ドクターイエロー 引退へ

14日、JR西日本とJR東海は現在検測車として使用している923系ドクターイエローを引退させることを発表した。JR東海は来年1月、JR西日本は27年をめどとしている。引退理由は老朽化で、今後は営業車両のN700Sに検測装置を搭載して検査を行う。黄色い塗装で覆われた車体で、ドクターイエローとして親しまれている車両。運転ダイヤは非公開なことから、見ると幸せになれる新幹線と言われている。
 ドクターイエローは、約10日に一度の頻度で東海道・山陽新幹線を走行し、電気設備や軌道設備などの状態を検査している。 JR東海が所有するT4編成は2001年9月から運用が始まり、2005年に登場したJR西日本所属のT5編成の2つで交互に走行しながら検測を行っている。その2つの車両から得られる検測データで、新幹線の安全・安定輸送は確保されていた。
 JR東海では今後、ドクターイエローの引退に際してイベントを予定しているという。またN700Sに検測機器をつける予定だが、内容に関しては今後発表される。(記事文作成:運営記者)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?