マーケティング:インフルエンサーマーケティング編(失敗談)

はじめに

こんにちは、HushTug COOの髙橋です。

このパートでは僕がインフルエンサーマーケティングで見事に失敗してしまった事例を解説していきます。

有益さは多分そんなにありません…。笑

インフルエンサーマーケティングは効果的な施策の1つとして注目を集めているので僕たちみたいな失敗が1つでも減れば嬉しい限りです。

では本題へ。

まだHushTugが全然売れていなかった頃、マーケティング施策の1つとしてファッション系インフルエンサーに自分たちの商品を紹介してもらって認知拡大を図ろうとしたことがあります。

個人的にですがファッション業界の中で1番好きなインフルエンサーにアプローチしました。

結果的に僕たちの商品を紹介してもらえましたが、ゴリゴリ営業しすぎて嫌われてしまったので、その経緯を共有します。

失敗までの一連の流れ

その方は数多くの読者を誇る有料メルマガを運営していて、毎週自分のコーディネートやおすすめ商品を紹介していました。

お金をもらった商品紹介を絶対にやらず、自分が購入して本当に良いと思ったものだけを紹介する、というとても誠実な方なのでメルマガ読者からの信頼も十分に熱かったように思います。(僕も読者の1人でした)

そんな方に最初に送ったメールは以下です。

〇〇さま

お世話になります。
ラズホールディングス株式会社 高橋と申します。
いつも楽しくメルマガを拝読させて頂いています。

私は、モンゴルのレザーを使用した製品を販売するD2Cブランド「HushTug(ハッシュタグ)」を運営しております。

ECサイト → https://hushtug.net/

メルマガ内にて、メルマガ読者様に向けたプレゼントを募集していると拝見しました。是非、弊社のスマートウォレットを各色1つずつ(計6個)を読者様にプレゼントして頂けないでしょうか?

また、もしよろしければ〇〇さまに直接、弊社の製品をプレゼントさせて頂けませんか?

ECサイトに掲載されたトートバッグ・スマートウォレットの他に、ビジネスバッグ・ポーチも開発が完了しており、5月下旬にはお届けできます。(ビジネスバッグ・ポーチの製品写真は、お返事を頂ければメールに添付させて頂きます)
もしご興味を持って頂けるようであれば、どの製品でもプレゼントさせて頂きます。


何卒、ご検討頂けますと幸いです。

最後に、様々な施策を同時進行で講じておられると思いますので、ご自愛くださいませ。
〇〇さまにファッションのイロハを教えて頂いた一人のファンとして、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

高橋


正直、プレゼント企画経由で商品が売れるとは思っておらず、ファンの1人としてこの方と良好な関係を築きたかったので応募しました。(メルマガ内でも積極的にプレゼントを募集してたので)

狙いとしては自分たちの商品を受け取ってもらって、気に入ってもらえればメルマガ内で紹介してもらえるかも?くらいのイメージでした。

そして早速返事が来ました。要約すると以下のとおりです。

・メルマガ内のプレゼントはありがたくもらう
・個人的なプレゼントは遠慮しておく。自分が買って本当に良いと思ったものしか紹介しないので
・けど何かの縁なので、1つ実費で購入する。良かったらメルマガ内で紹介するよ

裏の顔も表と一切変わらず誠実…!

