イスズ・イチノセから学ぶ、一流の上司の条件

この記事はアルの「アルベントカレンダー」5日目です。コマを使ってブログを書いていきます。(なお、記事内のすべてのコマは出版社様・著作者様からの許可をいただいた上、webサービス「アル」内で投稿されたものになります。詳しくはこちら)

皆さん、一流の上司になれていますか?
僕は社会人生活が4年目を迎え、ちょっとずつ部下から上司という立場にならなければというプレッシャーに苛まれる今日この頃です。
(本当は一生部下でいたいよ~)
ただ、一流の上司って難しいですよね。なかなかロールモデルとなるような人もいませんし。
そんなお困りな皆さんが読むべき漫画があります。
それは「宇宙戦艦ティラミス」です。

宇宙戦艦ティラミスとは

宇宙戦艦ティラミスはくらげバンチにて、大人気連載中の作品です。

あらすじ
宇宙暦0156年、地球連邦政府と宇宙移民との抗争は激化していた。戦局を打開する為、地球連邦は新鋭宇宙軍用艦「ティラミス」を出航させる――。ティラミスの若きエース、スバル・イチノセは、眉目秀麗、成績優秀な天才パイロット。……だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、いつも専用機・汎用人型機動兵器デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる奴で……。孤独のコックピットギャグ、出撃!!

あらすじにもある通り、こんな絵柄なのに、ギャグマンガです。
くらげバンチのサイト内では「超絶画力で描く、令和一アホなギャグ漫画」とのあおり文が付いています。

このマンガに出てくる「イスズ・イチノセ」(以下「イスズ大佐」)こそが一流の上司になる上で、目標とすべき存在なのです。

イスズ・イチノセとは

イスズ大佐は主人公達「地球連邦政府」の敵対組織である、宇宙移民「メトゥスの民」の幹部です。また、本作の主人公スバルの兄でもあります。
(チェックメイトって無性に言いたくなる時ありますよね)

では、イスズ大佐の行動を例に、一流の上司の条件を整理していきましょう。

条件その1「失敗は他人のせい、成功は自分のおかげと考える」

イスズ大佐は弟スバルを「メトゥスの民」に引き入れるため、命がけで宇宙戦艦ティラミスに潜入します。

スバルと再会を果たし、「メトゥスの民」の下へ連れて行くため、愛機の汎用人型機動兵器「ケリュイオン」に乗り込もうとしたところ、

鍵を無くします。(そもそも、鍵かけてるんだね。。。)

そして、一瞬で泥棒のせいにします。
この責任転嫁能力こそが一流の上司には必要なのです。上司が簡単に責任を認めてしまっては部下に示しがつきません。例え、自分に否があったとしても、簡単に認めてはいけません。

その後、スバルが鍵を見つけてくれるのですが、鍵が見つかったときのセリフが「やはりそこにあったか!
実は初めからわかってましたよ!と言わんばかりですね。最高です。
(ちなみに、イスズ大佐のかばんの奥の方に入ってました。)

このように、きちんと成果を自分のものにできることが、一流の上司としての絶対条件です。そうしないと出世できないからね、しょうがないよね。

ちなみに、上記のコマで外してる左目の装飾ですが、

目のやつ」と呼ばれてます。わかりやすくていいね。

条件その2「部下から信頼されている」

宇宙戦艦ティラミスには「ユニヴァース感覚」という能力が登場します。
もちろん、主人公であるスバルも「ユニヴァース感覚」に目覚めます。

ユニヴァース感覚に目覚めると相手の動きが良く見えたり、反射速度が上がったり、精密な機体操作が可能になったりします。
(某ガ〇ダムにおける「ニュータイプ」だと思っていただければ差し支えないです。)

お約束かもしれませんが、作中の後半になると、主要キャラは結構な割合でユニヴァース感覚に目覚めています。

しかし、イスズ大佐はユニヴァース感覚に目覚めていません

安心してください。一流の上司であるイスズ大佐にはユニヴァース感覚なんてなくても大丈夫です。明晰な頭脳、卓越した身体能力、そして部下からの厚い信頼があります!一流の上司とは自らの手を動かすことがなくとも、優秀な部下からの信頼を集めてしまうものなのです。

え?「いっくん大佐」?信頼を。。。集めて。。。

こんな感じなんだ。。。
うん。。。そっか。。。

ほら、部下と仲良い上司っていいですよね。うん。それは一流!すごい!

余談ですが、宇宙戦艦ティラミスの世界では生協の人がユニヴァース感覚に目覚めたり

某うどんチェーンの店員が目覚めたりします。

でも、いっくん大佐は目覚めない。。。

条件その3「経済的合理性が高い」

「メトゥスの民」の新人パイロットであるフェイ・キャラウェイ少尉とバーで話をしているいっくん大佐。

キャラウェイ少尉の台詞からは、いっくん大佐への尊敬が見て取れます。キャラウェイ少尉自身も、とても有能なパイロット、即戦力として歓迎すべき人材です。やはり一流の上司には一流の部下が集まってくるんですね。

さて、こんな時に普通の上司ならば部下を労って飲み代を出してしまうものでしょう。

しかし、一流の上司は違います。
当然割り勘です。

え?ケチ?きっちりしていると言ってください。
相手が優秀な部下であろうと、こちらが誘った場であったとしても、割り勘です。当然じゃないですか。

もちろん、一流ともなると、財布にもこだわります

支払は割り勘ですが、もしポイントがもらえるお店であれば、ポイントはもらっておきます。

泥棒?なんのことでしょう。貰わない方が損なんだからしょうがないです。こういうところのポイントが後々響いてくるんだから!!

時には部下のランチのパンからシールをもらうこともあります。ミュッフィーの小皿もらえるからね。

このように、一流の上司というのは、優れた経済的合理性を身につけているのです。

余談ですが、いっくん大佐は本当の本当に、ずっとこんな調子です。

まとめ

いっくん大佐の行動から、一流の上司がどういうものなのか、よく理解できたと思います。
僕も今日からいっくん大佐をベンチマークに頑張って、一流の上司を目指したいと思います。

宇宙戦艦ティラミスには他にも優秀な上司たちが登場します。

一見ヤバいやつだけど、意外と繊細な隊長とか

しゃかりきで頑張る鉄仮面とか

演説内容を手にめっちゃメモしてる司令官とか

個性豊かな一流の上司たちがたくさん出てきます。

一流の上司を目指している方、あるいは、いっくん大佐が気になってしょうがない方は是非とも「宇宙戦艦ティラミス」を読んでみてください!


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