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国際線機材のプレミアムクラスってどんな感じ?試しに乗ってみようのお話

皆さんは、ANAのプレミアムクラスをご存じだろうか。ANAのプレミアムクラスは、追加料金で短距離ビジネスクラス相当の座席に座ることができ、簡単に言えばラウンジが使えたり(一部空港では設備がないため使用できない)、機内食やアルコールなどの種類豊富なドリンクサービスを提供される上級座席だ。現在プロペラ機以外の国内線仕様機種には全てプレミアムクラスが装備されている。また国際線機材のボーイング787-8型機(240席仕様)とボーイング767-300ER(202席仕様)では、ビジネスクラスをプレミアムクラスとして使用できる。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/flight_service_info/dom-service/premiumclass/ground/

今回は中の記者が国際線機材で運行されるプレミアムクラスを体験するべく熊本空港から羽田空港まで搭乗した。そしてあえて満席の状態でのプレミアムクラスを体験したいため、GW最終日の6日の最終便を狙って搭乗した。

・チェックイン
チェックインは一般的なカウンターと別でプレミアムチェックインカウンターを使用できる。荷物もここで預かってくれる。羽田空港や福岡空港などはお部屋のような感じになっているが、地方空港などではプレミアムチェックインカウンターは絨毯が引かれている。

・受託手荷物
手荷物は40Kgまで無料で預かってくれる。返却時はANAダイアモンドメンバー向けのFIRSTの荷物が返された後に返却される。

・ラウンジ
ANA LOUNGが使用可能。ラウンジ内にはビールなどのアルコール飲料やソフトドリンクが準備されているほか、Wi-Fiやコンセントも完備されている。また名古屋セントレアや一部地方空港は空港が運営している共用ラウンジが代わりに使用できる。共用ラウンジでもアルコール類の提供はある。※ラウンジ設備がない空港に関しては利用不可
今回記者が利用した熊本空港は共用ラウンジ。アルコール類も準備され、ビールは受付でコインをもらってサーバーから注ぐスタイルだった。

・搭乗
group2で優先搭乗で乗ることができる。

・座席
記者の判断だが、座席は国際線の短距離ビジネスクラス相当の座席が準備されている。今回搭乗した短・中距離国際線仕様のBoing767-300ER/76E(WLあり 202席仕様)とBoing787-8/78M(240席仕様)、国内線仕様のBoing787-8/78Dの一部機材には中距離向けのビジネスクラスシートが装備されている。
ANA プレミアムクラス シート|国内線|ANA

・アメニティー
プレミアムクラスでは、パナソニック製のヘッドホンとスリッパは座席ポケットに準備されている。希望すれば毛布やマウスウォッシュも借りることができる。

・コート預かり
プレミアムクラスの利用客で、希望者にはコートや上着を預かってくれる。着陸前には返却されるが、飛行中は邪魔にならないので便利だ。

・お食事/お飲み物
食事は、一部幹線路線では短距離ビジネスクラス相当の機内食が提供される。トレーにて提供され、食器が使用される。一部幹線路線以外では弁当形式の機内食が提供される。機内食は冷たくても美味しく食べられるように工夫されており、記者も食べてみたが冷たいからといって美味しくないと感じることは全くなかった。飲み物はソフトドリンク・アルコール共に種類も多くあり、ノンアルコールビールの準備もある。

・到着後
プレミアムクラスは機体最前方にあるため、一番早く降りることができる。

このような感じのサービスが受けられるのがプレミアムクラスだ。では今回は熊本から東京まで乗った感想を書いていこうと思う。
夕方の熊本空港。出発1時間半前だが、意外と人は少ない。GW最終日で帰省ラッシュの最中ではあるが、あまり人の多さを感じない日だった。今回はプレミアムクラス利用のため、プレミアムチェックインカウンターを利用。priorityタグを付けて荷物を預かって頂き、保安検査場を通過した。搭乗時間まで時間があるため、共用ラウンジのラウンジASOへ。ここのラウンジはJALやANA、カード利用者の特典で使えるラウンジのようだ。運転があるのでアルコールは飲まず、ソフトドリンクで我慢。おつまみも準備され、USB電源やWi-Fiも準備されていた。やがて時間になり、搭乗口へ。今日は満席の予約だという。今回プレミアムクラスの空席待ち希望者もいたようだが、残念ながら予約で全て埋まったとアナウンスが掛かっていた。機内は通路2本で2-1-2の座席配列。足元はかなり広く、かなりリラックスできる。また背もたれを倒しても、しっかり囲われているため、後ろのを考えずに気兼ねなく倒すことのできるシートだ。着席後はCAさんからの挨拶を受け、コートも預かってもらいゆったりする。
離陸してベルト着用サインが消え、すぐにサービスは始まったが、ここが難点。プレミアムクラスの座席数が多すぎて、CAさんの数が足りず、サービスが行き届いていない。これは仕方のないことかもしれないが、何とかしてほしいと思う所だ。座席がプレミアムクラスの中でも後ろの方だったため、結局離陸してかなりたってからようやくドリンクのオーダーが来た。残念ながら運転の関係でノンアルコールビールを選択し、食事と合わせて持ってきてくれた。だが食べる時間がそんなになく、やや慌てて食べる感じになってしまった。食後は日本茶とお菓子を頂き、飲み終えるぐらいでベルト着用サインが点灯。上着を返して頂き、やや遅れて羽田空港に着陸した。今回は階段で飛行機から降りて、バスでターミナルへ送ってもらうパターンのため、早く帰ることはできなかったが、荷物は優先的に返却された。今回は満席のかつプレミアムクラスの多い国際線機材で乗ってみたので、次は座席数が少ない国内線機材でまたチャレンジしてみたいと思いながら帰宅した。(記事文作成:運営記者)

今回のお食事(機内の照明の影響で色がおかしくなっています。)
今回のお食事(機内の照明の影響で色がおかしくなっています。)
アニメティー(機内の照明の影響で色がおかしくなっています。)


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