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 自己紹介させて頂きます。埼玉県私立慶應義塾志木高等学校出身、理工学部1年の宇津木陽太です。ポジションは後衛です。今回初めて部員日記の担当を務めさせて頂きます。拙い文章ではありますが、ご一読いただければ幸いです。

 大学生になり、早いもので1ヶ月が経ちました。先輩方の的確なご指導のもと、この上ない環境でソフトテニスに打ち込み、日々を過ごしています。田舎暮らしの私には新鮮で刺激的な毎日です。(ちなみに上の写真は実家から撮影したものです)

 今回は、この部に入って印象的だったことと、最近読んだ本について書かせていただきます。

 この部に入って私には新しく意識させられたものがありました。それは、

「勝率」

です。「勝率」によって番手やレギュラーメンバーが決まるのですが、私は衝撃を受けました。私の高校ではなんとなくでメンバーが決まっており、メンバー決めについて幾度となくトラブルがあったのですが、確かに判断基準が「勝率」なら誰も文句が言えません。「勝率」が良ければ誰でもレギュラーメンバーになれます。

 しかし、当たり前と言えば当たり前、何を生意気なことを言っているんだと思われるでしょうが、この1ヶ月、私の「勝率」は良いものではありませんでした。大学生の球威についていけずにあっという間に負けてしまうということが多く、どうすれば勝てるのだろうかと悩んでいました。

 そんなとき、練習後にふらっと立ち寄った本屋で、ある本を見つけました。それは『超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール』という本です。簡単に内容を紹介させていただきますと、この本には、紀元前500年ごろの中国の軍事思想家、孫武が記したといわれる兵法書、『孫子』の内容を日本語で要約し、その内容をまとめた78のメッセージ、及びその用語が記されています。

 私はまずこの題名にある

「最後に勝つ人」の絶対ルール

という物凄く力強い言葉に惹かれました。「どんなルール?」と思いつつおもむろに読み始めてみると、さすが兵法書というだけあって、強くなれそうなことがたくさん書かれています(とんでもなく幼稚な感想ですみません)。試合の中で活用できそうな考えがたくさんあったので、参考にしていきたいと思います。

 その中で、特に印象に残った言葉を紹介させていただきます。それは

「七計」

です。これは自分の目標となる人物と比較する上での7つのポイントのことです。

① 社会的広がり
② 絶対的強み
③ 自分に合っているか
④ 危うさがない
⑤ 気持ちの強さ
⑥ 忍耐強さ
⑦ 充実度と満足度

これら7つの項目を比較して、日々精進する。そして目標に追いつき、追い越すというものです。

 今回の部員日記で私が一番お伝えしたかったことは、この「七計」における私の目標です。私の目標は志木高の先輩でもある3年生の和田さんです。

 和田さんは志木高時代、鬼のように強く、かつ後輩想いで、見本になる先輩でした。私が入部直後で右も左も分からないなか、真っ先にご飯に誘っていただいたり、私に様々なアドバイスをしていただいたりと、恩返しをしようとしてもし返せないくらいのことをしていただきました。また、和田さんは部内でもトップレベルの「勝率」を記録しており、プレーにおいても見本とすべきところがたくさんあります。個人的には、和田さんのプレーを観察することは、『孫子』を読むよりもよっぽどためになると思っています。(じゃあなんで紹介したんだよ、、、という話になりますがそれは置いといて)

 そんな和田さんを目標とさせていただき、「七計」を比較し、少しでも和田さんに近づけるように日々精進してまいります。四年間よろしくお願いいたします。

 拙くまとまりのない文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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