見出し画像

マリンポート鹿児島にロイヤルプリンセス初寄港

 23日、鹿児島市のマリンポート鹿児島にイギリス隻のロイヤルプリンセスが初寄港した。台湾の基隆から6時15分ごろに来航し、乗船客は観光バスで鹿児島県内を観光した。
 ロイヤルプリンセスは、イギリス船籍のクルーズ客船。プリンセス・クルーズ社が運行しており、全長330メートル・全幅38.4メートル・重量14万7200トンの大きさを誇り、乗客定員はは3560名となっている。プールやジャグジー、カジノやエンターテイメントが楽しめるシアターホールなどがある。また船内には免税店も併設されており、一流ブランドの商品も購入できる。今回はオーストラリアとアジアを22日間巡る旅で、シドニーからブリズベン・ダーウィン・香港・基隆を経由し鹿児島へやってきた。乗船客は3512名で、日本人が63名含まれる。
 マリンポート鹿児島では、夕方からクルーズターミナル内で薩摩切子や鹿児島のお土産品などを販売。外ではキッチンカーも出店した。また出航前から鹿児島市谷山で活躍する鼓工房 粋 のメンバーによる太鼓の演奏も行われ、乗船客はデッキなどから演奏を楽しみ、拍手が沸き起こっていた。ロイヤルプリンセスは、マリンポート鹿児島を夕方17時に出航。最後は鹿児島のおはら祭で踊られるおはら節を踊り、船内にいる乗船客に鹿児島を楽しんでもらった。船が港を離れ始めると、多くの見送り客は手を振ったり、旗を振りながら、声を出したりして船を見送った。船内からも手を振ったり、声を出す乗客もおり、人と人の温かい交流があった。このあと船は高知へ向け出航していった。(記事文作成:運営記者)

鼓工房 粋 による太鼓演奏。雨の中でも迫力ある演奏だった。 23日午後
船の乗客へ向けて演奏を行う 23日午後
マリンポート鹿児島を出港するロイヤルプリンセス 23日午後
集まった人々がロイヤルプリンセスを見送る 23日午後

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?