BB小説家コミュニティ “5期” 参加して一ヶ月

 こんにちはしがない物書きのフジオリ。です。
 あなたがこの記事を見ている頃、もう四月は終わった頃でしょう。だって五月に書いてるからネ。

 この感想は自分はという主観で書くノートなので問題がありましたらこそっとDMとかであかんでって言ってもらえると助かります。


BB小説家コミュニティとは

 株式会社BookBaseの社長、通称『オタペン社長』が主催されてる有料の小説家コミュニティ。

◆コミュニティの目的
 本コミュニティは創作を行う方に向けた創作へのモチベーションを高め、執筆を行うための環境を提供するためのコミュニティです。コミュニティをどのように使われるかについては、各参加者様の自由となっております。他の作家様との交流目的や編集からの感想のみのご利用なども大歓迎です。         

「BB小説家コミュニティ第五期 応募フォーム』より引用

 フジオリ。はある程度の交流と感想があればいいな〜という軽い気持ちと家でお金を掛けずに小説の勉強をするには邪魔が入りすぎる ごほん、ゆっくり自分の創作をしたかったから参加させていただきました。

 月に二回、小説(一万文字)とプロット(一千文字)どの組み合わせでも二回、編集者さんに感想をもらえるサービスがあります。

 もともと創作企画とか創作交流とか好きで感想を貰うのも大好きだったのですが、『お前の創作は人を傷つける』と言われたことがきっかけで人の感想に懐疑的になっていました。
ちゃんとどこが傷ついたのか言ってくれないとトドメ刺せないのにね!

 でもそのまま燻るには書きたいものがありすぎると飛び出した今

 己の力量を知る

 まず一回目の感想に投げた短編小説「元村人は勇者を待っている。」(現在カクヨムに置かせていただいてます)ですが
そのうちイラストなり漫画なりで補強すればいいかという甘えが前面に出た作品
 二次創作で燃えるタイプのオタクなので
 二次創作をするために原作を作っておきたかったのでセルフ二次創作をするにはなんか萌え(燃え)ないな〜と扱いに困ってたこの小説ですが感想に出してみたところ。
(感想は載せてもいいという社長の言葉を信じて載せます)

拝読しましたので、感想をお伝えします。
勇者ではなく村人が魔王を倒した伝説、しかし実は今も一緒に生きている結末と頭に戻ってくる構成が魅力ですね。アイデアはいいので、後は情報の出し方・伝え方を整理すると上達に繋がりそうです。現状、全体的にかなり複雑で分かりにくい形になってしまっており、その弱点が魅力を大きく削いでしまっています。
例えば、

あの魔剣の逸話も魔王が人間を嫌った理由も無名の村人が立ち上がった理由も何も語られていないじゃないか!
隣で憤慨する少年に「まあ、村人は勇者じゃないからしかたない」知らないことや知ろうとしないことが当たり前だとなだめる。
一文目を読んだ際、主人公の意見が地の文で述べられていると読むのが妥当です。しかし二文目で「隣の少年の意見」であったことが分かり、一旦入れた情報を組み直す必要に迫られます。
その後「勇者の子孫として村で兄として慕われていた青年」の会話、場面変わって彼の物語に移りますが、最初に少年をなだめた人物(おそらく主人公)が誰か、その青年とはどんな関係かが明示されないまま進むため、座りの悪さを生んでいます。表現が「兄として慕われていた」なので、誰の兄なのかはまだ不明で、少なくともこの視点人物の兄ではないのだろうと予想されます。

「先代の魔王は~中略~開放した」
「ある条件?」
「“私と共に在って”……魔王は自ら魔剣の中に囚われ勇者によって管理されることを選んだ。そして勇者が死んでも魔剣という呪いは子孫に引き継がれた」
青年の両親は最愛の息子を二人亡くしたことに代々語り継がれた先代の魔王と勇者の話を疲れた様子で語った。
青年の悔恨からの流れで「先代の魔王は~」の台詞が始まるので、この台詞の話者はおそらく青年、あるいは誰かの話を聞いている青年が「ある条件?」と訊いたものと取るのが自然です。
しかし次の「青年の両親は~語った。」で「先代の魔王は~」の話者が青年の両親であること、どちらかの話者だと思われた青年が既に死んでいることが判明し、では「ある条件?」の話者はまだ登場していない人物? 冒頭で少年をなだめた人物? 「村人である少女は立ち上がった」までを読むにこの少女で間違いない? 冒頭の視点人物とは別人? と、その都度論理パズルを組み直すような読解力を要求してしまっています。これが非常にもったいないです。

読者が初めてこの情報を受け取った際にどんな読み解き方をするか、伝えたつもりが伝わっていないのではないか、といった視点があると、文章がぐぐっと読みやすくなり上達すると思います。

『BB小説家コミュニティ第五期  Slack内感想にて編集者さんの返信』より引用

 そう!私は自分がわかっていたらそれでいいやとなっていたのである!
 とんでもない間違いをそのままに書き続けていたな…

 仲間内にも感想を何度か求めたことがあるのですが

「大丈夫読めるよ〜」とか

「貴女の作品だね〜」とか

「お前もっと段落とか会話の区切りとか気をつけろやそれさえ気をつけてたら普通に読めるのになんでせえへんねんボケ」とか

 フジオリ。はポジティブなので言葉のままポジティブに受け取っていましたが、それは身内という情報共有しやすい関係だったから通じたことであって初対面の人にはなんじゃこりゃでしかない。そら萌も燃もしないわ。

 これはダサい言い訳なのですが、もともと長編を書きがちなので長編を長編たらしめている描写を意識的に削ったのでゴチャァとしてるけどこれぐらい読めるよねっという普段しないことをやったことが悪い意味悪い形でそれが前面に出てたなと。

 これを予防するにはどうしたら良かったのか、一番はプロットを建てなかったことが大きかったと自覚しています。

 プロットを立てて読者と同じ視点で思考の整理をするための文を適所適所に仕込んでいけば読者を試すような文にならずに済んだのだろうなと思いました。
 また体力がある時に直す…!

 今回の感想でプロット不足ということでプロットの感想もお願いしてきました。数日前に。どうなるのかタノシミダナー(遠い目)

 あとはそうですね、詳しい内容はルール上書けないのですが、三ヶ月限りのDiscordグループでパッションとパッションのぶつかり合いとか楽しいネタの共有や人ではない家族様のお写真に萌尊び拝む日々です。
 あと二ヶ月もないですが人は経験する長さより鮮烈な記憶の方が人生をより彩るというので今しかできない情報を収集する方に使いそうです。

 Webtoonとかもね!またやりたい!

 最後に、男性の同性愛ジャンルが諸事象で苦手なのですが社長と編集長さんの絡みとか情報を知るたびに書きたくなる衝動に駆られるのでそのうち書いてたら笑ってやってください。


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