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天使の里に行ってきました

※お人形に関する記事です。とはいっても人形の写真はでてきませんが……。
※2021年11月時点の情報です。

きっかけは「紅葉がとてもきれいなんですよ」という天使のすみかのスタッフさんの一言でした。
かねてよりスーパードルフィー(以下SD)に興味があった自分。天使の里の存在は10年以上前から知っていたし行きたいと思っていたのですが機会はなく……。

天使の里は京都嵐山にある(株)ボークスの所有する施設です。和風庭園の中にSDの美術館やショップ、フルチョイスをするための設備、工房などが集まっています。なお入場には制限があってボークスの会員(とはいってもVS会員なら年間1000円ちょっとの年会費です)になる必要があります。

行きたい、けどそれだけのために行くのもな……と思い、関西在住、そして最近ドールに興味があるというフォロワーさんに「こういう所があって、紅葉がきれいみたいなんですけどどうですか?」とお誘いしてみました。
快くOKを頂く。かくしてドール鑑賞兼紅葉鑑賞のオフ会が決まりました。

ということでボークスのドールオーナーでないのに行ってきました天使の里。もちろんボークス製以外のドールは出してないですよ!

当日はあいにくの雨!
ですが我々はへこたれません。室内メインですしね。

嵯峨嵐山の駅からはすぐ。ですが、まず「本当にここ通っていいの?」的な門を通り受付に行く必要があります。
受付で会員証と身分証の照合。顔写真入りは一点、顔写真のないものはニ点必要になります。
VS会員以上でないとワンオフ抽選やフルチョイスはできませんと説明があります。あと簡単な館内の説明と撮影について。パンフレットと当日のフルチョイス整理券、再入場券、ワンオフの投票用紙なども受けとります。
大きな荷物(カートとか)は預かって貰えるようです。
あと私たちは連れてませんでしたがドール用のバスケットもここで貸して貰えるようです。館内にドールを連れている方をたくさん見ました。

1階から順に回りましょう。ショーケースの中に飾られたSD。ヘッドとかはちょっとわからないですが……。精霊とかの限定だったのかな?
広間に大きな木のテーブルがある……。ここにドールを置いてで談笑している方などもいました。
奥に喫茶室。ここは後で来ましょう。

2階。歴代限定SDたちがガラスの向こう側にずらーーーっと並びます。すごい!圧巻!
「闇の騎士」シリーズとかあったなーーー!と思いました。
クルトには見覚えがあったのでたぶん前はこの頃にお熱だったんですね。印象的な子ですよね、クルト。
定期的にメンテナンスされているのか多少黄変?したりウィッグの毛質が変わっている気配はあるものの、とてもきれいです。うわーすごいなー。まさに美術館。
「思い出の街、原宿」のくるみとかh.NAOTO監修の衣装とかすごい懐かしい!こういうの好きです。
星間学寮はあったんですがピンクハウスのコラボは展示されていなかったです。あと中原淳一とのコラボも。展示準備中なのかな?

アニメコラボ、水銀灯が一番上にいて笑った。ひとつの完成された造形ですね。今はドルフィードリームとコラボするようになりましたがちょびっつとかもあったんですね。

歴代スタンダードも展示されています。造形に時代の流れを感じます。以前の子は全体的に目が大きい。
お迎えドレスを着ている子もいるのかな?

3階、非売品のモデルやワンオフが展示されています。7-8体だったかな?すみかのワンオフより個性的な子が並んでいました。お正月に近いからか和服・和柄のドレスを着ている子が多かったです。
すごい!ロング!のウィッグ!の子が居てお手入れ大変そうだなぁと思いました。ドレスもボリュームすごいけどどうやって飾るんだろう……。
片頬を上げた個性的なメイクのレイズナーザスカーフェイスがいて「おお」となりました。ああいう表現もありですね。
ワンオフモデルは気に入った子を抽選販売で買うこともできますが、今回はそれが目的ではないので見るだけです。

