減点法がわたしに及ぼした効果

減点法がわたしに対して及ぼした効果をここに記す。

効果測定条件

1.わたしが作業Aを実施する。作業Aには4つの工程がある。

2.各工程の実施は口頭指示および手順書に従う。手順書の記載は1工程につき2行程度。自己流の実施は不可。

3.作業Aを開始すると、使用部材の不良により各工程で口頭指示および手順書に記載のない不具合1~nが発生する。

4.不具合1~nを指示者に報告する。

5.不具合1~nの発生を事前に予測できなかったことを理由として不具合1つにつき実施者から減点10とする。

6.不具合1~nにより当該不具合の後工程を実施できないことを理由として不具合1つにつき実施者から減点10とする。

効果

(不具合に気づいて報告したら減点されるし加点はされないのでなんにも気づかないほうがいいし気づいても報告しないで隠すほうが)ヨシ!

お気持ち

ここまでの描写は創作ですが加点しないのに減点だけする事例に仕事で遭遇し、減点法って意欲を削ぐな、いいことないなと思ったので書きました。減点法だと報告しても減点されるので委縮につながります。各人が気づいた情報は報告されず共有できなくなります。これらの特長から、減点法のみの運用は組織を破壊したい場合にはとても有効だと思いました。




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