mtg edhヤロクデッキにおけるバトル(包囲戦)

はじめに

2023.04投稿
本稿は、統率者戦の 冒涜されたもの、ヤロク デッキにおける、カードタイプ バトル(包囲戦)についてのレビュー記事となります。

残念ながら100枚のデッキにすべてを投入して、引いて使うまで実戦で試すには膨大な試行回数が必要となるため、エアプレイでの書いてあることの強さ、ヤロクデッキに必要とされるカードか。について書いていきます。

バトル(包囲戦)とは。

2023年4月、機械軍団の行進 で追加された新カードタイプです。

(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
○○○への侵攻が戦場に出たとき、〜〜〜する。

という、カードタイプ定義文と、パーマネントであるために、戦場に出た際の誘発効果があります。
パーマネントであり誘発効果を持つ…。そう、ヤロクのおもちゃだね。
 なおクリーチャーでもアーティファクトでも無いため、パンハモニコンは反応しません。機械の母、エリシュノーンは反応しますが、ヤロクの天敵であるため割愛します。
 注意点は破壊ではいけない事、ダメージで倒すことが必要なことです。
また、記載されている守備値を削り、条件達成時に追放し裏面で唱えられる。という変身処理であるため、強力な効果をもつバトルはソーサリーと異なり予告されている分、打消しを構えられてしまう可能性があります。
細かいルール処理はリリースノートやオラクルの参照をお願いします。

デザイン的な話をすると、一つのカードセットの中で複数の次元(戦闘場面)が発生しうる場合を表している、実質プレインチェイスみたいな演出方法だと思います。
カード名からしても、両面であることを考えても、再録の難度は中々高いと思うので、必要じゃなくてもアンコモンのカードは安いうちに買い揃えておく方が良いと思います。

評価項目

ヤロクデッキに投入することのできるカラーのみをレビューします。
カード名、マナコスト 守備値
ヤロク度(ヤロクとの相性の良さ)
 ☆☆☆ 採用
 ☆☆★ 検討
 ☆★★ 別のデッキなら使うかも。
 ーーー 不採用

 除去を打ちたいのに出来ないことは致命的であると考えている為、倦怠の宝球、エリシュノーンを単体で退かしたいのに誘発しない。という状況になるカードは少し評価を下げています。
 そして、守備値はヤロクの攻撃で2回の6、2/2の攻撃で3回の6は重要な基準値になると考えます。そのため、6より大きな守備値を持つものは評価を下げています。


無色

ラヴニカへの侵攻 (5) [4]
2色ではない事が条件の単体除去です。倦怠の宝球や、エリシュノーンに対して無力なのと、裏面な生物が持つ効果は丁度2色でないといけないため、ヤロク自身とのシナジーが無いのが残念です。裏にするメリットがあるぐらい2色のカードを採用しているのなら別ですが、このカードじゃなくてもいいな枠です。
ヤロク度:ーーー

アルケヴィオスへの侵攻 (3)UU  [7]
どこ?と思いましたがストリクスヘイヴンの舞台ですね。(FTで察しました。)
 インスタントソーサリー呪文サーチ(*2回)ですが、ヤロクデッキの内容物は殆どパーマネントなので、5マナ払って持って来たいインスタント・ソーサリーカードは、ほぼ無いかと思います。防御値もカチカチでヤロクで2回殴っても壊れない、シディシなどサーチできるクリーチャーでも入れたほうがマシです。ストームデッキ用ですね。
逆にストームデッキなら火力などをサーチしてそのまま割ることもできるかもしれませんね。
ヤロク度:☆★★


神河への侵攻 (3)U  [4]
クリーチャーとアーティファクトに麻痺カウンターが置けるのは偉いです。が一時的過ぎるし、裏の忍者は普通にブロックされます。忍術などで手札に戻せれば表面を使い回せますが、4マナという重さが少々ネックですね。裏返るまでアンタップ制限でも良かったのでは。と思いますが、そうしたら割らないですね。
ヤロク度:☆☆★


セゴビアへの侵攻 (2)U [4]
1/1とはいえトークン2体(*2回)はかなり偉いです。ヤロクと合わせれば突破も容易になると思われ、裏面の効果も、クリーチャーのアンタップがあるため、緑絡み(マナクリの居る)のヤロクデッキでは他の色と意味合いが変わってきます。でもそれって暗悪鬼のしもべで良くないですか?
 召集が付与されることにどこまで価値を見出すか次第ですね。
ヤロク度:☆★★


ヴリンへの侵攻 (3)U [4]
弁えろよベレレン。の彼がいる所ですね。
 掘れる枚数(3ドロー1ディスカード)(*2回)や、裏面のコピーの起動マナの安さは破格で、裏面は呪文のコピー(パーマネント可)を破格の1マナで出来るので、絶対に腐らないですね。(最初インスタントソーサリー限定だと思いこんでました…。)
1マナでコピーできるのは流石に犯罪行為です。
ストームデッキや、ドレッジデッキなどでも強そう
ヤロク度:☆☆☆


