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なぜリーダーが「最終的なゴール」を決めることができないプロジェクトが生まれるのか

こんにちは!きせかえNFT「sloth」を運営しているアル株式会社で毎日頑張っているワープくんです!

今日は「なぜリーダーが最終的なゴールを決めることができないプロジェクトが生まれるのか」ということを考えてみた過程をnoteにまとめます。

厳密な答えがあるものではなく、どちらかというと僕の内省のためのnoteなのですが、同じような悩みを抱えている人もいるのではないかなと思ってまとめることにしました。


前提

冒頭で「なぜリーダーが最終的なゴールを決めることができないプロジェクトが生まれるのか」と書きましたが、ここでいうリーダーは僕のことです。

補足程度ですが、僕がここ5年ぐらいにアルでやってきたことをざっくりまとめると…

  • 出版社さんと協業して作品を宣伝する企画のディレクター

  • 自社YouTubeチャンネルのプロデューサー

  • 新規ギフトサービスのプロダクトマネージャー

  • NFTプロジェクトの責任者

という感じです。色んな職種を書いていますが要するに「新しい企画/事業を立ち上げて、頑張って成長させていく」という仕事をやってきており、途中から事業のリーダーも担当していました。

リーダーとしての一番大事な仕事は、「事業の目標を決める」ことです。プロジェクトの戦うべき領域や、目指すべきゴールといった長期的なゴールから、半期、四半期程度の目標設計という短期的なゴールまで、色んなゴールを決める経験をしてきました。定性的な目標なこともあれば、定量的な目標にすることもありました。

目標設計の時にはチーム内で議論したり、自分の中で悩んで作ったりしたものを共有したりと、多くの方法を試してきました。定量的な目標設計に関しては、目標設計の知見が世の中に大量にあるので、書籍やインターネットの記事等を駆使することで、苦戦はするもののなんとかなってきました。

しかし、「プロジェクトの最終的なゴールを明確に持つ」という点においては、まだできている感触がありません。そこで、今回はプロジェクトの最終的なゴールが重要だと考えている理由と、リーダー(自分)がなぜプロジェクトの最終的なゴールを決められないのかについて考察しようと思います。

なぜ「最終的なゴール」が重要なのか

「最終的なゴール」の有無が影響するのは以下の二点です。

  1. チームメンバーのモチベーション

  2. 施策の優先度

チームメンバーのモチベーション

特に新規事業において顕著な例だと思いますが、多くの場合チームが事業を進める時に右往左往します。業界によっては外部環境の変化が激しいために一旦決めた方針をその日のうちに変更することがあります。なので、「昨日までと言ってたことが全然違うじゃないか!」となることがよくあります。

人間の認知として一貫性を高く評価してしまいやすいので、方針がすぐに変わってしまうことは「自分たちのしていることが間違っているのではないか」と思いやすくなります。

そんな時に重要になるのが「最終的なゴール」です。最終的にはここを目指すよね、という軸となる部分があれば、過程で細かい方針が変わったとしても「結果的にはここを目指すんだな」という安心感がメンバーに生まれます。

施策の優先度

プロジェクトの施策としてやるべきことというのは毎日山のようにあります。多くの新規事業担当の方は「やることがない」というよりも、「大量の施策案の中から何からやるべきか」に悩んでいると思います。

  • お客さんを増やすために広告を打つ

  • 売上を伸ばすために新しい商材を開発する

  • 他社と協業して販路を拡大するために営業をかける

といったように全て重要な施策がリストに大量に並んでいるプロジェクトが多いと思います。

しかし、本来時間をかけるべきは「施策の優先度を決める」ことではなく、「施策の数を多くこなす」あるいは「施策の質を高める」ことのはずです。「事業のことを考える」時間は本質的な価値を作っていない以上、ユーザーに価値を還元する行為にできるだけ時間を費やすべきです。

この「施策の優先度を決める」時間を削減する方法の一つとして、「最終的なゴールに近づいているかどうか」という判断軸を持つことが有効です。最初に「最終的なゴール」を作ることでその後の判断スピードを上げることができるのです。

なぜ「最終的なゴール」を決められないのか

ここまでまとめてきた通り、「最終的なゴール」を決めることの重要度は非常に高く、常々決めるべきだと考えています。

しかし、自分はこの「最終的なゴール」を決めることが中々できません…。その原因をざっと書き出してみると…

  • 自分の思う「最終的なゴール」を周囲に受け入れられなかった時にすぐに変えてしまう

  • 考えている「最終的なゴール」の解像度が低いのでチームへ上手く伝達できない

  • 目の前の作業を優先するため「最終的なゴール」を考える作業の優先度を下げてしまう

  • 「最終的なゴール」の完成形がわからないので、どのような形になれば決まったと言えるかわからない

  • 自分の思う「最終的なゴール」が間違ってるかもしれないという恐怖から決断できない

  • 「わたしが考える最強のゴール」みたいな理想的なものを夢見ているせいで、決断ができない

あたりがあります。さらにもう一段階抽象度をあげると、以下の2点に集約されるのかもしれないと思いました。

  • インプットが足りていないので「最終的なゴール」の解像度が低い

  • 「最終的なゴール」をアウトプットする作業をしていないし、する時間を確保できていない

本当はここから「こんな対策をして解決しようと思います!」みたいなオチを付けられると良いと思っているのですが、「結局のところインプットを増やし、アウトプットの時間を確保するのが大事だよね」という「基礎トレーニング頑張ろう」みたいなオチになってしまいました。

もし「既にこの悩みは乗り越えたよ!」「うちではこうしたよ!」みたいな知見やご意見がある方がいたらお話聞かせてほしいです。

XのDMでも質問箱でもなんでもお待ちしてます!

X:https://twitter.com/funbari_spring


今回のnoteでは、悩み解決の第一歩である「悩みがあるんだな」と認知する段階までになってしまいました。とはいえ悩みの解決は悩みを認識することからなので、大きな一歩だと思っています!

今後もがんばるぞ!

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