見出し画像

入笠湿原へ(1)

20年以上前、霧ヶ峰、車山にはよく通っていました。
そのころから、入笠山にはスズランが群生している…と聞いて、いつか行きたいと思いながら、毎年、雨だ…だの、交通手段が…などと言っては時期を逃してきました。そんな中、ようやく今年、梅雨の晴れ間のタイミングに、入笠湿原行が実現しました。
これを機会にまた、カメラ片手になだらかな山や高原を歩いてみたいな…とおもったりしています。

タイムスケジュール

 富士見駅着 あずさ3号 9:42
  シャトルバス 10:00発予定 9:45頃発車(1台目)
  ゴンドラ山麓駅 10:00頃発
  ゴンドラ山頂駅 10:10頃着
  |
  ゴンドラ山頂駅 14:00頃発
  ゴンドラ山麓駅 14:10頃着
 富士見駅発 14:39

東京方面からはお約束のあずさで。
車ならもっと早い時間から到着できるのですが、残念…。
降り立った富士見駅は、わずかにひんやりする程度ですが、気持ち良い空気感は高原ならでは…。

ゴンドラの往復チケットで、いいことがありました。
一つは、入笠山のガイドブックをもらえたこと。
もう一つは、往復チケットで今後1年間のうち一度300円オフでゴンドラが利用できること。利用券、なくさないように大切にサブバックにしまいました。

来年といわず、また行くかも…

ゴンドラのチケット売り場のそばに、ヤマアジサイ小径があると聞き、さっそく行ってみることにしました。

ヤマアジサイ

いつも見る紫陽花とは違って、小ぶりで清楚な感じがします。
ちょっと奥まったところにありますので、聞いていないと見落としてしまいそうです。

ゴンドラ山麓から山頂駅まで10分ほどでしょうか。
一人旅の女性と相乗りになり、いろいろお話を聞くことができました。
50年も前に一度お友達と来たことがあるとか。
見るとストックを持っていらっしゃったので、おひとりで入笠山頂へ登られるのかしら…などと思いながら、お話を伺っていました。

まずは、やっぱり「入笠すずらん山野草公園」へ。

外側の花びらの付け根に黄色と紫の網目があるので…アヤメでしょうか。
アヤメとかハナショウブとか見分けが難しいです。

レンゲツツジがちょうど見ごろのようでした。
真っ赤なひと固まりが、いたるところにあって、ああ…山に来たんだなと実感します。

梅雨の時期におなじみのレンゲツツジ。今年も会えました。

はじめてのお花にも出会えました。
ベニバナイチヤクソウ。
もうお花の時期が終わっているようですが、なんとかこの子が残っていてくれました。間に合いました!

ベニバナイチヤクソウ

さらに、ニッコウキスゲがそろそろ見ごろを迎えようとしていました。
夏の初めに咲く鮮やかな花…
この花を見ると、ザ・高原の夏!という感じがします。

ニッコウキスゲ。高原を代表する夏の花。

花々の間を飛ぶ、蝶を見つけました。それも1頭や2頭ではなく、数頭は飛んでいます。公園の係りの方の「もう、飛んでるんだぁ!」の声…。
そう、渡りをする蝶、アサギマダラです。

アサギマダラ
小さな蝶が日本列島を縦断し、2000km以上飛ぶというのが驚きです。

山頂付近のドイツすずらんは完全に終わりを迎えていて、ならば…と日本スズランを探して…どうやら湿原のほうに自生しているらしい…ということがわかって、いざ入笠湿原へ。

さらに、この日一番のお花を見つけることになります…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?