復興創生インターンOBOGコミュニティ 第一回公開イベント【第0回コーディネーターゼミ】 ~各エリアのコーディネーターってどんな人たち??~

 復興創生インターンOB・OGコミュニティが起こるきっかけとなった、復興創生インターン生によるオンライン飲み会〜みんなでその後を語り合おう〜で発案されたオンラインゼミ企画の走りとなる、第0回コーディネーターゼミ〜各エリアのコーディネーターってどんな人たち??〜が2020年4月11日に開催されました。その様子をレポート形式でまとめましのでご覧ください。

目次
・コーディネーターゼミとは
・概要
・コンテンツ
・ビジョン
・今後について


①コーディネーターゼミとは
 4月5日に開催された復興創生インターン生によるオンライン飲み会〜みんなでその後を語り合おう!にて話が行われた「OB・OGグループでゼミをできたら面白いのでは?」という話が出ました。その話から、北三陸エリアコーディネーターの木村さんの「コーディネーターに興味がある人にコーディネーターについて知ってもらえる場を作りたい!」という思いがきっかけとなり、それぞれの地域コーディネーターについて知ってもらい、コーディネーターはどんなことを考えてインターンを行っているのか、それぞれの地域はどのような特徴があるのかについて各地域を代表するコーディネーターに語っていただく場です。
 また今回は今後のオンラインゼミ開催に向け、どのような場を作っていくか、参加者にゼミとはどのような場か、またこのコミュニティがどのような繋がりがあるなのかを知ってもらうための目的も存在しています。

②概要
開催日時:2020年4月11日(土)21時〜23時
開催場所:zoomオンライン場
各地域の参加コーディネーター:
■北三陸エリア:木村 優哉さん
■釜石エリア:城守 理佳子さん
■大船渡・陸前高田・住田エリア:八田 浩希さん
■気仙沼エリア:小林 峻さん
■南三陸エリア:山内 亮太さん、太齋 彰浩さん
■仙台・女川エリア:松浦 智博さん、徳水 璃都さん
■石巻エリア:松本 裕也さん

コンテンツ
Ⅰ:グランドルール説明
Ⅱ:OBOG会の経緯について説明
Ⅲ:主催者より今回のイベントの説明
Ⅳ:ブレイクアウトルームでのアイスブレイク
Ⅴ:パネルトーク
Ⅵ:学生からの質疑応答
Ⅶ:アンケートのお願い、OBOG会運営へのお誘い

コンテンツ
Ⅰ:グランドルール説明
今回のイベント開催に際して以下のグランドルールが戸上さんより共有されました。
・読んで欲しい名前@参加者:インターン参加地域CDN活動地域
 EX:トガミ@女川、石巻
・ビデオは基本ON
・発言者以外のマイクは基本ミュート
・質問はチャットへ(惜しげもなく使おう!!)
・リアクションは取るように!!
 コミュニティ発足より1週間であり、まだ学生同士の素性がわからないため名前とインターン先がわかるようなルールです。イベント中の進行を妨げないような配慮されたルールの設定が行われ、グランドルールの設定によりイベントの進行がスムーズかつ、学生に配慮されたルールでありました。

Ⅱ:OBOG会の経緯説明
 今回がOBOG会、初の学生主体イベントであったために立ち上げ人である石巻エリアコーディネーター松本さんよりOBOG会の経緯の説明が行わレました。
今までなかったのなんでだろう?という疑問から始まり、今季参加者を含めると780人くらいいるOBOGの縦の繋がりを作りたい。という思いと、コロナで家に篭ってるからできやすいかと思った。コロナでマイナスなことが多い世の中だが、ポジティブなばしょになれば良いと語られました。

Ⅲ:主催者により今回のイベントの説明
 今回のイベント主催者、北三陸エリアコーディネーターに木村さんよりイベントの説明が行われました。
木村さん自身2019年度春のインターンが初めてのコーディネーターとしての仕事でした。その中でコーディネーターは人によってスタンス、考えていることが違うから、今回のイベントから自分の中のCDNとはどんなものなのかはっきりさせたいという思いと、OBOGコミュニティを発展させ、気軽に声を上げみんなでやれる場を作りたいというOBOG会への期待を込めたイベントであることが共有されました。

