SVシーズン15 最終45位 2141 隠密カイリューラオス
構築の組み方の流れ
スイクンを1シーズン使い倒す縛りから開放されたので、たべのこしを有意義に使えるポケモンから探し始めた。前期から気になっていた残飯タケルライコを殆ど試せていなかったため、ランドライコハッサムの並びから組み始めた。
前期終盤の時点でHDに厚いランドロスの使い方は熟知していたが、その時の感想としてランドロスミラーの不毛さや相手の初手氷テラスへの対処の難しさを感じていたため、サイクルパーツとしてのランドロスを捨ててランドロスミラーでイージーウィンが取れる襷氷テラスで採用した。
ランドロス展開の要である蜻蛉から高火力着地の流れを放棄したため、カイリューやハバタクカミの型も必然的に対面寄りに変化し、最終的にはサイクル偽装を兼ねた対面構築という形になった。
勝率も良く順調に順位を上げていったが、中盤以降はタケルライコから組み始めていたことなどすっかり忘れ、カイリューカミラオスの選出で勝つことばかり考えていた。
最終結果
TN Espada 最終45位 レート2141
143戦 98勝 45敗
基本選出
よくいる高使用率群に対してはカイリュー・ハバタクカミ・ウーラオス
ランドロスやグライオン入りには初手ランドロス
ハッサムとタケルライコは刺さっていたらアドリブで投げる
個体解説
初手に選出する頻度が高い電磁波撒き。並びから型の誤認を招きやすい。落ちないように粘りながら渦電磁波アンコールで剣舞ウーラオスが一方的に殴れる状況を整えていく。
おんみつマントを持つことで電磁波羽の遂行の安定感が増し、技外し以外の事故を減らすことができた。また、キラフロルやキョジオーン等のポケモンが選出画面に見えても選出が歪みにくいという利点があり、選出面では信頼して初手置きをしていた。
(A個体値31のひとをしらない証で使っていたが、これはイカサマのダメージより物理型に誤認する可能性が少しでも上がる方が得だろうという判断)
後発に投げるスイーパー兼ウーラオスの2段目の起点作り役。カイリューがカミやサーフゴーに有利ではない型であるため、上からワンパンを狙える最速のゴーストテラスシャドボ型で採用した。が、テラスシャドボで拾った試合はあまりなかったため、対特殊全般の立ち回りを広げるためにマジカルフレイムに変更した方が良かったかもしれない。
あらゆる状況で活躍が見込めるエース枠。鋼テラスと剣舞とパンチグローブの両立により、ドラゴンやゴツメ持ちへのゴリ押しが通しやすい。
鋼テラスは便利な反面ウーラオスミラーに弱いという欠点を抱えているが、ウーラオスに強いタケルライコと両立することで解決できるのではないかと考えていた。
対面にもサイクルにも組み込める補完枠。構築単位で氷やフェアリーに手薄だったため、重宝した。
Sを落とせばママンボウ対面で後攻とんぼがえりを仕掛けられる可能性があるが、ママンボウ入りに出す予定はなかったためハッサムミラーで上から殴り倒しやすい腕白のSVで採用した。
とんぼがえりは構築上必須の技ではないため、はたきおとすやインファイトへの変更も視野。
カイリュー選出で不利を取りやすいランドロスやグライオンを誘って狩る枠。初手に置いてテラバが刺さっていればイージー、刺さっていない場合もシンプルな殴りや威嚇ステロ撒きとして使えるため、使用感は良かった。
初手のランドロスミラーで初見殺しを通す際、氷テラバを押す条件が威嚇順で上を取っていることであったため、準速ミラーという不慮の事故を減らすために素早さを少しだけ落とした。
ステータスの高さや対ウーラオス性能に惹かれて採用した。ライコ対策で選出された地面枠を氷テラバランドロスで事前に咎めることができるため、選出できた際の通りは良かった。
カイリューカミラオスの選出をする時に相手に水ウーラオスを投げられる頻度はかなり高かったため、ウーラオスの選出抑制という点では微妙だった。
重いポケモン
型バレしてる前提の電気テラスパオジアン
カイリュー初手の場合の氷テラバCブーストタケルライコ
挑発やみがわり持ちの初手カミ
終わりに
最終日にレート2118の11位スタートと悪くはなかったが、流れが悪く20勝15敗で思ったほど最後まで盛ることができなかった。
最終45位は順位だけで見ればそこそこだが、レートで見た時に1桁勢と比較すると100近く突き放されてしまっていたため、最終日に必要な準備や経験がまだ足りていないのだろうと感じた。
学ばせていただきます。