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なぜ桜の下で酒を飲みたがるのか

日本には四季がある。

四季折々、景色が移ろう様を楽しむのが、日本に住む者の特権なのかもしれない。

春、夏、秋、冬…季節の植物、動物、天候など、たくさんの顔をのぞかせる。

春といえば桜。日本人の好きな草花トップ3に入ると言っても過言ではない。

桜の咲く季節になると人は桜の名所に集まる。そしてブルーシートで場所取りをしては、皆で酒と食事を囲む。

とても不思議だ。でも理由を考えたら、昔からの文化だとか、酒を飲むための口実だとか、そんなものしか考えられない。わざわざググる必要もなさそうなくらいに。

あとは、お日柄もよろしく、厳しい寒さを乗り越えた祝福のようにも感じる。一年に一回の再会の機会だとか…考え出したら何とでも言える。

僕は30半ばになっても、ブルーシートを敷いての花見は指折り程度しかない。もともと大人数や人混み、さらにはアルコールもあまり受け付けない体質ってのがある。だから余計に不思議だ。

桜を見たければ、近所の公園や学校に咲いている。花を見ると言えば、冬ごろから梅→さざんか→木蓮→(桜)→レンギョウ、雪柳→藤→紫陽花などと、春から初夏にかけての訪れを感じさせる開花が目白押しだ。

もちろん梅園や藤棚、紫陽花などは、季節の催しに取り上げられて夜間ライトアップといったイベントも開催されるが、そこで花を見ながら酒を飲む人はなかなかいない。秋になってからのコスモスや紅葉の時期もそうだ。

なぜ桜の下で酒を飲みたがるのか

それは桜の魅力と日本人の価値観が作り出した文化なのだろうか。

僕は、春や秋の過ごしやすい季節には、好きな人とお弁当を作って、近所の公園で食べていたい。

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