Ⅳ:ブレイクアウトルームでのアイスブレイク
 zoomのブレイクアウトルーム機能を使い、それぞれの部屋に振り分け自己紹介と今回の参加理由を10分で共有しました。

Ⅴ:パネルトーク
 パネルトークは各エリアのコーディネーターが持ち時間およそ10分で木村さんの投げかける質問に答えたり、他のコーディネーターとの会話が行われました。


■釜石エリア:城守 理佳子さん(パソナ東北創生)
釜石エリアの特徴としてラグビーワールドカップがあったからワンチームを目標としたインターンを行っています。
数字目標より過程を重要視していて、繋がりがインターン後も広がっていきます。
次回、インターン卒業生にコーディネーターをやってもらうというビジョンもあります。
学生からの意見として、インターンが終わってからも仲良くなれる空気という感想や、いろんなことに巻き込んでもらい、多くの繋がりを作れた場所だという感想が出ました。
■大船渡・陸前高田・住田エリア:八田 浩希さん(wiz)
wizイズムの八田さん。別名:ジャックナイフ八田
最初はガッツリやるやつこい!という感じだが、関わっていくうちにウェットな関係担っていく人です。
インターンでご飯を食べているコーディネーターで四国とほぼ同面積である岩手県全体がフィールドで内陸のインターンも行政事業として活動しています。
木村さん:「学生と企業どっちに寄り添ってインターンをしている?」という質問。
八田さん:『企業9:学生1』という考えをもち、学生のために何かしようとしても結果うまくいかなかった経験がある。企業・地域のためにやることが結果的に学生のためになるのでは。という考えでした。
■気仙沼エリア:小林 峻さん(まるオフィス)
 出身東京で移住9年目、2015年からまるオフィスで理事。
 学生時代に2008年から2011年ETICでインターンしていて、大学一年から馬車馬のようにはたらいて、その中で面白い人ともたくさん出会ったという経験があり、インターンが自分の起点となったから、自分の好きな気仙沼という街でできたら嬉しいなという思いでやっていらっしゃいます。
木村さん:気仙沼に来る学生の特徴、きて欲しい人どんな人?
くくりずらい…地域を目指してくるよりもプロジェクト目指してくる人が多い。
どれくらい学生がやりたいか。というところを大事にしていて、そこにマッチした人にどんどんアプローチしていく。その多様性が楽しい!毎回空気感が違う。
木村さん:峻さんにとってCDNという立ち位置とは?
重いな!!笑、という笑いも生まれながら一言で言うと…みんなのいいところを妄想していくこと!!と語られました。
■南三陸エリア:山内 亮太さん、太齋 彰浩さん
 3年前から一緒にコーディネーターをし、次世代の人づくりをしています。
二人は毎回自分たちが興奮してインターンが終わると話し、企業側からもそのような反応がある。そしてインターンロスに企業も出てきているようです。インターンを通してそのように、企業が変わっていくのを目の当たりにしています。
 話をしている中で山内さんより学生に対しての質問が出ました。
山内さん:なんでみんなCDNに興味あるの??必死になってやってて企業に興味持って欲しいのになんで俺たち?
学生:「地域に入って働く」というキャリアの一つの理想形だなと思っているのが一つの理由です!
コーディネーター同士の会話の中で
松本さん:地域に入りやすい入り方としてCDNと言う立場があるのでは?
太齋さん:20年入ってる。中の人であり、外の人でもある。少し離れた視点が大切。
松本さん:亮太さん最後に色紙とかもらわずに終わる方がいい
亮太さん:最初は学生に寄り添ってたけど企業が人材を活用できるようにする方が企業にとって良い。きっかけを作ったことで関係性が深まって、企業が色紙をもらって、自分たちがもらえない関係性の方が学生にも企業にも良い!
という学生と地域、企業とコーディネーターの距離感を大切にしていました。
■女川エリア:徳水さん
自身もインターン経験者で松浦イズムを受けていました。
女川は故郷の隣町で故郷の近くで仕事がしたくて女川でコーディネーターをしています。
特徴として、学生はプロジェクトから入るけど、街全体で学生を受け入れた形になっています。どの学生もいろんなひとからアドバイスを受けてインターンをしていました。
自身のコーディネーター感として、企業:学生への比率はわからないけど生活圏が女川にあって企業にいくと、企業はいずれ彼rが大物になった時に女川のことを思い抱いてくれたらいいなと言っていました。
学生からの感想として、徳水さんは年が近くなんでも話せる!女川は街全体で受け入れられている感があった!という声が出ました。
■統括:松浦さん(ワカツク)
復興創生インターン切り込み担当であり、統括の松浦さん。自分はインターンの事務局であり、担当を持っていなくて少し寂しがっているみたいです。
松浦さんは切り込んでいく担当であるが、その凄さは大人になって気づくシステムとなっています。
■石巻エリア:松本裕也さん(FIsherman Japan)
 石巻エリアにはコーディネーター団体が2カ所(FJ、巻組)がありFJは漁業関係のみで、巻組は他の所と似てる。FJは水産業を変えていくからまちづくりではありません。そのために学生も企業へのインターンという意識と、FJにインターンにきているという感覚が強いようです。
 松本さんのコーディネーター感として企業にまじでよらない。理由として、今まで通りの水産業をやってたから水産業は大変であり、企業がこれでいいやと言っても、水産業のあるべき姿はこうだからやろうぜ!と学生に企業を引っ張らせるスタンスをとっている。
 学生時代ワークキャンプを経験し、価値観の違う人たちが共同生活をすることで、価値観が変わるという経験をして、全員が同じ家に住む(シェアハウス)をしないといけないというルールがあるからです。
シェアハウス:家のキャパが12人。男女混合。
学生からの期待があったテラハのような展開はないとのこと…
松本さん自身、一緒に水産業を変えようぜ!という思いから家にずっといて、学生の表情を見続けています。
またOBOGから寮母をつけ、ともにコーディネーターとして企業訪問も一緒にしたり、募集要項を学生がかくなどの仕事をしつつ学生のメンターです。
そして、松本さんのスパイでもあります。
石巻エリアはシェアハウスを大切にしていました。

