりに膨大な個人の記憶

韓国に順子(スンジャ)という名前の女性が多いのはなぜか。
この本は、そんな著者の疑問から「スンジャ」という名前を持つ女性へ取材し、その聞き書きをもとに作られた作品である。

「聞き書き」とは、インタビューをして、まるでその人が語っているような口語で書かれた文章のことである。その人の体験を元に発する言葉で、時には口癖なども聞き書きには表れる。
それゆえ、「聞き書き」で書かれる文章は生々しいと、私はい

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2020年、肉汁の海にて

2020年、肉汁の海にて

本を借りた。
2020年の年の瀬、地元への帰省を諦めた友人や先輩とで年越しをエンジョイするべく集った。すでに集合していた3人と合流して、まずはさわやかのハンバーグを納めに。片道1時間かけて隣県への小旅行だ。

席に着き注文を終え、ぐたぐた話しながら肉の塊を待っている間に、向かいの席に座る同級生のマジマが取り出したのが、岩手の歌人・くどうれいんさんの『わたしを空腹にしないほうがいい』。

おもむろに

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ロロ『四角い2つのさみしい窓』

ロロ『四角い2つのさみしい窓』

2019年に10周年を迎えたロロの新作公演。
これまでロロの作品を見たことがなかった為、一度観たいと思い観劇した。

こまばアゴラ劇場では、現在流行してる新型コロナウイルスをはじめとしたウイルス感染を予防対策として地上階の受付スペースにマスクや消毒剤、のど飴が来場者用として設置されているのが印象的だった。
以下、あらすじ紹介。

あらすじ
海岸沿いに透明な壁が建てられた。その壁を通して眺める

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『ひとよ』をめぐって

『ひとよ』をめぐって

白石和彌監督作品『ひとよ』を観た。
私はこの作品の原作者・桑原裕子のファンだ。
2014年に彼女が主宰の劇団KAKUTAが上演したこの作品が映画化すると聞いて、ロードショーされるのを待ち望んでいたのである。

【あらすじ】

「あなたたちが生まれた夜、わたしがどんなに嬉しかったか。」
どしゃぶりの雨降る夜に、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は、愛した夫を殺めた。それが、最愛の子ど

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『人形の家Part2』

『人形の家Part2』

今週は、立て続けに2本演劇を観た。
一本は『人形の家 Part2』。
ゆるゆると感想をまとめた。

以下、公演のざっくりとした概要。

【スタッフ】
作:ルーカス・ナス、翻訳:常田景子、演出:栗山民也

【キャスト】
永作博美、山崎 一、那須 凜、梅沢昌代

<『人形の家 Part2』あらすじ>
舞台は15年前にノラ(永作博美)が家族を残して飛び出した家。15年ぶりに同じ家に帰ってきたノラは、乳母

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これからのこと

はじめまして。百万石と申します。

演劇や文化が少しだけ好きなので、自分自身の覚書という意味も込めて、みた作品のことや日々のことを残していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。