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フルチョイスお迎え&75番造形分析

8月某日、フルチョイスのお迎えにいってきました。
6月始めに里でオーダーメイク、すみか受け取りで当日を含めず計71日後の連絡でした。

今回実は胃も頭もきりきりしておりました……。何かの折りに書きましたが、同じ額のブランドバッグを買ったとかならこんなにきりきりしないと思うんですよね。このきりきり感を肝に命じて、しばらくフルチョイスは封印しようと思いました……。メンタルに負担がいきすぎる……。

さておき、出来映えが気になって仕方がなく、連絡を受けた日に直行しました。
オーダーシートとの比較、あと人気のある75番ヘッドを選択したということで「こういう造形か~」と素人なりに分析していますので気になる方はどうぞ。

オーダーシートはこちら↓

キャラクターイメージドールなので原作のイラストと、75番と決めていたのでInstagramなどで75番くんの画像を探し、印刷して持参しました。

色味に関しては「髪などがシルバー系」と定まっているので「全体のバランスを見て合わせてください」とお任せ部分が多いです。
おそらく全部ガチガチに決めてしまうとズレが大きいかなと感じたため……。

おいでになったのがこちら。

一言でいえばいじわるな美少年

実はお顔見た瞬間「ん?思ったより大人っぽいな?」と思ったのですが、全体的にグレー系の色味であること、それと75番の造形的に角度によるイメージの差が出るようです。
瞳をはめ、ウィッグを被せ、写真に撮ったらいい意味で裏切られ、二度ビックリ。
眉がもう少し離れた、あどけない感じになるのを想像していたのですが原作見るとこういう眉なんですよね。にやっと笑った口元とのバランスはこちらの方がよいかもしれません。

前回はイメージとの差異はほぼ感じなかったのですが、今回は「思っていたのとちょっと違うな」という第一印象でした。
ここで止まってしまうと「このフルチョイス、失敗だったかも……」となってしまうのでここからは解釈次第。

恐らく「ドールになった時のイメージ」が前回よりもはっきりしていたからだと思います。

下手な図ですみません

ある意味、「前回よりもはっきりイメージができているし、それと違っていたらどうしよう」とはらはら・きりきりしていた不安は的中していました。

ただ「オーダーがうまくいかなかったのかも」と一瞬感じはしたものの、パーツ単位で見ると確かにオーダー通りです。
眉については提出資料が前髪ごしにしか確認できず、メイク師さんと私の行間埋めがちょっと違っていたためにパッと見の印象が「おや?」となってしまったのかなと。
逆にいうと、「ちょっと眉頭が近いかな?」以外はほぼイメージ通りです。

さてさて、とはいえ。「来たドールをかわいがるぞ」と決めていましたので、なんだかんだ1日遊んでみたら愛着がわきつつあります。

元キャラはセンターパートなのですが、前髪ありだと妖しい感じでこれはこれで良💮
「メイク濃いめ」がどう出るかな……と思ったのですがグラデーションで表現されるというより実線と塗り分けで表現される感じになりました。すごーく近くで見た時の繊細さは先輩の58番くんの方が繊細かな?と思うのですが並べても特に違和感はありません。
まぶたにホワイトが入っていたり、基本はスーパードルフィーのメイクに忠実であるものの、最近のアニメティックな表現が使われている気がします。
フェア肌と寒色系のグレーのバランスを取るためか、シャドウなどはややオレンジ~黄色みがかった表現になっていました。ピンクピンクしていたらどうしよう、と心配していたのですが、この点はいい感じにクリア。加工次第でかなりイエローですが、実物は色白さを感じるくらい。
全体の印象に「幼さとクールさが同居した感じ」と伝えましたが、鼻頭にうっすらとチークが入っていて、幼い印象もあるけど、アイラインなどはシャープな感じ。よい塩梅です。
これはメイク師さんの作風かもしれません。

淡い髪色が似合うのが「人っぽくなさ」が出てていいですね。
以前オーダーした58番くんは素朴な感じでそれだけに色んな服を着こなしてくれるのですが、今回はちょっとクセのある、でも唯一無二の存在感をまとって仕上がってきたな、と思いました。角とか羽ウィッグとか似合うかも。

パールホワイトのまつげがもう少し存在感あってもいいかも、と思ったので追加で貼ってみました。ダイソーの白いまつげにマスキングテープを貼って接着面を増やして、木工ボンドで貼って1日置きました。
ちょっとオーバーな気もしますがキャラ的にはこれでいいかな。

左側から撮るのを前提にしているので左からみた写真が多くなってしまいます。

フルチョイス人気ナンバーワンの75番のお迎えを考えているであろうオーナーさんも多いのでは?と思うので軽く造形の分析をば。
ただうちにいるのが58番だけなので比較みたいになってしまいますが……。

色味はラインカメラで加工しました。

個人的にすごく特長的だと思うのが角度による表情の変化や豊かさ。
上まぶたにアニメフィギュアのまつげのモールドのような角度がついているようで、上から見ると伏せ目がちに、下から見るとアイラインの効果でくりっとした目に見えませんか?
あと、鼻が高くて額が少し張ってて、いわゆる彫りの深いお顔なのかもしれません。
顎も尖っていてシャープな感じです。

口元はオープンマウスで歯の表現も選べますが、塗りつぶしても違和感のないくらいのオープン具合。いわゆる赤ちゃんのようなヒヨコ唇というか、上唇がつんとしているのでしょうか?
角度によってはほとんど閉じているようにも見えます。
個人的には唇の薄さもほどよくイケメンで丁度よい感じ。二次元キャラのイメージドールにもよいのではないでしょうか。

ウィッグはいわゆる「小顔SDサイズ」の8~9インチとみてよろしいと思いますが、58番に「ぴたっとウィッグ」なしでちょうどよかったウィッグがきつくて入らなかったり、被せるのに苦労したりしました。
頭の集径自体はそんなに変わらないと思いますが後頭部が少し長い気がします。代わりに、すぽっとハマれば安定します。伸縮性のないウィッグだと相性次第で入らないかもしれません。
あとウィッグのデザインによっては後頭部にボリュームが出すぎるかも。

全体的に目元は比較的伏せ目がち、顎も尖っていて涼やかだけど、額の張りや唇などは少し幼い印象も感じさせます。少しアンバランスだけど逆にそれがよさになっています。
表情の豊かさといい、人気があるのも頷けるヘッドです。

ただ様々な表情を見せてくれて「奇跡のワンショット」を生み出す一方で、リアルに見た時と撮影時とでギャップが生まれるかもしれません。
何が起きるかというと「写真ではこうだったけど何か違うかも?」「こういう表情を撮りたいけどうまく行かない……」です。
あとちょっとしたことで印象が大きく変わりそうなので里帰りに出すと印象が変わってしまうのでは?とか。
今回私は左右非対称メイクなので一層そのクセが出てしまっている面はありますが。
ちょっとした角度で目の印象などもずいぶん変わってしまうので、思いどおりにかっこよく撮るのはまだ時間がかかりそうです。

58番くん共々よろしくね

ここまでお読みいただきありがとうございました。よろしければサポートのほどよろしくお願いいたします