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オリエンタルエアブリッジ 国内最後のQ200引退へ
長崎県に本社を置くORC(オリエンタルエアブリッジ)は、国内最後の保有飛行機であるDHC-8-201型機を6月30日に引退させると発表した。すでに製造を終えており、構造的な寿命が引退理由だという。今後はすでに導入したATR42-600型機に引き継がれる。
DHC-8-201型機(Q200)は、2001年7月に導入した39人乗りの双発プロペラ飛行機。これまでにJA801B・JA802B・JA803Bの3機を保有。JA801B・JA802Bは2001年から、JA803Bは2020年から導入していた。日本で唯一この機体を使用して運航する航空会社で、主に長崎空港と長崎県内の離島を飛行し、過去には五島福江ー福岡や長崎ー鹿児島・宮崎に定期便として就航する歴史もあった。しかし数年前から老朽化による故障が多く、欠航が多発。Q200の後継機の選定に時間がかかることから、中古機のJA803Bを2020年に追加投入した。導入した中古機は、全席革張りのシートで、内装がJA801B・JA802Bと異なっていた。その後、後継機をATR42-600を導入し、2023年7月から運航を開始。現在は2機体制で運航をしている。すでにJA801Bは2022年8月に、JA802Bは2023年9月に引退しており、日本最後の1機として残っていた。約23年間運行し続けたORCのQ200(JA803B)6月30日の最終日は、長崎ー対馬・五島福江・壱岐を1往復ずつ運航する。(記事文作成:運営記者)
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