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新しいカタチのドラマ!?コロナ禍で制作されたリモートドラマ

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令された今年。そんな状況下でもできること、新しい試みをしよう!と奮闘したドラマが作成されました。リモートでも会話劇がきちんと成立するんだなと思わされた2作品をご紹介します。

1.ダブルブッキング

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©NTV

<あらすじ>主人公の雄二は同じ日、同じ時刻に2人の恋人とオンラインデートをダブルブッキングしてしまっていたことが発覚する!2人と別々のパソコンで両者を行き来しながらなんとか誤魔化そうとする。会話をしながらパソコンの中で友人とチャットをしたり、話している内容について検索をしたり、デリバリーを頼んだり…。「画面を読む」ことで見る人を飽きさせない新感覚のリモートドラマ!

これはぜひ!!リモートドラマに食わず嫌いせず観てほしい!できれば、なんの情報も得ず、観てほしい!!(できる限りネタバレは控えます…)主人公の雄二を演じるのは千葉雄大さん。かわいらしい表情とコミカルな演技が最高です!オンラオンデートのダブルブッキングが発覚して焦る様子や2台のパソコンを行き来するドタバタ感につい笑ってしまいます。彼女①彩を演じるのは佐津川愛美さん。話し出すと止まらないキャピキャピ感があるにも関わらず、意外と鋭いツッコミ…!彼女②マヤを演じるのは奈緒さん。ちょっとぶりっこでワガママな年下の彼女感がかとってもかわいい。それに翻弄される雄二も見ものです。

詳しいことは何も言えないのですが、本当に本当に、細かいところまで考え尽くされたドラマ!!!なのです。その後?裏側?を描いたHuluオリジナルコンテンツは本編を観たら観たくなる…!はず。リモート撮影ならではのNGシーンやキャスト3名のインタビューやコメントも現場の雰囲気の良さが感じられます。40分でサクッと気軽に観られますし、何度も言いますが、必見です…!!!


2. A day in the home Series.『きょうのできごと a day in the home』

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©2020SS/ROBOT

<あらすじ> 緊急事態宣言により私たちの暮らしは一変しました。店舗や施設の使用制限や休業要請、イベントの中止、映画館は休業せざるを得ない状況に追い込まれ、人と会うことができなくなった。少しの笑いと少しの人間的な自虐を込めて、新型コロナ感染拡大のために外出を自粛する東京の人々を描きます。

「A day in the home Series.」は『GO』などのさまざまな作品を手掛けてきた行定勲監督がお届けするリモートで撮影されたショートムービーシリーズ。ご紹介するのは『きょうのできごと a day in the home』。柄本佑、高良健吾、永山絢斗、アフロ、浅香航大、有村架純という豪華キャストがオンライン飲み会を舞台に会話を繰り広げていきます。物語のスタートから自然な会話が繰り広げられていくので、「あれ?これは本当にただのオンライン飲み会?」と思わされてしまうほどのナチュラルな雰囲気。一人ずつ好きな映画を語り合うシーンは本当にこのキャストたちにオススメされているような感覚に…!!ドラマなのか、リアルなのか…?今の時代だからこそ出来る作品です。

以前、Youtubeで配信していたときにはなかった、行定勲監督と高良健吾さん、柄本佑さんの対談がHulu特別版としてドラマのあとに配信されています。(約42分くらいからスタートします)行定監督がこの作品にどう挑んだのか、俳優2人がこの作品へどのように向き合ったのか、「緊急事態宣言」という初めての状況に何を考えたのか…特殊な環境、撮影方法、演技についてなど、さまざまな想いが語られています。


そんなリモートで作成されたドラマの「その後」となる緊急事態宣言後を描いた「A day in the home Series.」第三弾「映画館にいく日」の配信がスタートしました。有村架純、椎木知仁(「My Hair is Bad」)がカップル役を演じます。

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©2020SS/ROBOT

マスクをしての会話、ソーシャルディスタンス、新しい生活様式…私たちが戸惑いながらもニューノーマルに順応したように、今しか描けない、今だからこそ共感できるような内容になっています。

コロナ禍で作成されたリモートドラマ。初めての経験をどう作品に残すのか、考え抜かれた良作をぜひ、Huluでご覧ください!


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