学生質問(全部載せます。)
・これから水産業はどうなる??
水産業はやばくて水揚げがない。販路もない。
根本的にあり方を変えなきゃやばい!!

・ワークキャンプ中にテラハあった?
あった!!笑
シェアハウスでの必勝法教える?

・寮母めっちゃ機能している
さえしん
寮母の存在はあってなんでも言える関係だった。
今日どうだったと聞かれると全部話す
学生に近い
インターンに入る前はわからなかった寮母のそんざいが
シェアハウスの環境も良かった

松浦:CDNはプロジェクトを作った人はわかっちゃうからフィードバックが甘くなる。
漠然とわかっている人が聞くと話せるようになる
複数体制を引くことは大切

北三陸石黒くん
質問OR感想
CDNのイメージは好きなことをやっているイメージだった。
身近で好きなことを仕事にしている人がCDNで好きなことを仕事にするってどうなの?
安定している仕事ではないけど。
挑戦的な意味で仕事にしているってどうなの?
八田:安定不安定ってこのご時世どうなの?
松本:好きなことをしてるでしょ?
松浦:好きなことを目指している
八田:どうにかしたい!!って時のファースト権限である人
小林:CDNって立場を選んでいる

大船渡エリナ
インターン生と地域会社の板挟みになった時の葛藤は?
松本:ない!!目指す方向性がはっきりしているから、迷ったらこっち!というビジョンが見えているから
八田:→←これが板挟み ↑↑という競争を作る
大船渡ありさ
CDNと話している時に自分である程度課題が見えている時に自分で考えさせるのか、ヒントを与えるのかそのバランスってどうなってるの?
八田:難しい!他の人のが聞きたい!その場合によるかなぁ
松本:悩むうう
松浦:タイミングによる!!終わりの日が決まってるから残り数日の時はいう!
山内:企業さんにアドバイスさせるために、企業にアドバイスする。
   いっぱい言っちゃう企業さんがいた。仕事に容量が出せない学生が来た時に待ってあげることで、考えが出てくるということが企業にとっての学びにもなったことがあった。(松本同意!!)

松本:時期によって違うCDNの気合い入れる時期いつ?
八田:仕掛けとしては中間で入れていく
城守:企業も学生も見たくないところが出てくる。むしろ見えない方がこわお!
1週間くらい前からやばいんじゃない?とみせる。MTGして動いていく
何仕掛けようかな?って考えている。中間が一番面白い!!
松浦:中間はまらないと怖い!
城:やばいところを拾いすぎるのがCDNでいいのか?
八田:さらっといこうとする企業は危ない
小林:他の企業の人にアドバイスをもらう。地域のメンタリング力を上げていく
他の経営者に言われることで経営者がスイッチ入る
松浦:中間研修は本当に大切な場所である

