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鹿児島から奄美 JALが60周年を迎えた路線と本土から離島への今

 7月1日、日本航空の鹿児島ー奄美路線が就航60周年を迎えた。1日には鹿児島空港と奄美空港で記念式典が開かれている。

 鹿児島ー奄美路線は、観光客需要だけでなく、鹿児島ー奄美間の住民の行き来でも使用されている。特に奄美大島の住民にとっては、鹿児島市内にある鹿児島大学病院への受診や鹿児島本土への用事で利用するケースが多く、また離島の高校では本土への試合や遠征でも船が基本だが、飛行機を利用するパターンも少なくない。

 鹿児島ー奄美に行くには2つのパターンが存在する。一つは船で、鹿児島にある鹿児島本港と鹿児島新港の2つの港から奄美大島を通る鹿児島県内への離島港路を出している。鹿児島新港からは鹿児島の離島を経由して、そのまま沖縄県の那覇まで繋がっている。鹿児島本港からは鹿児島県内の離島で完結する船が出ている。
 もう一つは飛行機。鹿児島空港から奄美へは現在、JALグループのJ-AIR(ジェイ・エア)、JAC(日本エアコミューター)とスカイマークが就航している。3社を合わせた1日の便数は18便。1日9往復の就航数がある。またJALグループ便では航空貨物のサービスも行っていることから、本土と離島の物流もある。
 中の記者は1度だけ利用する機会があり、奄美大島を訪れたが、人の温かさと綺麗な海は忘れられないほど素敵だった。

 60周年を迎えたJALの鹿児島ー奄美路線、1964年7月1日、東亜国内航空(のちに日本エアシステムに改名)が路線開設。1988年に奄美空港が新空港になると同時にジェット機の就航が始まった。
 1992年にはJAC(日本エアコミューター)が36人乗り小型プロペラ機のサーブ340を投入。その後は74人乗りのQ400も入り、鹿児島離島路線の主役はその2機が担っていた。
 2010年からはプロペラ機のみの就航だったが、2017年にはJALグループのJ-AIR(ジェイ・エア)がジェット機を投入し、7年ぶりにジェット機復活となった。
 今はヨーロッパ生まれのATR42-600とATR72-600、がサーブ340とQ400の代わりとして飛び続け、2017年からエンブラエル170も加わって飛び続けている。
 就航60周年を迎え、変わり続ける鹿児島ー奄美路線。また10年後の70周年の際にはどんな変化を見せているか楽しみだ。(記事文作成:運営記者)

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