物流業者選定編

まずはじめに

ECを運営する上で絶対に切り離せないものが「物流」です。

基本的には自分たちで配送業務を行うか、外注業者にお願いするかの二択になるかと思いますが、資本力がなく少人数で行っているブランドであれば外注業者にお願いした方が圧倒的に楽になります。

配送業務は売れてくると毎日発生するものですし、ルーティン作業なので外注に任せてしまい、自分自身はよりクリエイティブなことに集中したほうが売上の伸びに直結します。

外注業者は「オープンロジ」がおすすめ

僕らは最初からオープンロジを使っていますが、特に困ることなく満足して使用し続けています。(ちなみにオープンロジを最初に勧めてくれたのはALL YOURSの木村さん(Twitterはこちら)でした。超助かってます。ありがとうございました…!)

オープンロジの優れているところを羅列すると、

・送料を代表とする各種料金が鬼安い
・商品1個から入庫・保管・出庫可能で明朗会計
・shopifyと連携しているので、自動出庫可能
・ダンボールを無料で用意してくれる

上記の理由から選びました。(各特徴の詳しい説明は後ほど)

ちなみに検討した業者は以下の12社。

・ヤマト運輸
・オープンロジ
・沼尻産業
・東王商事
・FREECELL
・楽販流通部
・鈴与
・KANTSU
・株式会社 清長
・三石
・キーペックス
・株式会社 大崎

オープンロジを除く業者はすべて毎月数千円〜数万円の固定費が発生するので、その時点でスタートアップ企業としてはオープンロジ一択でした。

では、これからオープンロジの特徴などを細かく説明していきます。

・管理画面

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直感的に操作できる画面で、入庫・在庫管理・出庫などの作業が簡単でわかりやすいです。初見でも説明なしでほとんどの機能を利用可能です。

・ラッピング

プレゼント用で購入される顧客がいた場合でもラッピングの対応をしてくれます。100サイズ未満の大体の商品は80~150円くらい

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(ラッピングはこの中から色を選ぶ)

・送料を代表とする各種料金が超安い

自分たちでヤマト運輸などを使って配送するよりもコストが安く、業者に会社単位で大量に依頼してるからこそのコストダウンが実現できているため自分たちで配送する金銭的メリットは無いと考えていいです。

・商品1個から入庫・保管・出庫可能で明朗会計

商品1個から対応してくれるのは毎月の販売個数が読めない&少量しか出庫しないスタートアップには非常にありがたいですよね。送料もサイズごとに全国一律(沖縄・離島除く)なのでコスト計算も容易です。

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・shopifyと連携しているので、自動出庫可能

shopifyを利用する僕たちとしては、これは必須でした。この機能を使うには自社のshopifyアカウントとオープンロジを連携させる必要がありますが詳しい説明もあるのでエンジニア不要で実現可能です。もし分からなくてもオープンロジに問い合わせればOKです。

・ダンボールを無料で用意してくれる

必須ではありませんがコスト削減になるので予算の少ない企業には嬉しいサービスですよね。商品ごとに最適なダンボールサイズで配送してくれます。

以上がオープンロジの特徴になりますが、実際に僕たちが利用して注意すべき点がいくつかあるので、そちらにもついても書いていきます。

商品サイズに合わないダンボールで送られることもある

オープンロジ側は最適なサイズで送ると言っていますが、そのサイズ選定にミスがある時があります。

実際にHushTugのバッグが小さいサイズのダンボールにねじ込まれるような形で配送されてしまい商品にシワが付いてしまったことがあります。

その事実に気づいたのが既に50名ほどに配送し終えたタイミングだったため、全員に返品交換を提案することになりました。

このようにシワが入って困るような商品の場合は、事前に商品サイズを調べ、どのダンボールサイズが最適かを先方に予め依頼することがおすすめです。

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(上図からサイズを選べます)

無駄に大きいサイズで発送される

これはリアルタイムで発生中の問題です。

商品が倉庫で保管されるタイミングで「〇〇サイズとして処理された」ことが伝えられます。

しかし、その商品の発送時のダンボールサイズを見ると一段階大きいもので発送されているケースがあることが分かりました。

当然ですが、ダンボールサイズが大きくなれば送料も高くなるので現在問い合わせをしている段階です。

予定お届け日よりも遅れることがある

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一応、上図が目安であり、管理画面上にもこのお届け日が記載されています。しかし、予告なく配送が遅れることが10%くらいの確率で発生しています。

これはオープンロジではなく配送業者の問題ではありますが、顧客にお届け日を伝えるときはあくまで目安だということをしっかり伝えましょう。

個人的な感想ですがAmazonなどが即日or翌日に配送するため顧客は「早く届くこと、期日通りに届くことが当たり前」だと思っています。

そのため1日〜2日遅れる場合でも必ずメールなどで連絡してコミュニケーションを取りましょう。配送日が遅れることはかなりのマイナスポイントになるため要注意です。

ちなみに各発送商品の配送時には追跡番号が付与されるため、倉庫最寄りの営業所で謎に1日とか放置されていたら遅れるのはほぼ確定的です。

以上で物流業者選定編は終わりになりますが、EC事業者にとって物流は必ず付きまとうので最初のうちからしっかりと仕組み化して事業拡大がスムーズにいくようにしておきましょう。

おわり

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