人吉・えびのー鹿児島空港に乗合タクシー誕生へ
熊本県人吉市に本社を置く「つばめタクシー」は、人吉市内13か所と道の駅えびのを経由し鹿児島空港を結ぶ乗合タクシーを9月1日からスタートした。前日正午までの事前予約が必要で、値段は片道最大2,800円。
今回誕生した乗合タクシーは、鹿児島空港から道の駅えびの(宮崎県えびの市)を経由し人吉市内まで結ぶ。現在鹿児島空港からは、人吉まで向かう高速バスはあるものの、人吉インターチェンジの近くに設置されている高速人吉までしかなく、人吉市街地まではそこからバスに乗り換えるか、タクシーえお呼ぶしなかった。今回の乗合タクシーでは、人吉市内13か所から乗降可能で、停車停留所には人吉市役所や人吉駅のほか、旅館や観光地の前まで向かってくれる。また今回途中の停留所に設定されている道の駅えびのは、コカ・コーラ工場や九州道と宮崎道のJCTがある宮崎県えびの市に位置している。鹿児島空港行の路線バスはこれまでなかったことから、今回初めて設置される。また早朝の早い時間から、鹿児島空港の最終便到着まで幅広い時間で設定がされているため、飛行機で来る乗客にかなりマッチしたものだと言える。
初めて鹿児島空港ーえびの間の路線バスが誕生することに、えびの市の担当者は、「えびの-鹿児島空港間のアクセスにつきましては、これまでも根強い要望があり、市民の方々の利便性が向上したことについて、大変うれしく思っております」とコメントした。また今後のアクセス向上に関して宣伝の仕方などを聞くと「運行に際しては、作成したチラシを自治会へ回覧、市公式ホームページや市公式LINE、Facebookに掲載、プレスリリースするなどPRに努めました。今後も、本格運行の実現に向けて、実証運行が順調に実施され利用実績が高まるよう、運行事業者と連携を図りながら、つばめエアポートライナーに関する情報発信に努めていく所存でございます。」とコメントした。また人吉女将だよりでは、8月に事業の説明を受けていることをブログで公開し、飛行機で人吉に来られる方々にとっては大変助かる事業だと評価した。その上で、「つばめ交通様と連携し多くの県外からのお客様を呼び込む一歩になるよう協力していきたいと思います。」とコメントを残している。
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