休職→復職時異動 の難しさ

久しぶりの投稿。
以前の記事に書きましたが、適応障害になって休職しています。

体調はかなり回復してきたので、最近は復職に向けて考える日々。

とはいえ、休職になるほど追い込まれた組織にそのまま戻るのはとても無理。
休職中、特に組織から連絡はありません。休職社員が療養できるようにという配慮ももちろんあるかもしれませんが、組織状況が多少は改善されているのか、人員体制はマシになっているのか。そういうのは気になるところ。

組織は果たして私の復職を待ってくれているのか、それとももう居ないものとして諦めているのか。その温度感も分からない。

ただ言えることは、安心材料が全く得られない組織に戻ったところで、健康に働ける可能性はとても低いだろうということ。

今でも、PCを開いた際に、休職前に業務していたファイルや仕事のメモがあって「ちょっと整理しておこうかな」なんて幾つか目を触れると、それだけで気分が悪くなって頭痛が起きそうになる。ああ、精神と体が今でも拒否しているなあと感じる。

心療内科の先生も、会社が対応してくれそうなら配置転換の相談をしてみては、とアドバイスしてくれるので、以前より人事へ復職に伴い異動できないかを相談している。

本当なら私の在職期間では社内公募に応募する資格を満たさないのだが、空きポジションをいくつか紹介してもらい、休職期間中に細々と社内転職活動をしているところだ。

しかしここで難しくなってくるのが復職タイミング。

医師意見としては「配置転換などの環境調整が成されれば復職できるだろう」という形になっているので、異動先と異動日が確定しないと、正式な復職診断書を書いてもらうのが難しくなってくる。

要は、「異動先が決まれば復職できます」という言い方では、会社的には「え?てことは働ける程度に元気にはなってるってこと?じゃあ一旦前の部署に戻って働いてよ。」と解釈することもできてしまうので、書き方や書いてもらうタイミングがセンシティブになってくるのだ。

実際、復職のパターンとしていったんは同じ部署に戻って異動のタイミングを待つ、という事例も一般的には多いそうだ。
でも我が身で考えたときに、

・ブランク明けでトラウマのある激務部署に戻り、
・急に引継ぎもできずにダウンして休職したことにより、しわ寄せを被った周囲から良く思われていないかもしれない中、気まずさを抱えて前と同じ仕事をこなし
・その傍らで異動のための社内転職活動をする

ってかなりきつい。

仕事のファイルを見ただけでフラッシュバックがよみがえるくらいだ。
一日だって元の部署で仕事をしたくないのが本音である。
適応障害を患う要因になった部署にそのまま戻るのは再発リスクも高いと医者からも言われている。

とはいえ、産業医の先生曰く「休職者がそれを理由にみんな異動を希望してしまったら、休職が異動の手段みたいになってしまうので、会社としても本来はダメで、今のように社内公募への応募が許可され異動先探しに協力してもらえるだけでもかなり会社は柔軟な対応をしてくれている方だと思いますよ」と。

言われたら、まあ会社側の考えもわからないではない。「そうか、私は我儘を言ってしまっているのかな。ひょっとして非常識なのかしら…」と気が小さくなってくる。

でも私のなかの強気な人格がこうも言っている。
「ぶっちゃけ、適応障害になったことを健康保険上は傷病という形になっているけれど、完全に仕事と組織に追い詰められたが故の疾病であり、いわば労災じゃん。組織側が体制の改善とか安全配慮義務を実施しないんだったら同じ組織にそのまま戻れるわけないじゃない。異動希望して何が悪いの?」と。

もちろん、円満に事を運びたいですしこんな攻撃的なこと言いませんけどね。精神疾患からの復職時に異動することがそんなに世間で異例扱いで、復職タイミングとの調整の困難さ(方々への根回しや立ち回りの駆け引きが必要になる)が起きることが不思議だなと感じるのです。

万全ではない状態の中で、方々へうまく調整をとりながら異動と復職の体制を整えるって、非常~に難易度高いなと思いながら葛藤している最近です。

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