肥薩おれんじ鉄道 列車脱線で2日間運転見合わせ 27日昼から線路点検も
鹿児島県薩摩川内市の川内駅から熊本県八代市の八代駅を結ぶ、肥薩おれんじ鉄道の出水ー川内間が、24・25日の2日間運転を見合わせた。野田郷駅での脱線事故が原因で、26日朝から運転を再開しているが、27日昼から線路の点検のため、全線で速度規制を行う。
事故は24日の11時35分頃に発生。野田郷駅の2番線に入線しようとした新八代発川内行きの1両編成の普通列車が、出水方面から野田郷駅に入線する場面で脱線した。乗員乗客に怪我人はない。
今回の事故を受け、国土交通省は鉄道事故として認定し、運輸安全委員会の調査官4名を現場に送り込み、今回の事故による現場検証が行われた。25日には脱線した列車を元に戻して、自走にて車両を移動してから枕木などを交換。26日始発から通常運転を始めたが、27日の昼から肥薩おれんじ鉄道全線で線路の総点検を行うと発表。列車に運休や遅れが出る見込みだ。(記事文作成:運営記者)
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