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”裏”は、果たして”悪”なのか

”裏”と聞くとネガティブなイメージを思い描く。

「この人には裏がある。」なんて言って怪しむことだってある。

「裏表のない性格」なんて言うと、さっぱりとした好感のもてる性格を思い描く。

僕は、裏ばかり考えてしまう性格だ。

事実でもないことを思い描き、起こりえない否定的な可能性に怯えていることなんてよくあることだ。

本当は、もっと前向きに考えたいけど、気持ちがそう向かないときなんてこともある。

そんな話を友達に話せば、「考えすぎだ」とか、「メンヘラだ」とか、どこかめんどくさそうな反応で返されることの方が多い。

建前ばかりのええとこばかり見ていられない性格だから仕方ないのだ。

でも、そんな”裏”を見てしまう性格だっていいこともある。

”裏”を見るから、相手の悩みに気付くことだってある。

”裏”を見るから、新しい価値観に出合えることだってある。

”裏”を見るから、心の弱さを知ることだってある。

僕は、”裏”は決して”悪”だとは思わない。

誰にだって”裏”はある。

逆に”表”だけで生きようとすると自分が崩壊する。

憎悪、嫉妬、欲望…あって当然。それが人間。

そんな”裏”を”悪”とせず、丸ごと受け入れられるようになると自分らしく生きられるんじゃないかな。自分、かわいいじゃんって。

今、僕が向き合っている”裏”は、嫉妬だと思う。

”表”できれいに生きようとしていると、「自分は嫉妬していない!割り切ればいい!」なんて考えがちだ。

嫉妬なんて、かっこ悪い。ダサい。大人げない。

でも、どこか人間らしくて、脆くて、幼くて、かわいくて、一生懸命で、そんな自分も悪くないんじゃないかな。

”裏”は、果たして”悪”なのか

そんなことはない。人間らしくて、かわいい一面だと思う。


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