ウィクロスの日本公式垢が教えてくれない海外記事を勝手に翻訳するセレクター

GP6thの環境解説記事がWIXOSS公式サイトのコラムで掲載されていることは知っているでしょうか?

まぁ知ってる人も多いでしょう。まだ見ていない人はぜひ見てみてください。

ではGP6th後、先日香港でもGPが行われたことは知っていますでしょうか?
私は終わった後に知りました。
どうやらそちらも優勝はみこみこらしいです


今回の本題はGP香港ではなく、GP前にWIXOSS香港支部公式で挙げられていた、GP6thに関する解説記事です。

日本語以外さっぱりな私ですが、かなり長い文章でしっかりと書かれているように見えたため、読んでみようと翻訳をあててみたので皆さんにも共有します。
いくつか表現が変わってしまっている箇所があるかもしれませんが、翻訳機片手に日本語化したので大目に見てください……


それでは本文どうぞ






時が経つのは早いものだ!

香港GPまであと3日を切りました!
日本GP6thが終了して現在の大会環境や上位のデッキを知り、デッキの最終調整をしたいところだと思います。
そこで、GP6thを終えて帰国したベテランセレクターの私が情報を整理してアドバイスも入れておこうと思います。

GP6thをディソナ環境から混沌環境、そしてみこみこ環境までを分析していきます

大ディソナ時代

12弾から13弾までの大ディソナ時代を総括すると、上位はほぼディソナルリグで占められ、他のルリグは上位に食い込むためにディソナ構築を頼らざるを得ず、2パックのカードプールで過去の上位デッキ(青白軸やリメンバなど)を一掃されており、この2パックのカードプールの強さが如何に巨大かを物語っています。
大ディソナ時代は2月から7月まで続き、最終的に14弾が発売されました。
14弾のカードプールは12,13弾に比べると非常に地味でしたが、WIXOSS史上最も混沌とした時代をもたらしました。

混沌の時代

上位の再強化と多彩な攻撃手段が加わりました。

混沌環境の原因は14弾のピースです。
上位のディソナデッキはより強くなりました。例えば花代は現行のデッキに《Connectスピニング》を組み込むことで無慈悲なほど火力を高めることとなりました。
裏を返せば攻撃のバリエーションが豊富になったということで、例えばハンデスが得意だったピルルクやみこみこが手札を削った後に《Connectスピニング》で相手を驚かせたり、《カオス!Chaos!混沌!》と組ませることで相手の手札をすべて捨ててから墓穴を塞ぎ、必要なシグニの回収を防いだり、あるいは《不穏☆FU☆ON!》を採用してとことんハンデスしたり。

このような攻撃の多様性は非常に厄介といえます、何しろ3つの基本的な構築の違いが、最終的なトドメのプランに大きな差があるからです。
序盤から相手がどのピースを使ってくるかを推測するのも難しく、《ゼノ・クラスタ》をタイミングよく使うなどの対策も経験と技量が試されることになります。
1つはエナも盾も破壊し、一つはデッキを破壊してトラッシュを封印し、一つはハンデスと、3つの攻撃の方向性が異なるため推測を間違え、対策を間違えると当然負けます。

この多彩な攻撃は14弾発売後1週目に環境に最初の混乱をもたらしましたが、2週目にさらなる混乱が起こるとはだれが予想したでしょうか。

突然の昔への回帰


14弾環境はディソナ時代の再強化だろうと思っていた矢先、14弾発売2週目に突然旧時代の再来が来るとはだれが予想したでしょうか。
最初に登場したのは新弾の《カオス!Chaos!混沌!》を採用した白タマ、《奏月の巫女 タマヨリヒメ》です。
《エクシア》《リメンバ//メモリア》《シィラ》などメインデッキの構築は以前と変わらず、新規ピースを採用することでディソナに対抗できる強さを手に入れたり、そして新弾の水着ルリグこと、アンやユヅキなども台頭し始めました。
ユヅキは花代と似ているが、ディソナをあまり使わず、かつての一覇ヒラナとよく似た構築を使っていました。(GP6thユヅキ全1の構築はまさに一覇ヒラナのような構築でした)
アンは《バン//ディソナ》など強いディソナを採用していましたが、主力は過去に登場した《緑子//メモリア》です。
他にも《エクシア》や《コンテンポラ》など、ディソナを採用しているもののアンを支えるメインカードは昔のままでした。
また、電音部アキノもこの戦いに加わり、持ち前の強さでじわじわと地力をつけています。

さらに意外なのは、過去のルリグである《でじたるあーや!Ⅲ》も《ナナシ//フェゾーネ》の登場により戦場に戻ってきていました(5コイン得られるlostlage系列のルリグはナナシ//フェゾーネとの相性が非常に良いです)。
アロスピルルクも5弾で出たH2O含めた原子軸でベスト16入りしています。

