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桜の願い


(君はもう 愛想をつかしているだろうか・・・)


人々が 指折り数えて 

春を待ちわびている事に 


君の足元で 


他と比較され 評価を下されたり 

独りよがりの物思いに 付き合わされる事に


街中で見かける 

濃いチークをした 女優のように 

遠目で見られたり 騒がれたりする事に


笑顔を作り ただ 佇むだけの苦しみに



君は 美しいと思えることに 疑問を感じ


心は 永遠を求めているだろう・・・


         (2)


(君はもう 愛想をつかしているだろうか・・・)


君の美しさに 人々が魅了され 

耀く瞳で 君を称賛をする時


心の隅に 

喜びや 高揚が 生じることに 

その後 必ず訪れる 

虚しい夜の静けさに  


君の時が 過ぎ去った頃 

寂しさに思いが 彷徨い 


華やかだった 春を慕う 

夢見心地の 回想が

夏の蝉の音に 邪魔をされ 

苛立ちを 覚える事に



君は 美しいと思えることに 疑問を感じ


心は 永遠を求めているだろう・・・

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美しい花々や自然に思いを寄せて書きました。皆様の思いに重なり 一時の安らぎや共感が得られる事を願っております。

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