学生間の炎上
小林:最初に来る!1週間目に来る
松浦:面談の時点である程度わかる

松本:最終報告会の立ち位置は?
松浦:終了研修の立ち位置はてんでバラバラ
小林:他の地域は見たことないなぁ
松本:石巻、女川は合同でやる。最終報告会にのぞむ姿が違う
   松浦さんを含めてズバズバやる
   企業への報告を終えてやるから振り返りの時間となる
徳水:コロナの前は街への終了研修的だった
カノン南三陸
南三陸で2回、エスカで1回
地域ならではの口コミ、繋がりがいい
亮太さんがこんな人がいるよと教えてくださったりした
今はETICでインターンしている。
人生で一番大事なインターンだった
町内研修をする。街全体として目指しているところを学べる。
インターン先は違えど目指しているところを学べるのは南三陸特有?
みんながオープンでみんなが相談乗ってくれる企業のひと
山内:企業と学生が一緒にこんなことやるという発言をする
しほ:横のつながりがあるからこそ、別の企業に行っててもアドバイスをくれる

大喜:終了報告会の時巻組のときに色が違う!と言ってたけど松本さんから聞いた時に面白かった。巻は地域、企業に対してどんなことができたのかというところがFJと違った。
最終報告会は。
FJは内省させすぎて泣きまくって徹夜しているという儀式がある。
巻組はシェアハウスは男女違う。だから仲がいいのかな?
男女で分かれているということはあって男子の中で仲良くなった!
しょうじ:巻組シェアハウスは全然違う。年代で違うのかな?
基本一緒にご飯を食べていたから話すことは多かった。
お互いの愚痴とか話していたってのちに聞いた。

ゴボウ:復興創生やると100%成長していると思うけど、この学生この企業だったらもっとうまくいくだろうなとかあったり、もっとこうしたらいいのではないかなと狩るのかな?
だざい:組み合わせは無限大にあるから、少なくとも2、3回目やると引き出す力は強くなるけど、同じようにやったらできない。学生の雰囲気と企業の受け入れ力を考えながらやらないといけない

何かをつかむきっかけを作るのが中間研修や終了研修だったのかなと思う。
松浦:CDNなら100%の人っていない
CDNをやったら課題歩が見える見える!!

岩本(丸森)
VENTUREFORJAPANで気仙沼にきた
菅原興業
復興創生から東北に関わるきっかけになった。
インターンに関われるかはわからないけど、受け入れる側になれることが嬉しい
復興創生がおわったらどういう位置づけでやっていく?
八田さんはやり続けるとして、
気仙沼もやる
わかつくもやる

松浦:可能性はゼロではない!
追跡調査が始まる。
みんなのキャリア次第で続く可能性がある!!
FJもやるかな?やり方は変わっても!
釜石も考えている!学生が入るきっかけはインターンであり、内定決まってもVFJからい岩本:入ってCDNをやるきっかけになる。実戦方インターンシップはいい!!中長期もやれたらいいね!という話を頭でしている!笑
インターン生が入ることで地域に風を通し耐性をつける!
利害関係のない学生が入ることで架け橋になる!!のかな?

⑦アンケートのお願い
チャットへの投稿と、イベントページへの投稿、FBへの投稿をした。

⑧今度の展望
FBに今後のコミュニティを作っていこうと投稿した!
現在6人 星の動きから始まっている
このコミュニテイから動きが生まれたらいいな!!
アンケートにコミュニティ運営希望調査欄がある。参加のグラデーションはあってOK!
大人たちがサポートします!

CDNゼミ
木村:CDNオンラインサロンをしたい
その人にとって深く掘って行きたい!どういう流れを辿ったのかとかを深く掘っていくかいを定期開催したい!
CDNのかたも時間とって欲しいとのお願いがあった。
今回の場が、基盤となってみんなが声を上げれる場所を作れたらいいなと思います!
という話がありこの場は終了しました。

この場を終えて
今回の場は非常に流れがうまくいき、それぞれのコーディネーターの意見もたくさん聞けた場でした。
チャットでの盛り上がりがあったが、学生は自分のエリアのコーディネーターとしか関わりがなく、その地域の人が話しているときは内輪になってしまっていました。
 誰かが質問を投げかけ、誰かが答え始めるとチャットが活発化するので、今後、質問が投げかけられてから応答まで速やかに進められるようにすると、もっと活発的なチャットになるのではないかと考えられます。

文責:星 空之介