しかも購入して良かったらメルマガ内で紹介してくれるとのこと。めちゃくちゃ良い人やん…。。。と思いました。

そして本当に購入して頂きさらにファン化が深まったところで、更に要望をこちらから提案しました。

以下、原文。

お世話になります。
ラズホールディングス株式会社 髙橋です。

先日お伝えさせて頂いた配送日時を変更させて頂きたくご連絡させて頂きました。

変更前:04/13(土)12:00~14:00
変更後:04/16(火)AM11:00頃

当初の予定では製品を管理する倉庫より直接お届けしようと考えておりましたが、今回のような機会はめったにないので、私より直接お届けさせて頂きたく思っております。

あいにく今週末までポップアップストアを開催しているため、出店終了した来週火曜日にお届けさせて頂ければと思います。

私の都合で到着日が二転三転してしまい大変申し訳ありませんが、ご理解頂けますと幸いです。
何卒、宜しくお願いいたします。

上記のようにその方の自宅にまで直接商品をお届けしたいという要望をお伝えしたところ、「了解、じゃあ待ってるね」といった感じの返信がありました。

そして当日。

正装をして商品を渡しに伺うと対応してくれたのはそのマネージャーの方でした。話によるとその方は海外出張で不在とのこと。

ここで僕はもうひとつ提案をしたのです、結果的にはこの要望が相手から嫌われてしまう結果となりました…。

それは「1分でも構わないので、玄関先でダメ出しをしてほしい。家にいる時間があれば、その時間にまた伺わせてくれ」という内容です。

マネージャーの方は苦笑いをしながら、本人に伝えると言ってくれました。(内心、変なやつだなと思っていただろうな…。苦笑)

その後、そのインフルエンサー本人からメールで連絡が来ました。今までマネージャーの方とやり取りをしてたので、本人からメールが来たのは初めてです。

その内容を要約すると以下のとおり。

・気持ちはよく理解できる
・商品を買って良かったらメルマガ内で紹介する約束はしたが、直接ダメ出しをする約束はしてない
・普段、他の企業からはお金をもらってコンサルしている
・無料で助言をすることは他の方々に失礼ではないか

まさにそのとおり。すべて自分が悪い。撃沈。しかも自分に共感までしてくれる大人の対応。

〇〇さま

お世話になります。
髙橋です。

ご丁寧にご回答頂きありがとうございます。
すべて〇〇さまのおっしゃるとおりです。数々のご無礼を働き、誠に申し訳ございません。反省しております。

繰り返しとなりますが、この度は弊社の製品を手にとって頂きありがとうございます。
過密なスケジュールをこなされているかと思いますので、十分にご自愛下さいませ。

我々も今後〇〇さまに注目して頂けるブランドになるよう、精力的に活動してまいります。
プレゼント企画など、〇〇さまのご迷惑にならない程度でお力添えができることがありましたらまたご連絡させて頂きます。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。

髙橋

このような謝罪文を送りました。

自分本位のでわがままでご迷惑をおかけしたこと、そして尊敬していた方との縁が無くなってしまったことを猛烈に反省し、後悔しました。

普段は人見知りで知らない人に会うことも苦手なのに、初対面の方に、しかも尊敬している方にゴリゴリ提案しまくってた当時の自分は少し狂っていたのかもしれません。

売上低迷で赤字が続き、倒産寸前だった当時の環境がそうさせたのかな?といま振り返れば、そう思います。

謝罪を送って落ち込んでいた数日後。突如異変が起きました。

いままで数日に1件程度の売上だったトートバッグのブラックが急に2件売れて、GoogleAnalyticsのリアルタイムも80を超える事態が発生したのです。

「何があった…!!??」

と原因を調べていたら、なんとその方の有料メルマガでトートバッグが紹介されていたのです。

メール内で5つほど良い点を褒めてくださり、持ち手がちょっと長いかもね。と改善点の指摘までもして頂いていました。

レビューもするか分からない、改善点は伝える約束をしていない。と言われたにも関わらず、その両方をしれっとやってくれたのです。

「どんだけ良い人なんだ、こんな大人になりたい…!」と思ったと同時に、この方の素晴らしさは僕が世間に伝えなくてはいけないと思い、今回ご紹介させて頂きました。

長々と書きましたが、このインフルエンサーの方はめちゃくちゃ良い人なのに、自分の営業の仕方が最悪で、焦ったり舞い上がったりしても良いことは何もない、ということが少しでも伝われば幸いです。

最終的にこの方の紹介で3件トートバッグが売れました。本当にありがとうございました。

その後、プレゼント企画として渡した商品も紹介され、GoogleAnalyticsのリアルタイムは91を記録しました。(もちろん過去最高)

以上で、このパートは終了です。インフルエンサーマーケティングはやり方次第は絶大な効果を発揮するものですが、僕のように相手を思いやる気持ちを忘れた行動や自己中心的な営業は絶対にやめましょう。

少しでも同じようなミスがなくなれば嬉しいです。

ps

いつか僕の知名度が上がり、この方に還元できるものが出来たときに何かしらの恩返しすると心に決めています。

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