まさかの結末!誰にも予想できない大どんでん返し!

今朝はここ一週の中でもかなり健やかに目覚めた。

当然、多少は「風雨来記…」と思う時間はあったけど、
8時手前にテレビのリモコンに手を伸ばせたので(普段なら何のリモコンも触る気になれない)、
今日は代打MC誰なんだろうと思っていたらザコシが奇声を発しながら登場してきて、
声出して爆笑した。
相当元気出たなこれで。

そのおかげか日中もずっと調子が良く、溜まっていた仕事もサクッと消化した。
サクッと行きすぎて調子に乗っていたので一件忘れかけた予定もあったけど、
こんなにスムーズな1日があるのかというくらいスムーズに夕方まで過ごした。

こう言う日は何の準備も完璧にできるもので、ラヴィットでやってたドミノピザのランキングで、美味しそうだった2位のピザをMリーグ見ながらちょうどいい頃合いに頼む、という生活がうまい人の生活を送っていた。

今日はかりそめ天国のスペシャルもやっていて、始終面白かった。
ローストビーフの地位は高すぎるよな本当に。
けど俺は湯葉は、高2の修学旅行の際霧島で食った懐石が美味しすぎて、中でも未だに覚えているのが湯葉で、依頼神格視しているので同意できないところもあった。
庵治のホテルで聴いた曲と、霧島で食べた湯葉、これらだけは人生をかけてもう一度体験しないといけないよなあと思っている。

夜はちあり√をノーマル√感想するまでやった。

…と、こう淡白めに書く事になると思っていたのだが、最後の28日目に、日陽のと時にも比類する、バカでかい喪失の衝撃が待ち構えており、未だにキーボードから手を離しジャージを強く握りしめたりして、平常心を保つための動作を挟みながらこれを書いている。

いや、本当に油断していた。
リリは今までで1番創作物っぽい子というか、クセのある強い愛嬌があってゲームとしてプレイし甲斐があるというか、自分を、ゲームプレイしてる人、として一個置いてシナリオを読み進められる感覚があった。
日陽は見た目も性格も好きすぎてゾッコンだったし、垂は話が面白すぎて食い入っていたから。

2回目会った時や3回目会った時の違和感もどこかで回収されるものとして認識しながらプレイしてたし、記憶喪失じゃないなと断定できてからは、付知峡での出来事はほぼなるほどね、くらいのリアクションで過ごせていた。
あんなケンカになるとは思わなかったけど…、というか絶対に千尋が悪いよ、ごめんよ…

ただ、結婚に関する話の初出の際はめちゃくちゃ面白い話題だと思って、かなり前のめりに読み進めたな。
軽さとか雰囲気はすごく結婚をゴールと捉えてそうな子からものすごく建設的な意見が聞けて、結局それは特殊な性質がゆえなんだけど、その改修も過不足なくて気持ちがよかった。

雰囲気の軽さゆえ、事を深刻に捉えてなさそうなイメージがどうしてもあったから、もう3人目の√だし、
「ちょっと関係は進展するけど、リリにもリリなりの決心があって別れる」くらいの事は織り込み済みのはずだった。
かなり俺は、リリを侮っていたとおもう。
そうはいっても言い出そうとして言い出せない様とか、のひコンの結果に託してくるとことか、んぐっ…!ときてしまういじらしさの加速もあるにはあった。
けど全体を通して、話してくれる過去のことにも日陽や垂の時ほど悲壮感はないし、いじらしさは感じても強い同情とかはなく、浅めのテンションの浮き沈みでこのシナリオを終えられると思っていた。

けど、
今ならわかるよ、とリリが切り出したあたりから、風向きが変わったのを感じた。
何か、物凄く千尋の後押しをしようとしてくれている、不自然なくらいつよい力で。
誰かの想いを犠牲にしなくちゃ、生み出せないような力で…

もう家に帰らないと、という言葉から感じる重みが全く変わっていた。
ただ帰るだけではない。卒業式と同じ。家に帰るのは同じでも、明日から出会う人が全く違う…

そして、ここでお別れです、
という、どういうテンションの誰からきいても胸が締め付けられる言葉のあと、

リリは…ちありは、バンダナを外してきた。
これは予想がつかなかった、だってそんな事したら…!
ちありは、紛れもなく内面を好いて一緒にいてくれた。けど、人の外見からは内面は出ない。伝えられない。
好いてくれたこの人格が、今もどこかにあることだけ分かってても、絶対にもうその持ち主を見つける事はできない。
日陽とだって垂とだって、またどこかでね、そういって別れて、またどこかで会えたら、会えるのだ。
けど、ちありにはそれすらない。出会えない。どこかにいて、誌面で活動の痕跡は辿れても、絶対に…。

ちありがバンダナをポケットに押し込んだ瞬間、ずっと彼女が悲壮感なく、親しげに話してくれたその症状とエピソードのおかげで、
瞬時にそれを理解した。できてしまった。愕然として動揺が止まらなかった。

なのに!さらにちありは、今度からはこれは千尋が頑張るためのものにして、と続けてきた
そんな、そんな事って…!
どれだけ相手を思いやれたらその決意ができる?それをそのまま伝えられるんだ?
どれだけ自分の思いを押し殺したら…!
つけてさえいれば、つけてても頑張れるのに、またどこまで会えたら、その可能性だけは残る、のに…??

正直、そのあとどう千尋が折り合いをつけたか、どう別れたかが思い出せない、衝撃的すぎて、ちゃんと見たのにかき消されてしまっている。
残ったのは大きな衝撃と、頬の感触だけ…(現金)
抱きしめてしまうけどなこんなの…

エンディングのあとには何のシナリオもなくタイトル画面に戻ってきてしまった。
本当に感情が一瞬にして爆撃され、とりつく島もなく、途方に暮れてしまった。
ちありのアルバムを見たら66%だった、まだ2/3…
何としてでも、残りの1/3を取り切らなくてはならない、あまりにも悲しすぎる、仕方ないと割り切るには、あまりにもちあり一方だけが背負いすぎている…

今日の記録を終えたら、もう一度シナリオを見て、よくよく脳に焼き付けて明日のプレイにつなげたいので、そうする。記憶ないとこもあるし。
(追記)名前を、呼んでくれている!名前を、見た目も区別のつかない相手に対して、あまり意味の持たないはずの名前を…!最後に…!
またこの呼び方が声色がセリフが…!またどこかで、じゃないんだよな、さよなら、なんだよなぁっ…!!
泣き出せるならその方が気持ちが楽になれそうな、そのくらい切ない気持ちです。
どうして最後に名前を…ありがとう……

しかしまあ、文字1行でものすごいインパクトがあるもんだ本当に、底知れないこのゲーム…。
一昨日くらいTwitterで名前も拝見できるクリエイターの方は軒並みフォローしたのだが、
その際コタチさんが発売日に投下してたヒロイン3人の集合絵を何の気無しにダウンロードした。
今では日に日にこの絵が持つ重みが増してきている。大事にしなきゃな…
何を?って感じだけど、漠然とそう思っちゃうな。

色々やりおおせてない事はあるけど、明日で主だったヒロインとの日々も終わりだ、その事もめちゃくちゃ哀しいね…

ところで、流石にここまでの体験をしていて、こんなに強く心を動かせるコンディションもないので、連休は岐阜に赴きたいと思っている。
時節柄配慮は相応に必要だろうけど、どうしても実際に訪れて自分が何を思うかが知りたい。

どこに行こうかな。


皮算用:済