連続小説MIA (45) | Chapter Ⅱ
オーナーに問われたのは、セカンド・ビザ、つまりワーキングホリデービザの延長制度を利用したいと思っているのか、という質問だった。しかしながら、晶馬にとって急務であるのは、今日明日の食事と宿を確保することであり、数か月先のことまでは考えてはいなかった。晶馬は、正直に「よく分かりません。でも、2か月間は働きたいと思っています」と答えた。この場合のI’m not sure. や
May Be.などは日本人がよく使う言葉として認識されている節があるものの、その曖昧な態度は嫌われ、揶揄さ