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ダンジョン飯は現在8巻まで刊行されてる未完結の漫画です。
最終回まで読まないと伏線が回収されているか、読後感は満足かなど総合的な評価は難しいかもしれません。
しかし、それは些末なことで、度返しするほどここまでが面白いです!
簡単に言うと主人公パーティ一行がダンジョン深くに入っていく過程で、食料として敵を食べます。
その調理の描写がリアルで興味深いです。
一瞬気持ち悪い説明ですが、作者の作画力とストーリーテラーとしての実力が遺憾なく発揮され、爽やかな読後感なのです。
例えば、二本足の歩くきのこを切るとエリンギみたいな立派な食材になったり、武器に隠れている敵を鍋で炒って食べたり(甲殻類を食べるみたいな描写になります)、マンゴドラを収穫して食材にしたり・・・。
根本的におかしいのですが、「おいしそう!」なのです。
こうした枝葉の部分が魅力的なだけでなく、ストーリーの芯となる部分も一本通っています。
ダンジョンを地下深くに潜っていくのですが、なぜこのダンジョンができたのか、核心の部分はまだ明かされていません。
また主人公の妹の存在も核になっているようで、謎が謎を呼ぶ展開になっています。
登場人物一人一人は強い個性をもっている訳ではありませんが(主人公でさえ、不思議系)、全員が集まると笑いあり、涙ありの魅了的なパーティが構築されます。
冒険のわくわくドキドキ感とマニアックさが癖になる一味違った冒険活劇をおすすめしたいです!