mtg_edh_指輪物語:中つ国の伝承

はじめに
本稿は、モダン以下の適用セットとして、マジック・ザ・ギャザリングにて発売された、指輪物語:中つ国の伝承 について個人目線で統率者デッキにどう適用されるかを見ていきたいと思います。

一番の見所は、指輪に誘惑される。だと思います。
ただ、100枚のedhデッキのうち、既存のデッキで必ず指輪所持者になるのは、特に、複数の効果を得る二段階目以降になるのはなかなか難しいと思います。

複数枚指輪に誘惑されるカードは存在しますが、実践足りうるのは数枚であり、特に一枚で繰り返し誘発するカードが優秀であると考えます。
また、パーマネントの誘発は他のギミックと組み合わせやすく優秀であると思います。

隠退した忍びの者、ビルボ
フロド・バギンズ
裂け谷の王、エルロンド
忍耐強く企む者、ゴラム
アングマールの魔王
指輪の誘い‥など

私は、戦闘も墓地も介さない、展開の優先がドローの質も上げることにも繋がるアンコモンのエルロンドが指輪の誘惑ギミックとしては最強格ではないかと考えています。(なんとトークンでもいい)
ヤロク環境下なら、自身が戦場に出るだけで指輪が誘惑してきます。
次点ではパワーが小さくタフネスが大きい、フロド・バギンズあたりは素早く指輪誘惑を完走できるのかなと思ってます。

カードの個別雑感

一つの指輪
4マナ設置でノーコストの累積ドロー、累積重荷ルーズ。
既にレガシーなどで悪用されているので価値は物語通りの強さかと思います。
人質捕りなどで奪って唱えて、直後にドローできるのはありがたいですね。(もう捕る算段)

白のガンダルフ
生きるパンハモニコン、かつ離れたときの誘発も追加される。
アーティファクトも瞬速で唱えられる。
色々面白い事ができそうですね。

白の木に花開く
やりすぎ。オリカかと思いました。
サムトデッキで振り回すのが楽しみです。
ダブルシンボル、伝説とはいえ修正値2は別物になりますよ。

裂け谷の王、エルロンド
自身が指輪所持者にならない賢明さがトップダウンに現れていますね。
前述の通りヤロクに適当に入れるだけで仕事します。

オークの弓兵
大ドロー時代に終止符を打つかもしれない一手ですね。
むかつきは咎められない。

指輪の誘い
軽いエンチャントであり、指輪所持者が居なければデメリットも存在しないとか、良いんですか??
置き得ですね。

ロスロリアンのガラドリエル
エルロンドと相性がよく、デッキの潤滑油になりそうなカードですね。
5マナのガラドリエルよりも影響度が大きいように思います。

ドゥリンの扉
グルール大学院ぐらいまで行かないとこの手のカードはお目にかかれませんね。
占術2をした上で、トップがクリーチャーなら戦闘状態で飛び出してきて、そのまま帰らない。条件も攻撃だけという緩さ。
さらに種族ボーナスまでついてくるとか、大学院首席ぐらいあります。

ミスリルの胴着
自身も破壊不能、装備先も破壊不能、瞬速で出て来てサッと着れる。
ミスリルの軽さ、強靭さを表したトップダウンのデザインですね。神話レアじゃないのが凄い。エルフの工芸品ぐらいの世界観だからですね。

きらめく短剣、つらぬき丸
各戦闘でアンタップする能力がマナクリーチャーと相性が良すぎてマナを持ち越す置物との相性が抜群ですね。

オルサンクのパランディール
対象が一人だけなのでライブラリーアウトしてしまう可能性が高いですが、終盤相手のライフを詰めるのに便利ですね。

レンバス
これ、実は今回のセットで一番ビックリしたんですよね。この軽さ(食感とマナコストのダブルミーニングです。)で凄い生き返るっていう世界観通りの使用感を齎しているメチャクチャ強い食物アーティファクトです。中学生で読んだ際にエルフのカロリーメイトと思ってました。
アーティファクトデッキに入れてよし、ヤロクデッキに入れてよし。

個人的に好きなカードはまだありますが、edhで強いかと言われるとうーん。なカードが色々でした。
そもそもモダンリーガルセットですしね。

ではまた。

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