大学での学び方。

こんにちは、ふてぐみんです。2020年は放送大学で学ぶことにしました。すでに大学・大学院といった高等教育は3つの大学で3つの学士を修了しています。それでも学び続けるのは、違う分野を学びたいという知的好奇心がほとんどです。

大学で学ぶとは何か。高校や高専や専門の人たちにしばしば聞かれることです。これらの学校は一斉授業スタイルが大半を占めると思いますが、大学では学びのスタイルが多様です。

卒業要件
大学は卒業要件や年次の進学要件を満たさなければ容赦なく留年します。修学年限が決められており、その数年間のうちに必要な単位をそろえ卒業要件を満たさなければなりません。逆に言うと卒業要件を満たせさえすれば好きなキャンパスライフを描くことが個人の裁量で可能となる、身分が保証される貴重な機会です。

初年次教育
これはどこの大学でも行われています。タイトルのような大学で学ぶとはについて学ぶ科目群です。そのほかにどこの大学でも共通の語学や体育等も含まれます。これらの授業は高校と大学の橋渡しに近いものがあり、学習スタイルを大きく変える必要はありません。

専門教育
入学した学部によっては2年次からはじまります。学び方はいろいろ。講義・実験・演習・実践・講読・ゼミ・研究会・勉強会・・・呼び方は違えど、先生から講義を受けるだけではなく自分で学び他者と共有するために言語化しなければなりません。多くはレポートや資料としてまとめる、それをもとに議論することが必要となります。

大学のリソース
大学を離れてからわかることは、リソースの豊かさでしょう。教授・教員陣、学び舎に集う人々、図書館、豊富なデータベース、潤沢なコンピュータソフトウェア・・・これらは失ってから「もっと使えばよかった」と思うものです。

大学での学び方の注意
単位を取得するために25コマ(30コマ)をすべて埋めようとする人がいます。やめておいたほうがよいです。理想は1日1コマ2コマの空きがあること、もしくは週1くらいでまったくコマがないことです。(※医療系学部は除く)大学の講義では日々課題がでるものもあれば、最終講義日の試験のみもありますが、多くの講義では課題が出るためそれをこなさなければなりません。下記は文部科学省のHPでの見解ですが、これを念頭に置いて自分の学びを組むことを意識しましょう。

「我が国の大学教育は単位制度を基本としており、1単位あたり45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準とされています。ここでいう1単位あたりの学修時間は、授業時間内の学修時間だけではなく、その授業の事前の準備学修・事後の準備復習を合わせたものとなっています。」
参考:Q3 日本の大学の現状について、「授業に出席しなくても単位が取れる」「勉強しなくても簡単に卒業できる」などの声を耳にしますが、これについて大学はどのような対策を講じているのでしょうか。https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/003.htm

大学で身に着けること
様々な科目群を学び、時間管理、レポート・論文の書き方、参考文献の探し方、コンピュータリテラシー、発表やプレゼンテーション、およびコミュニケーション能力を身に着けていきます。そして大学での学びの後のキャリアデザインを最初の半年が終わったころに始めるとよいです。必ずしも1年目に描いていたキャリアとは異なるかもしれませんが、自分の興味関心と向き不向きを客観的にみていくとよいです。

大学での学びとはのまとめ
長々と書きましたが、大学では自分の知的好奇心の赴くままに過ごすことができます。そのリソースがそろっています。またキャリアを築くのに必要な資格の取得もできますし、関連する科目も開講されています。研究に打ち込める、その研究について議論ができます。同志が集まるなかなかないコミュニティでもあります。年齢を気にする人がいるようですが、意外と様々な年代の人が集まっていて面白いですよ。さぁ、大学で学んでみよう。




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