「ワンピース」

王道の少年漫画ですが、尾田先生の伏線の明かし方やキャラクターにかけている思いがとても伝わります。もう２０年以上の連載になっていて、幅広い世代の読者や支持者を今もなお引き付けてくれています。特に今、あと５年で終わると言う宣言の後、それを実行するかのようにストーリーが動き、今まで謎だった事がだんだんと明かされてきています。このワノ国編がとても重要な話であり、おでんの日記でロジャーの冒険が描かれていますが、毎回新話が公開されるたびにブログやユーチューブで考察をする人を始め、たくさんの読者を一喜一憂させられています。今まで、ワンピースはルフィたちの冒険の話であり、彼らの成長を見届けるものだと思わされていましたが、なぜ世界がそうなっているのか、なぜ海賊は海賊王になりたいのか、なぜワンピースを手に入れたいのか、ワンピースの現在の世界にしたのは、まぎれもなくロジャーたちの冒険がきっかけだということに皆が気づかされました。これから明かされていく内容を知る事で、ルフィたちのこれからの冒険だけではなく、今までの各場面での状況もより深く知って感動させられていくと思いますし、その感動を求めてすでにわくわくしているのは私だけではないでしょう。今までの常識を覆し続け、世界の支配や制度に捕らわれた人々を解放し続ける姿に魅了されてしますのは、現実世界でもそれを望んでいる人々が多いからではないでしょうか。自由だけど自由と感じれない世界だということを人々は気づき始めて、心のどこかで漫画だからとは思っても共感し望んでしまうからこそ、より一層これからの展開が待ち遠しいです。