エルドレインへの侵攻  (3)B [4]
対戦相手1人をハンデスは弱いです。ハンデス系のデッキなら採用してもいいかも。ヤロク度:ーーー


フィオーラへの侵攻 (4)BB [4]
伝説か、伝説ではないか、もしくはその両方を全除去するカード。二回誘発することで死亡誘発で残るトークンも屠ることができます。除去であるため倦怠の宝球には弱いですが、かなり器用なカードだと思ってます。
 両方を選ぶことで全除去にもでき、偏りのあるプレイヤーに守備を指定することで空の戦場を殴ってそのまま裏返ることもできます。スタッツも3/6接死威迫と、ガッチリ守ってくれ次のターンのドローを予約してくれます。(あと今迄のマルチェッサで一晩麗しいと思います。)
ヤロク度:☆☆☆


イニストラードへの侵攻 (2)BB [5]
かなり力押しな除去です。-13/-13(*2回)は流石に除去範囲が広いですね。手札一枚使って処理するにはEDHではリターン少な目。スタン用かと思います。裏面は墓地対策ですが、起動には3マナ必要です。
スゥルタイカラーには、破壊されない墓地対策たるファリカ様がいるので、ゾンビを量産したいデッキなどに就職する事でしょう。(スカラベの神とか?)
ヤロク度:☆★★


ウルグローサへの侵攻 (4)B [5]
3点をany other tergetに飛ばせるドレイン火力(*2回)。裏面も成長する飛行生物なのでマナコストが少し重めではありますが、EDH基準で言えば十分働いてくれるといえます。ヤロク度:☆★★


イコリアへの侵攻 (X)GG [6]
ほぼ緑の太陽の頂点です。しかも何故か墓地からも釣り上げられます。これ1枚でヤロクならクリーチャー二枚コンボを始動できます。ただし人間は選べません。イコリアだからね。
守備値もヤロクで2回殴って割れるサイズなのでとても相性がいい。さらに裏面は人間以外をスーパートランプル持ちにできるファッティとヤロクに欲しいものを大体持ってます。個人的にイチオシです。
ヤロク度:☆☆☆


イクサランへの侵攻 (1)G [4]
良好な性能です。5枚掘ってパーマネント1枚を加える(*2回)は十分な仕事をすると思います。裏面は無駄にはならない程度。ヤロク度:☆★★


ムラガンダへの侵攻 (4)G [6]
格闘除去はヤロクに接死があるため使えなくはありませんが、裏面のクリーチャー能力も含め5マナを払う価値は薄いと思われます。ヤロク度:ーーー

ところでムラガンダってどこですか。(未来予知されてる場所らしい。)

シャンダラーへの侵攻 (3)GG [4]
パーマネントを3枚墓地から拾う(*2回)、裏面は拾った6枚を1枚ずつ踏み倒せるようになります。土地とバランスよく拾えば順次吐き出せると思われる。自分だけShow&tellとか犯罪行為過ぎるでしょう。
 パワーだけで言えばハチャメチャに強めのバトルだが、6枚も手札に加え、裏面の効果も含めるとかなりヘイトを買うのではないでしょうか。
ところでこの効果でなんでこんなに守備値低いの?
ヤロク度:☆☆☆


ゼンディカーへの侵攻 (3)G [3]
ランパンです。(*2回)基本土地を4枚も常時サーチできる程、3色デッキに余裕はないので利用することはないと思います。2色デッキなどでは使うかも。裏面は土地クリーチャー。ヤロク度:☆★★ 


多色

アモンケットへの侵攻 1UB [4] 
虚報活動に切削が付きました。何故かマナコストは据え置きです。(諜報で手札には返りませんが。)対戦相手は一枚捨てる、自分は一枚引く(✴︎2回)と手札差が4枚になるというエグ効果です。
 エルドレインへの侵攻で言いたかったことを全て実践してくれているカードです。裏面もウーロなど攻撃誘発型クリーチャーをコピーすることで有用に使えるはずです。ドレッジ系のゾンビデッキなどでも使えそうですね。
それにしても次元も越えられるしラゾテプは凄いな・・・。
ヤロク度:☆☆☆


ローウィンへの侵攻 (4)BG [5]
不確定除去(*2回)、わざわざ使うことはないと思います。
ヤロク度:ーーー


パイルリーへの侵攻 GU [4]
3枚見て一番上を公開、土地ならドロー(*2回)そのまま土地を出せるわけではなく、ライブラリ操作と土地補充だけと考えると弱め。裏面もそんなに強くないです。ヤロク度:ーーー

 ところでパイルリーってどこですか。公式にも紹介がない・・・。
(Wikiには小説に出てきた、地平線の梢/Horizon Canopyの所在地らしいです。)

総括

基本的にデザイン元となる呪文+1マナぐらいの匙加減で調整されているので、勿論ヤロクで運用すれば爆アドになるカードが大半です。
 そもそもデザイン元がソーサリーのカードが多いのでスペルスピード的には変わらないこともあり裏面が置物や生物としてカウントできる分、統率者戦では有利に働くことも多いと思います。デッキのソーサリー呪文を順次入れ替えていければ、デッキパワーの強化につながるでしょう。
 他人のバトルを代わりに倒すことによって政治取引をすることもできるのでより統率者戦が楽しくなるのではないかと期待します。

もし、私の評価に反して使用感が良かったカードや、入れて活躍したなどの感想があれば教えてください。
注文したカードが届いたら早く運用してみたいですね。
ではまた別の記事で。

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