★今更ですが・・・令和3年度の障がい者福祉サービスの報酬改定から就労継続支援B型の現状を僕たちが実際に事業を始めた実績から考えてみる。

令和3年度の障がい者福祉サービスの報酬改定から
多くの人たちは高い工賃を支払うことのできる事業所と
居場所づくりに特化する事業所に分かれるのでは?
という予測をしていたようです。
これは新たな加算から想像できることです。
B型サービス費Ⅰ・Ⅱを算定する場合は工賃特化、
B型サービス費Ⅲ・Ⅳを算定する場合は居場所特化、
そんな図式があったようです。

僕もこの一ヶ月、報酬改定の内容について超勉強しました!
報酬改定についての内容をみたり解説などを聞いたりして
実際に僕なりの検証をしてみました。
 
まず、僕たちの事業所は居場所づくりに特化する方針です。
でも定員20人未満、7.5:1の人員配置で1万円未満の
B型サービス費Ⅰを算定します。
なぜなら、B型サービス費Ⅲ・Ⅳでしか算定できない
ピアサポート実施加算や地域協働加算の要件を満たすことは
到底できるはずもなく、むしろ工賃をあげる方が
ハードルが低いと思われるからです。

実際にグループ企業であるけど別法人の高齢者施設の
清掃業務やオムツを捨てるために必要な新聞紙袋の作製で
高齢者施設の人件費を大幅に削減できることから
それなりの委託費を受け取ることができるのです。
(※ 県にはこの方法についての正当性を確認済み)
それの委託費を利用者に分配すれば1万円以上も
将来的には可能です。
しかも、納期がないため利用者や職員が追い込まれることなく
安心して就労Bの作業が遂行されるのです。

利用者の居場所づくりを推進するために一番必要なのは
納期なしに安定した委託費を受け取る仕組みを作ることです。
ピアサポートは大切だし地域連携も大切ですが、
ピアサポート加算のハードルは普通に高すぎるし、
地域協働加算は、工賃と連動させなきゃいけないという
なぞの要件があるので完全に本質とずれてると思います。
まあ、加算とは別にピアサポートも地域連携も進めるつもりですが。
 今後も就労Bについて、いろいろ記事にしたいと思います!

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