GP6th277組の分布から14弾は混沌な時代であることが分かります。
使用率は花代が29組と最も多かったものの、全体で見ると1割に過ぎず、上位10ルリグの使用数は大差ないです。
2番目に使用の高いタマは23組で、いままで上位に食い込んできた黒タマや突如復活を遂げた白タマも含まれています。
3番目はナナシ、ピースの種類の豊富さもあって20組での使用数3位となりました。
続くユヅキも17組と自身の火力を発揮しています。
ディソナみこみこと水着のアンが5位6位となりました。

意外だったのは前回優勝のコードピルルクと今弾収録のアロスピルルクが合わせて14組で7位だったことです。
そして、電音部アキノが12組で8位……12,13弾によって築かれた大ディソナの時代は終わったことは明らかです。

環境は非常に混沌としていますが、いくつかの勢力にまとめることが出来ます。
花代を筆頭にカードプールがディソナのルリグ。
突然昔に戻ったようなカオス白タマ、原子軸アロスピルルク、《ナナシ//フェゾーネ》入りあーや…これらはディソナを使わず古いカードプールのまま14弾のカードを追加しています。
また、コラボルリグの2つのデッキが偶然にもベスト16に選ばれ、ディソナも新弾カードも使用せず古いカードプールだけを使用しているものもありました。
GP6th準優勝のアルフォウやアンのようなディソナと過去のカードをを併用するものもあります。

GP6thのベスト16を見る限りこの4種勢力
古風なアンジュやリゼ、花代のようなディソナ勢力、復活した原子軸アロスピルルク、半ディソナのアルフォウやリメンバなど
この4つ、すべてが強いことが分かります。

しかし、最も驚くべきはベスト16のうち、6組もみこみこが占め、明らかに混沌としていた時代がひっそりと大みこみこ時代になっていたことです。

大みこみこ時代

大みこみこ時代を理解するためには、GP出場選手がどのような準備をしているかを理解することが重要です。
GPはWIXOSSの中でも大きな大会の一つであり、上位の選手には夢限少女杯の出場権が与えられます。
ほとんどの選手が勝ちたい一心で挑むため、環境を分析することが大会準備の第一歩となります。

環境を分析すると現環境はリソース破壊の多い時代であること、ディソナのカードプールに対応するためだけでなく旧時代のカード達もそれに対応するために以前より火力のレベルが上がっていることとその攻撃手段が富んでいることを知ることは難しくないでしょう。
この環境で勝つには2つの選択肢があります。
全てを火力につぎ込んで相手より早く仕留めるか、多彩な攻撃に耐えられるデッキを組むか。
前者は花代やユヅキ、後者はみこみこが最適解でしょう。

手札破壊は最高の防御

デッキを問わず、点を取りたければ良い手札が必要になります。
例えばlv3で3面開けたければlv3のシグニがいなければならないし、追加ダメージを与えたければダブルクラッシュを持つシグニが場にいなければならないです。
手札が弱ければピースがあっても思うような点数は取れません。

手札が弱ければピースがあっても思うような点数は取れません。
なら、同じくハンデスのできるピルルクや不穏ナナシなどではなく、なぜみこみこだけが結果を残せたのでしょうか。

その理由は、みこみこが現時点で最も強い手札破壊能力を持っていて、しかもそれが一回限りではなく非常に長い時間持続するハンデス能力だからです。

ディソナピルルクや不穏ナナシも1ターンに大量の手札破壊を行えるが、相手が手札を補充する能力を持っている場合、ピルルクとナナシが行えるハンデスに限界が来てしまうでしょう。
この環境では補充することは難しくなく、《ディソナンス》で2枚回収や《ゼノ・クラスタ》で3ドローができ、《カオス!Chaos!混沌!》はルリグと同じ色を3枚回収でき、《Connectスピニング》は4ドロー、《ハピネス・フロート》はエナからシグニを2体出してすべてにSランサーを与えることが出来ます。

一方みこみこは自身の自動効果と親衛隊を駆使することで、安定して相手のカードを大量に落とすことが出来ます。
みこみこ相手には主力ピースを使った後のターンで大きなダメージを与えることが出来ず、最終的に場にシグニを3体立てることすらできなくなり、終盤のダメージレースで一気にみこみこに追いつかれてしまうことでしょう。

結論


現在の14弾環境はまさに混沌の時代であり、GP6thはその14弾環境初の大型大会でした。
GP6thでは大みこみこ時代で幕を閉じましたが、この結論が14弾環境の最後まで続くかどうかはわかりません。
何しろGP6th以前は花代が最も輝いていたため花代に再び注目されても納得がいきます。
64人規模の九州杯、9月末のチーム戦、そして10月のGP7thでみこみこがトップから消えるのか、それとも舞台に残り続けるのか、注目です。

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