「夢色チェイサー」(レイズナーだから。※すみません、レイズナーは「メロスのように」でした。「夢色チェイサー」はドラグナーです。何の話だ?)を口ずさんだり、ルディ・リンの顔はドールじゃないか?という話をしたりしながらエレベーターで4階に。

4階は展望台と撮影スペースがあります。
撮影スペースは使っている方がいらしたのですが、全体的にまったりとした雰囲気です。

雨が降っていますが、こんな感じでお庭が見渡せます。縁にドールを座らせて(三脚などの使用は不可)撮影も可能みたいです。
窓枠にちらっと見えているのは「螺鈿」。ちゃんと貝を使っているそうです。

地下1階にエレベーターで参りましょう。
衣装や、アダプションモデル(一度他のオーナーの手に渡ったSDをボークスが引き取ってお手入れして再販売しているもの。比較的手頃な価格)、フルチョイスのカウンターなどがあります。
本当は里限定ボディを現物で見せて貰おうと思っていたのですがフルチョイスカウンターが混み合っていたためボークスニュースで案内してもらいました。ボディどうしようかな…………。
「フルチョイスの時は勇気をもって資料を提出してください、恥ずかしがらずに」とかアドバイスを頂きました。

「入場料として、お迎えしてないのに何か買うかもしれん……」とびびっていたのですが何も買わずに済みました。

そろそろ小腹も空いてきたので喫茶室へ。その前にケーキとドリンクのチケットを買いに受付に戻ります。
ケーキによるかもしれませんがケーキとドリンクで750円。嵐山のお値段を考えたらかなり良心的では?
喫茶室でいい感じのお姉さんにケーキとコーヒーを出して貰いながらまったり。

ケーキ。結構大きい。「天使の里でケーキを食べる夢」が叶いました。

私たちが入ったときはお客さん一人もいなかったんですが私たちが入ってから2組くらいいらしたかな?
片やドールの可愛さを語っている方、一人でドールとお庭を眺めながらコーヒーを飲んでいる方もいて「理想の休日の過ごし方だ…………」と思いました。私も早くああなりたい。

天使の里でいいなぁと思ったのはオーナーがそれぞれドールに向き合う世界観を持っていて他の人たちがそれに干渉しない部分かなと思いました。
「あなたと共に成長する存在」というコンセプトがあって(コンセプトに賛否はあれど)それぞれの向き合い方や付き合い方があるのだな……と思いました。すみかに行ったりしているだけでは分からなかった部分です。

大広間(木のテーブルがあったところ)に数組いらっしゃる……。連れの人と話していたのですが、「もしかしてフルチョイスまでの時間を潰しているのでは?」と推測しました。

お腹も満たされたので庭園へ行きましょう。受付のある入り口を出ます。
本当でしたら庭園でドールを撮影することも可能なようですが
雨がピークな故そんな人いるはずもなく。
道は舗装されてないので水溜まりがすごいことに。

紅葉の紅が伝わりますでしょうか。タイミングとしてはベストだったかと思います。雨さえ降らなければ。私は修学旅行で台風を呼んだ女です……。
ちょっと奥まで行って工房が見えてきた辺りで引き返しました。
戻る途中陽気な庭師のおっちゃんに「えらい雨ですね!今朝はよかったんですわ!ちょっと空が明るくて……」「名古屋から来たんですか!」と最後全部持ってかれたりしました。

フルチョイスの受付とかバスケットの返却がなければそのまま外へ出ていいようです。
お疲れ様でした。
嵐山の駅から来ると全貌がよく分からなかったので表通りの道からも見てみました。うーんでかい。塀が高いこともあって確かにミステリアスだよな……と思いました。

歴代限定モデルの展示など見ごたえはあるのですが、非ドールオーナーが何回もくる場所かと言われるとちょっと微妙ですね。基本的にドールにお金を使いにくる場所というか。
メイクとか参考にしようと思ったんですがガラスの向こう側で距離があるのであんまり見えない……。すみかに行った方がいろんな子を間近で見られるかもしれません。

来るとしたらたぶん5か月後……。それまでにお金を貯めなきゃですネ。

ここまでお読みいただきありがとうございました。よろしければサポートのほどよろしくお願いいたします