未開封BOX
未開封BOXとは
トレーディングカードの多くは、箱売りが可能な商品設計になっています。
5枚~10枚程度のシングルカードで構成されたパックという単位があり、そのパックが10パック~30パック程度で構成されている商品をBOXと表現します。
そして、開封されていない状態、且つシュリンク(外装のビニール)が付いている状態のBOXのことを、未開封BOXと呼びます。
種類の紹介
未開封BOXといっても、様々な種類が存在します。
拡張パック
ポケモンカードゲームで定期的に発売される「通常のパック商品」です。
1パック5枚入りで、30パックで1BOXの構成になっていることが多いです。
強化拡張パック
拡張パックに収録されたカードを強化するカードが収録されているパックです。
1パック5枚入りで、30パックで1BOXの構成になっていることが多いです。
稀に1パック7枚入りで、20パックで1BOXの構成になっている商品もあります。
ハイクラスパック
年末年始のタイミングで1年に1回だけ発売されるパックです。
1パック10枚入りで、10パックで1BOXの構成になっています。
デッキ作成に必須な強力なカードが数多く収録されているという特徴があります。
投資的な立ち位置
ポケカ投資における未開封BOXは、「長期保有」と「短期保有」の2種類の投資方法が存在します。
長期保有では、高騰期のシングルカードやPSA鑑定品よりは伸びしろは少ないですが、安定して価格を伸ばしていく「安定資産」という立ち位置です。
具体例を出すと、2021年12月に発売されたハイクラスパック「VMAXクライマックス」は、2023年8月現在で約20,000円のプレミアム価格で取引されています。
定価が5,500円ですので、1年8か月で約400%まで高騰したと言えます。
また、2022年5月発売の強化拡張パック「ダークファンタズマ」は、常時ポケモンセンターオンラインで5BOXまで購入できるほどの不人気商品でしたが、2023年8月現在で約8,000円のプレミアム価格で取引されています。
このように、絶版するまで長期保有することでほぼ確実に利益を得ることができるのが、未開封BOXです。
短期保有では、定価で購入できた瞬間に利益が確定する転売商材という立ち位置です。
2023年8月現在、直近で発売した「黒煙の支配者」「ポケモンカード151」「クレイバースト」「スノーハザード」などの商品は、どれもプレミアム価格で取引されています。
定価で購入することができれば、短期保有(=転売)でも利益を出すことが可能です。
メリット
未開封BOX投資のメリットは下記です。
①②は前項「投資的な立ち位置」で説明した通りですので省きます。
未開封BOXはポケモンカードの知識が殆ど必要ないところも優秀です。
ポケモンカードの新弾が発売されることになったら、何も考えずに購入するだけで成立します。
もう少しちゃんと投資するのであれば、Twitterなどでその商品のタイトルを検索して、みんなが欲しがるような当たりのBOXか、欲しがってないハズレのBOXかを判断すれば大丈夫です。
デメリット
再シュリンクされた商品が流通している
未開封BOXと謳っておきながら、実際は開封したものを再シュリンク(外装のビニールを再び付け直すこと)した商品が市場に出回っています。
それにより、購入者は再シュリンクのリスクを抱えながら未開封BOXを購入することになるため、売れ行きが悪くなるというデメリットが存在します。
また、今以上に再シュリンクした商品が市場に出回ることで、より一層売れにくくなるという可能性もあります。
シングルカードと比較して販路が少ない
基本的にシングルカードは、どこのカードショップでも買取していますが、未開封BOXは買取しているカードショップが限定されています。
そのため、価格を比較して買取に出したりできなかったり、売りたい時すぐに売れないというデメリットが存在します。
保管に場所を取る
未開封BOXはシングルカードと比較して体積が大きいです。
そのため、同じ金額で投資を行った場合、未開封BOXは保管にかなりのスペースを使用します。
自宅に保管することを考えているのであれば、予め保管場所を確保しておくことを推奨します。
上記で説明しました通り、ポケカ投資において未開封BOXを理解することは、投資の選択肢を増やすことに繋がるため、とても有用です。
必ずこの記事の内容は頭に入れた上で、ポケカ投資に参戦してください。
また、これ以外にも初心者向けのポケカ投資の記事を書いていますので、他の記事もお目通しいただけますと幸いです。
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