麻痺できたのか否か

今日も朝起きてからヒヨ姉…と思い、
一人でレールバイクを乗る姿を想像して心を痛めては、
二人で東京に帰る道すがらを想像して温かい気持ちになったりしていた。

今日も比較的日中は矢も盾もたまらない時間が多く、
外の空気でも吸わないと気が動転しきって一回転しそうだったので、溜まっていたゴミを出したりした。

昨日から垂√に乗り出していて、朗々と話してくれる姿にしみじみと「good…」と思っていたのだが、
吹っ切れてから一人称がボクになったのは驚いた。

というのも、俺のオタクとしての開眼は紛れもなくぷよぷよ7であり、
ボクっ娘のアルルというあまりに可愛すぎる存在にクラクラきてしまいしばらくBOOKOFFでぷよぷよの中古ソフト探す以外のことができない時期があった。

なので安直に性癖かというとそういうわけでもなく、アルルや最上もがのような、逆に他の一人称が当てはめられないような完全体の場合は好きなんだけど
それ以外は割と違和感に感じてしまうことの方が多い。
垂ちゃんについてもけっこうそっち側だったけど、口調や声のトーンが絶妙に変わるのでだんだんそこも好きになってしまった。

そうでなくとも、膨れっ面のとことかで天(井)を仰いでしまうくらいには可愛かったので、ガツガツと旅を進めていった。
説明口調から一人の女の子としての他愛もないセリフに変わるとこ全てがあまりにも可愛い…

高校3年や浪人の時に、旅行行く趣味をそのまま大学で勉強する内容にできないかと思い、急に志望大学を変えたくなった時期があったのだが、
垂の話を聞いているとその頃の欲望がかま首もたげてくるのを自分の中に感じる。
こう言う話、本当に聞いているだけで楽しいしたまらんのだよな
ましてや意外と感情豊か、なおとなしい女の子が話してくれているので。

ところで、日陽√で痛い目を見ているので、結構心に予防線張りながらというか、
垂の些細な変化も見逃すまい、変化があった際には即座に最終日の心の準備につなげるんだ、そういう気持ちで進行してもいた。
だけど、水曜あたりまで来ても終始円満で、チラッと怪しい一文があっても日陽の時ほど露骨じゃなかったし、
1週目だから結ばれるとかはなくても、垂√ではそんなに大胆なアクションも無いんだろうな、朝チュンもエッチもないし、とそう思っていた。

が、最終日手前で急に千尋が決意を胸に抱いてしまったので、
やだーーーーーーーーー！！！！！！！
と思いながら別れまでの一部始終を、全部のセリフに「そんな…」と思いながら見た。
あんなに弱々しくおずおず喋る子が、こんなに堂々たる口調で、
未来を見据えて別れを切り出すなんて…
記事にらしさがないのを、どう思って見てくれてたんだ…どう思ってついてきてくれてたんだ…ごめんよ、そんな…
最後背中が遠くなっていくシーンをわざわざ搭載してるのヤバいって…
ちゃんと未練も見せるしその上でまた断ち切ってくるし…

結局また同じような喪失を味わうことになった。
何なんだこのゲーム。尚更やめられない…

しかし、客観的に見てヒヨ姉の時ほどの衝撃や喪失感ではないの確かだった。
純粋に理由が気になるのでしばらく考えたけど、

・日陽のビジュアル/性格がドストライクで好きすぎる
・仕事の話が自分とやや重なり共感が強すぎる
・最後1週の動きが、日陽の方がデートすぎる
・初めての経験か否か

この辺で差がありそうだった。
けど、これってどちらも平常の俺のテンションに、それぞれの√のノーマルエンドを与えたら返ってくるリアクションについて計算しているだけで、
まず何よりも今、俺は日陽との出会いと別れと結ばれによって完全に精神構造をめちゃくちゃにされている。
落ち着きを保てないことが多すぎて、温かいほうじ茶のティーバッグを買うくらい平常心を乱している。
つまり、シンプルに麻痺しちゃっていたのかもしれない。
そこ感じるとこがバカになっちゃっていると言うか。
それもあり得ると思う。

ただ結局、あまりにも好きすぎる、が正解な気もしていて、
要するに何十時間かのプレイで俺は所謂ガチ恋してしまったのかもしれない。
ちょっと流石に一挙手一投足が愛おしすぎるし、彼女のこれまでと今後のどちらについて考えてもどうか幸せであってくれ、というか千尋のいる人生であってくれとしか思えない。

昨日も書いたけど、これは限界状態すぎないか…？と思ってしまう。
けど絶対に明日もプレイするし明後日もプレイする。
このゲームの全差分自分で見切らないと気が済まないのだ。
ましてや、日陽のアルバムすら、取得率が謎の98%状態だ。

でもって垂とちゃんと結ばれなくてはならないし。
彼女らを失う喪失感と、彼女らが望んだ人といられる安心感という、相反する巨大感情を、
同時に3人分請け負うことになるんだとハッキリ自覚した。
恐ろしいことになるなこのゲームは…。

眠気の中、おざなりにプレイするのは許されないのでそろそろ寝ることにする。
昨日は結局、どんどん垂の素の一面が見られていくのが楽しくて遅くまでやってしまったから。
寝て明日の風雨来記に備えよう…

俺、風雨来記で風雨来記みたいなことやってる？？