聖地巡礼の準備

実家のベッドはすごく体に馴染んでいるというか、要は寝心地が非常に良く、
久々にぐっすり寝られたので遅い朝ごはんだった。

実家にいることの一番良くない点は、ダラダラしたまま1日を過ごしてしまうこと。
もちろんストレスフリーに過ごせるから色んな意味で回復はできるんだけど、
昨日ちありに「変わりたいなら自分から動かないと」と諭してもらっている身分としては何もしないわけにはいかぬ、と思い
風雨来記でヒロインたちと巡った場所のリストアップを始めた。

(本当はここにGoogleスプレッドシートのリンクを貼って共有したいのだが、閲覧だけできる設定がうまくいかず放置している)

書き出してみると結構多く、本当に岐阜を巡ったんだな…としみじみした。
これやってる目的は、自分も岐阜に行って思い出の地を巡りたいのだが、バイクはおろか車の免許も持っていないので、公共交通で訪れられるのか、られるならどことどこはセットで巡れそうか、そういうことを調べるためである。

プラス、今は季節が冬。冬季通行止め/閉鎖や、あとはコロナによる休業とかにより、前情報なしに突撃してしまうと痛い目見る可能性がある。
その辺を、自分がどこ行きたいかな〜と思いつつまとめていった。

日陽はバイク持ってるからいいとして、垂は確かに駅近郊かバスで訪れられる場所が多め、これもいい。
けど、ちありには「どうやってここに…?」というスポットが少しだけあったな。
2、3日空けて会っているから別に不可能だとか矛盾しているとかではないので、想像の余地って事になるだけだけど。

大体2時間ちょっとで結構見やすくまとまったが、
結構多くのスポットが東濃か飛騨の東側、高山本線沿いにあることがわかった。

これはあんまり嬉しくない事実だった。
もちろん、元々俺は鉄オタなので効率よく乗り潰しなんかも進めたいというハラだったのだが、高山本線は富山まで通じる路線。
スポット巡りのために使うだけだとどうしても最北のスポット以北が富山まで未乗で残ってしまう。
しかも富山近辺は新幹線開通でJRが飛び地になっているから余計行きづらい。

なので、富山に前乗りして北から訪れようかな、という事に決めた。
常に他県に後ろ髪引かれながらの旅にはしたくないもんな。

あとは行きたい場所優先で何箇所いけるか…1スポットに移動だけで5時間くらい持ってかれそうなのもある(帰雲城址。かなり行きたい。)し、どこでどう泊まるかも含めて結構難しい。
そりゃキャンプセット持って動く事になるよなあと痛感した。

ちなみに宿泊に関してはこれ調べ始める前は普通にビジホとかネカフェで考えていたけど、今は馬籠とか飛騨古川とか下呂とか、ちゃんと観光地にもなっている場所にかなり惹かれている。
どこかスポットのウェブサイトがあったとして、アクセス方法だけがまとまっている事はあり得ない。当然、その場所の魅力とか歴史の説明、観光地寄りならご飯や宿泊情報も出てくる。
この2時間のネットサーフィンは、風雨来記の側にあるのに見えてなかった現実の、ホントの部分に視界が開ける感じがして楽しかった。

風雨来記の中では宿泊がほぼ事務作業というか、チョイスの発生するものではない位置付けだから気づかなかったけど、少し現実のフィルターをかませるだけでこんなに選択肢で溢れる、そこが、感覚的な話で、彩りに溢れる感じがした。
食事についてもそう言えるし。毎朝のコーヒーに毎晩のビール、ハツシモ炊いたりハム焼いたり色々描写はあるけどそれらは全部自炊だから(ゆえに余計日陽と諏訪湖でご飯食べそうなのとか、垂と夕食とる描写は急にリアルでグッとくるものがある)、
実際どこで何食べるか、旅行において時間を取ると旅程に制限が出るからむしろ難しい部分なんだけど、やはりワクワクする。

ワクワクはいいけどそこも考え始めるといよいよとめどなくなってしまうので、
一旦元の目的に立ち帰る事にした。
今回の旅行の意義は「風雨来記をやったから岐阜に来ちゃった、という体験」それ以上でもそれ以下でもない。
あまりにいいコンテンツすぎて、そこに描かれている場所に行かなくては気が済まないので気を済ませるのである。
変にせっかくだから精神でプラスアルファの楽しい体験がしたいわけじゃない。
結構文字通りの聖地巡礼だなと思った。
楽しみたいんじゃなくて、行く事に意味がある。
ゲームで得られた感覚を現実に持って行った時、自分がどう思うのか、そこだけが重要。
日陽が、垂が、ちありがいない、その不在を感じるのか、それはそうと俺がその場所に来ている事を淡々と感じるのか、はたまた彼女らが今日はいないだけでどこかに…と感じるのか…。

今までは、旅情を感じたい、も楽しさに加えるなら、とにかく楽しさを最大限にする事と乗り潰しだけを考えて旅程を立てていたから、こういう事は初めてだった。
効率重視でスポットをなるべく多く、もいいけれど、やはりプレイしていて思い入れの強い場所に行きたいよなーと考えているうち、
とりあえずもう一回プレイしないともうよくわからん!と思い、
まだ達成できていなかったのひコン1位√を走って1位だった。嬉し〜〜
どの記事もバズって普通に承認欲求満たされちゃったな、こんな楽しさもあるのかこのゲーム…

結果的には郡上八幡とか岐阜羽島とか行きたい場所が増えちゃっただけなので、場所の選定は一旦明日に回して、
今度はテイラー√やったりして夜は過ごした。

オリンピックは、昼はスノボとアイホ、
夜はジャンプとモーグルを行ったり来たりしながら見ていた。
ジャンプ一本目で優勝を手繰り寄せたあの感じアツかったな〜

クラシック音楽館の「展覧会の絵」もちょっと聴いた。有名すぎて忘れがちだけどプロムナードはファンファーレのあとが良すぎる。染み渡るんだよな弦が。

個人的には結構忙しなくmエネルギッシュに使った日曜だった。
ここからの平日がむしろ、どれだけ週末にエネルギーを溜め込めるかの勝負になる。
やはりそのためには早寝早起き、それでいて日記の継続。
もう日記が短くなる気しかしないけど、千尋は毎日テントで他所に向けた文書いてたわけだしな、そのくらいはがんばらないとか。

現地行ったら書きたい事とめどなく溢れるだろうから、夜はゆっくり時間とらないとな…

皮算用:済